1月6日 子どもの言うことを何でも聞くと・・・

新しい年になりました!

みなさま、今年もよろしくお願い致します!

今週は、母親3年生 さん からの

ご相談でした・・・

******************************

3歳の男の子をもつ母親です。初めての子育てです。

実の母に、子どもの言うことを何でも聞いて、

子どもの希望をかなえてしまうと わがままに育つと言われました。

本当にそうなのでしょうか。

******************************

安藤先生からのアドバイスです♪

******************************

確かに、それはあると思います。

特に3歳の子は、何が良くて何が悪いかもよく分からない状態ですので

それをすべて叶えてしまって「それは OK」っていうメッセージを

子供に与えてしまうと、いいことも悪いことも

何もかもよくわからないまま、それでいいんだっていうことになるので

それをワガママと言うかどうかは別として、ふんべつは付きにくくなります。

「わがままに育つ」という言葉がいいかどうか分かりませんが

人に迷惑かけることもかけないこともふくめて

何もかもよくわからないままになると思います。

3歳という年齢は、大切なことは二つあります。

一つは、「しつけ」です。

もちろん難しいことを厳しくし過ぎても、子供はよくわからないですから

本当に良くないことだけ、例えば「物を投げる」とか「人に噛み付く」とか

それはダメと、きちんとしつけをするということがしっかりと効く年齢です。

もっと言えば、その時にしっかりしてないと、直そうとしても

だんだん難しくなります。

もうひとつ大事なことは、「愛されてる」という実感を

子ども自身がしっかりと抱けるように、スキンシップとか言葉かけとか

様々な時間を共にする、つまりは「愛しているよ」っていうメッセージを見せ

しっかりと子供に与えていくことです。

心からの愛と、「しつけ」ですね。

3歳って言うと、おもちゃとかお菓子とかほしがったり、

スーパーでもよく見かけたりするんですけれど

今日のご相談のように、何でも聞いて何でも希望を叶えてしまうのは

やりすぎになると思います。

「言えば買ってくれる」のはそれは違うと思うし、

かと言って、希望を叶えない...もちろんこれも違うと思います。

3歳っていうのはある程度お話すれば、しっかり分かる部分もあるので

「今日はこれだけね」とか「もうそれで終わり」だとか

「お約束する」、そういうことをしっかりお話しすればいいです。

駄々をこねたらこねただけ通るっていう形にはしないことが

もちろん重要です。

しっかりとお話しして加減を教えてくってことは大切です。

子供が「最近、ウニを食べてないなー」とか、

昔と比べて 高価なものも比較的手頃に手に入れられるようになったりとか

子供も大人っぽいことがいっぱいできるようになったりとか 、

よく「子供は外に遊びに行ってらっしゃい」と言ったり、

「大人の時間でもう子供は寝なさい」とか「大人になったらいいけど

子供のうちはダメよ」とか言いますが、

だから子供は 「早く大人になりたいな」「自分も立派になりたいな」

「そしたら自分も責任を持てるようになれば、

それだけの自由も手に入れられるんだから」って

そういうような 大人になろうっていうのがあす。

しかしだんだん子供でも、おとなと一緒に遅くまで起きていられたり

子供でも大人と一緒のもの食べたりとか、

責任もまだない中で一緒のことができると、

子供からすると、「べつに大人にならなくてもいいや」

「 大人になりたくない。いつまでも子供でいたい」

「責任なんて負いたくない」 みたいなことになります。

したがってやはり、良いも悪いも

子供は子供、大人は大人っていう、ひとつの線引きが必要だと思います。

何でもかんでも聞いてしまうと、ちょっと良くない意味での

勘違いもありますから、ある程度は加減のいいところの線引きは

必要だと思います。

大人は「かわいそう」「これだけやってあげないと」とか

大人側の可愛がり方、かわいがりたいなという気持ちとがあると思いますが

でもそれをしなかったとして、子供は本当にかわいそうなのかとか

惨めになるのかって言うとそうでもなくて

子供は子供の世界の中で案外たくましいものです。

愛情をしっかりとかける 愛情をもって見守ること

しっかりと愛情を注いでいるスキンシップも含めて

ポジティブな言葉かけも含めて

愛情たっぷりの見守りがある それが大切です。

3歳は、決してておくれではありません。

初めての経験は不安ばかりかと思いますが 頑張って下さい。

*****************************

安藤先生へのご相談は

メールフォームから お気軽にお寄せくださいね!