5月19日 将来の夢「何もない」という小5の息子

今週も、番組をお聴きいただき

ありがとうございました。

今週は、ちょっとショック さん からのご相談でした・・・

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先日、小学5年生の息子に将来の夢を聞いたら

「別にない」と即答されました。

何か一つでも夢中になれることを見つけてほしいけど、

親の気持ちを押し付けるのも違うような気がして...

こんな時、親としてはどういう反応をすればいいのか、

なにかかける言葉があるとしたら、どういえばいいか、

教えていただきたいです。よろしくお願いします。

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安藤先生からのアドバイスです♪

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親としたら、「僕の夢は これなんだ」とか、

たくましい言葉を聞きたいという気持ちもあると思いますし、

なんかそういう言葉を聞けば、親としても 頑張れって

応援 もしやすいし安心もするとそのような気持ちにはなろうかと思います。



確かに一昔前は、将来の夢は勇ましく答える人は多かったですけれども

ところが 今は、自分の夢は これなんだっていう子が

少しずつ減ってきてるのは事実です。

親としたら 勇ましく、なんか夢を語ってほしいと思うと思うんですが、

その前にやることとしては、

夢を無理やり持たなくても

とにかく いろんな体験を この子にさせてあげたり体験を増やすことです。

それをもとに世の中を語る、そういうような時間を

たくさん取るのです。

世の中を語るっていうのは、いろんな場所で働いてるプロの方々

例えば レストランだったとしたら作っている人のことを話題にあげたり

色んな場所でいろんな大人の姿を見せていくのです。

テレビの向こうでもいいですし、いろんな場面で

いろんな大人がいるんだということを折に触れ、

会話の中で少しずつ練り込んでいくのです。

そういうようなことで 息子さんのアンテナを少し高めていくのです。

そういう中で少しずつ 興味が 何かしらに湧いてきたりします。



以前は、「夢」といえば、

「お金持ちになるために これをするんだ」とか、

そういうような一つの大きな物差しがありました。

しかし、最近の傾向は、「自分らしく行きたい」とか

「みんなと一緒になって協力したい」とか、

「周りを笑顔にしたい」とか、

「お金持ちになる」というのとまた違う価値観が

子供たちの中にも芽生えてきてるように思います。



ですので 「勇ましく何かを成し遂げる夢」だけじゃなくても

日々の学生生活を送ってる中で、だんだん「自分はこういう 空気感が好きだから

こういう風に 仲間と一緒に 力を合わせることが好きだから」とか

そういう中で自分の道を開いてくっていうこともたくさんあります。

焦らずに日々を明るく元気に楽しく過ごす、

小学校5年生は少し自我が芽生えてきてますから 、

体験を増やす、 経験を積ませる、世の中を語り合う、

そういったところ 家族としては気にかけていけばいいんじゃないでしょうか。



将来の夢の前に・・・

日常の生活の中で、何か一つでも夢中になれること、

それを本人が探して見つけていくといいですね。


夢中になるものを見つける、しかしその一つ 一歩手前で、大人が、

「何々すべき」とか「こちらが正解 こちらが間違い」のようなものの言い方

ついしてしまう 傾向はあると思うんですけれども、

そうすると 子供は、自分のやりたいことというよりも

「こっちで大丈夫かな。こっちで間違ってないかな。正解なのかな。

どうなのかな」ってそういうことに気が入ってしまって

自分が本当にやりたいこと、これでいいんだっていう風な自信がなくなり、

やりたいことがもし仮にあっても、

これでいいんだろうか っていうような戸惑いが出てきます。



夢中になれそうなことも夢中になりにくいということがでてきます。

普段の会話の中で 「何々すべき」っていうような言葉を少し減らしていって

それと同時に、いろんな経験をさせる・・・。

そんな中で自然に、子供は自分の気持ちのままに動くということを

少しし始めると思います。

その中の1つが、夢中になれることにつながってくる、そのような気もします。

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