3月24日 親が子どもの勉強を見るときに注意すべき点

今週も、番組をお聴きいただき

ありがとうございました。

今週は、中1女子の母 さん からのご相談でした・・・

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中学一年生(この春からは2年生)の娘がいます。

これまでの定期テストの結果があまりよくなかったので塾をやめました。

今は私が勉強を見ています。が、勉強を教えるとお互い感情的になり、

口論になることもしばしば。

でも、娘のほうから「教えて」と言ってくることもあります。

親が子どもの勉強を見るときに注意すべき点を教えてください

口論にならない方法も...お願いします。

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安藤先生からのアドバイスです♪

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まず、中学生のお子さんが宿題、勉強をすることについて・・・

自分の成長のために、その単元は大体分かっているけど

この問題が分からないからその分からない所を教えて・・・という風に

自分の状況がある程度把握している場合と、


一方で

ただこれは宿題だからやれと言われたからやっている、

これをやったところでどうなるかもイメージは出来てないんだけど

でもこれは言われたからこなさないといけない、

・・というふうに、どのような考えでやっているのかでも

全然違うわけです。



「これは宿題だからやらなくちゃいけないかな」

「言われたからこなすためにやっている」

・・・というような場合だったとしたら、

「この問題教えて」と言われて教えたところで

それではその課題をこなす手伝いになっているだけですので

あまり成績が変わってくことにはきっとならないでしょう。

とにかくただ、「教えておしえてもらうのは便利」ということです。

こなすために教えてもらって便利になりましたっていう話ですね。

塾も、定期テストの結果良くなかったのでやめましたっていうことですけれども、

塾のいいところは、今は本人にとってやるべき問題、

必要な問題は何なのか、どれをやるといいのか、

それが解けなかった時にはどこまで戻るといいのか、など

そういう問題をどうさせていくかで目利きをするところが

一つの塾のいいところです。


とにかくみんなと一緒に進むんだという塾じゃなくて

一人一人に寄り添って、今やるべき問題は何か、とくべき問題はどれか、

この子にそったやり方はどれか、解けなかった場合はどこに戻ればいいのか

・・・これって結構時間がかかるんですよね。



だから親御さんが多分普段の中で、分からない問題を教えるぐらいの時間は

あると思うんですけど、今申し上げたように

本人の力をつけるためのやり方やるべき問題、解くべき問題、

戻るべき場所・・・

そういうことを全部構築して行っていこうとすると

大変時間かかります。

塾が必要なのはそういう部分ですよね。



本人に合って、寄り添って、一人一人のそのやり方、

やるべき問題、取るべき問題というのを

構築してくれるところ(塾)を探せば、良いというふうには思います。



親が子どもの勉強を見る時の注意するべき点についてですが、

これは難しいんですけれども、

娘さんの方から教えてって言ってきたとき、

親の方から「これをやろう」って言って投げかけたその問題が

その娘さんにとってミスマッチしてるとしますと

結果が出せない(わからない)場合が出てきます。

その問題だけを捉えてしまうと、「なんでそんなんわからないの」とか

「こんなのもできてないの?普通でしょ」となるわけです。


親御さんが子どもの勉強を見る時は、全体で組み立てながら見ないと

どうしてもその問題だけを見ると感情的になってしまうのです。


もちろんメンタル的にマインド的にもこれぐらいできて普通じゃないかって

親ならではの子供に対する愛情の裏返しで

期待が高すぎると当然のことながら、

なんでこんなことができないんだという心の部分あると思います。

しかし、その心の前に、前回の組み立てがあって

そして二人三脚で歩いてくんだっていう覚悟でもって

時間をかけて一緒に取り組むというものがベースにないと

それはもうその問題だけ短期的に見ても、感情的になりますよね。


そのトータルで時間をかけて、全体的で面で見てこうと思うと

時間をとれるならいいですけど、取れない場合は

そういうことをしてくれる専門のところ(塾)で、

本人に合った塾をということになるじゃないかと思います。

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