2月10日 勉強の習慣をつけてあげなかった

今週も、番組をお聴きいただき

ありがとうございました。

今週は、匿名希望 さん からのご相談でした・・・

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中学1年生の娘(一人っ子)がいます。

のびのび育てたいと思い、これまで、「勉強しなさい」とうるさく言わず、

「見守って」きました。が、それは「ほったらかし」だったのだと

今になってとても反省しています。

中学に入って成績が下がり、私も焦っています。

塾にも行きたがらず、家で勉強もしない・・・。

勉強の習慣をつけてあげなかった親に責任があると反省しています。

今からでも、親にできることはないでしょうか。

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安藤先生からのアドバイスです♪

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のびのび育てたいと思って、ほったらかしだったっていうのと

勉強しなさいってうるさく言っていくことの間に

たくさんのやり方がいっぱいあるわけです・・・

のびのび育てたいということは悪くないと思いますが

かといって勉強しなさいとうるさく言う・・・この2択ではなくて

間がいっぱいあるわけです。



もう中学1年生なので、まあこれから勉強していくことの意味

またはその中学生の次の高校生、

そして人生、これから自分でそうやって力をつけていくことが

どういうことにつながるかって言うことを語り合うことだってできますよね。


のびのび育てたいと思って、ほったらかしだった、しかし

同時に、のびのび育てながら、本人は「なんだってできる、やろと思えば出来る、

自信を育む」ということがやっぱり必要です。

中学に入って成績が下がる一方だとすると、のびのびはいいんですけども、

本人は、「私は勉強できない無理だ」という自信が失われてる可能性もあります。

そんな時、
・・・お母さんは、思いのまま、娘さんに伝えればいいと思いますよ。

私はあなたが大切

あなたがこれから先、勉強の意味、人生の意味、

これからの行き方、キャリア・・・・いろんなこと話ししながら

お母さんはこういう気持ちだったから、

あなたをのびのび育てたいと思っていた。

だけど今成績を見るとちょっとお母さんは反省している。

自分も責任があるんじゃないかなと思ってる。

だけどお母さんは、それで暗くなったりあきらめたりしてる訳じゃない。

あなたには可能性があるし、本当はやればできる子だっていうことも思っている。

お母さんもこれからできることは見守っていきたいと思うし、

一緒になってあなたの勉強のことにも興味を示して来たいなって思う。

なぜなら・・・

これから先のあなたの人生は、お母さんにとっても大切だから。

・・・・・このように、そのまま伝えれば良いと思います。



勉強しなさいってうるさく言うまでに、これを語りあって、

いかに自分が娘さんを愛しているかっていうことを伝えて、

そして、勉強する事がこれからの人生にどういう意味をもたらすかっていうことを

伝えて・・・・。

やれることはたくさんありますね。

親子の会話はたくさんできると思います。

そういうことをやっていく中で、やがて、塾に行こうかなとか、

家でもやろうかなとか、そういうことになってくんだと思いますから

形にとらわれることなく、まず、お母さんが自分の本当の気持ちを

うまく娘さんに伝えていく、そういうことが大切なんじゃないかなと思います。




お母さんが、娘さんがこれまで育ってくれ中で

のびのび育てたいなっていうのも愛情ですし、

今勉強の習慣をつけてあげられなかったなーっていう風に

自分で反省をされてるのも、これも愛情なんだと思います。


「そういう愛情がすごくあったんだ、それは今すごく思ってるんだけど

ちょっと最近焦ってるんだお母さんは実はね、

あなたはこういうふうな人生がこれから頑張ることで開けてくと思うし、

そのことに対してお母さんもすごく応援したいと思ってる」

・・・そういうお母さんの本音を言うことによって、

娘さんのその心のコップが上を向きます。

心のコップが上を向いてない状態で「勉強しなさい」と言っても、塾に行っても、

それは心のコップがそれで上にもかかってるとなかなかそうじゃない。

一人っ子さんっていうことですので、お母さんとの関係もきっと

そのぶん深いものがあるんだと思います。

だとすると、お母さんの本音をしっかりと娘さんと話すことで

娘さんの心のコップをまず上に向ける、

そしたら今度は勉強のやり方の話になります。

分からなかったところに道を戻って、

塾も、遡って教えてくれる個別指導の所であるとか様々な

それぞれの塾がありますから、

娘さんにあった塾を探してみましょう。

「ここから教えてあげてほしい」とか、

「最近自信がないんだよね」って言ってるとするならば、

褒めて伸ばしてお子さんのペースでやってくれる所に行くといいでしょう。

こころの方向を上に向けて、それから、やり方を探す。

娘さんの心のコップを上に向けるのは、母と娘の会話だと思います。

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