11月4日 自分の感情を抑えることができない母親です

今週も、番組をお聴きいただき

ありがとうございました。

今週は、ラジオネーム  匿名 さん からの

ご相談でした・・・

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中学受験を控えている小学6年生の男の子の母親です。

息子のテストの点数がよくないと、小テストであっても

親のほうが焦ってしまい、小言が止まりません。

息子はこれから大変な時期を迎えます。

わかってはいるのですが、自分の感情を抑えることができません。

どうしたらいいでしょう。

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安藤先生からのアドバイスです♪

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お母さんが自分の感情を抑えることができないぶん

その感情をぶつけられた男の子の方が感情を抑えて我慢をしてる、

ため込んでしまうようなことはあると思います。

まずちょっと厳しい言い方かもしれませんが、実はこういうことで

この先でもっと困ったことになるっていうことを

ちょっと想像してみてもらうといいかもしれません。


いろいろ全国の事例の中にもあるんですけれども、

ある子が受験に失敗したわけなんですね・・・

お母さんは当然顔色を失って、非常に落ち込んだ。

それを見た子供が、「自分のせいで親にこういう思いをさせてしまった」

っていうことで自分を非常に責めるんですね。

自分はもうこれ以上頑張っても仕方がない人間なんだとか、

またその反動で親に対して、非常に反抗的になっていたっていう

ケースもありますし、

こういうことで、まだ今小学6年生だからということで小言を言っても、

親がぶつけることができても、

まだ、正直そこまで力がない小学6年生です。

黙って言うこと聞いて我慢をするのかもしれませんが

何どこかで、溜め込んだ本当の感情をお母さんに対してぶつけ始めたり、

またぶつけることができずに、自分の中で自分を責めすぎてしまったりします。

「テストの点が悪い」じゃすまない、もっと大変なことになるケースだっ

あります。


そういったことに思いを馳せてみると、

今のテストのことで小言を言う、その向こうにある

その代償と言うんですかね、今そのことによってふりかかってくる

これから先の色々な困りごと、そこに思いをはせると、

いまここで感情に任せていくというのはやめようということが

お母さん自身のブレーキになると思います。


自分の感情を抑えることができない、抑えることができればいいのになと

思う人たくさんいると思うんですけれども、

今例えば自分の感情を抑えることができないからといって

その感情を撒き散らしてしまったら、その向こう側で何が起こるだろうか、

その先でどういうことが待ち受けているだろうかっていうことに

思いを馳せるする習慣をつけることが重要です。

それから

感情を抑えることの一つのきっかけになるのは、

見方考え方を変えるということです。

成績が上がるということに注目した時に、

成績が上がるいちばんの第一条件は、

本人が成績をあげたいって心から思うことなんですね。

本人が成績をあげたいと心から思うと、だいたい成績は上がります。



お子さんに小言をいうことが、本人が成績を上げたいと思うことにつながるのか

繋がらないのか、

危機感を感じて本当にやろうと思うんだったら、

それは一つ方法かもしれません。

しかしそうではなくて、

本人が成績を本当にあげたいという気持ちから遠ざかってると思うならば

この小言には全く意味がないということです。


お子さんが幸せに生きていくこと、将来健やかに伸びていくこと・・・

そういうところから考えると、

その子に合った生き方、その子が心地よくストレスなく伸びていく

ような広い目線から見て考えていただけると

お母さんの感情の捉え方も変わってくるんじゃないでしょうか。

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