5月26日 お金の使い方、きちんと教えるには?

今週も、番組をお聴きいただき

ありがとうございました。

今週は、小4男子の母親 さん からのご相談でした・・・

******************************

子供のお金の管理やお小遣いについて相談です。

今年のお年玉の半分を「大事な時に使いなさい」と伝え渡しました。

が、いつの間にか全部使ってしまっていました。

一気に使っていたのでびっくりですが、叱ったものの、

ちゃんと説明しなかった私も反省しています。

お金の使い方について、きちんと教えるにはどう言ってあげたらいいでしょう。

アドバイスお願いします。

******************************

安藤先生からのアドバイスです♪

******************************

まずお金の話だけしますけれども、
一気に使ってしまったことを叱っても効果はありません。
一度そのことによって、お金がないということで困る経験をさせないと
なかなか身になってはわからないんじゃないかなという風に思います。

いかに困る経験を作っていくか、です。
例えば、お小遣いについて。
「今月はこれですよ」って決まった額を渡して、
なくなっても一切渡しません。

言うことを明確にして、困る経験をわざと作っていくとか
方法として一つはあると思います。


これはお金のことだけじゃないんです。
例えば、ご飯で好きなものを全部 先に食べてしまう。
嫌いなものだけが残った。

自分の食べたいもの、やりたいことばっかりを優先してしまう。

... お金の使い方もそうですよね。

欲しいものがある。 後で 残らない。でも自分は今それをしたい。
そしたら、 その「したい」が勝ってしまって、使ってしまって、
後にはもう何も残らない。

つまり、後のことを考えることもなく、その時の自分の気持ちで行動すると
ご飯前にお菓子が食べたい、おやつが食べたい、そういう時に
お菓子 おやつを食べると、あとのご飯が食べられなくなる・・・

こういうことをもし許してるとしたら、お金のことだけ 管理しなさいと言っても
難しいですね。

ご飯だからお菓子を食べるのはやめておこうとか

そこは考えようとか、ご飯のことから お金のことを教えてくことができますね。


つまり 心の動き なので、お金のことだけじゃなくて他のことでも
教えることができると思います。


このほかには・・・例えば、「お片付け」。
次に出しやすいように片付けよう、とか。
遠足とか学校の行事の準備は、お子さんが自分で、
明日のことを考えて、未来に少し思いを馳せて逆算して考える・・・。

こういったところから、実は、お金の使い方を教えることはできますね。


こういうことを教えるのにちょうど小学校4年生は 境目です。
小学校3年生までは、どちらかというと 親が手を出してもいい

助けてもいいと思います。
お金のことを言うのも合わせて、そういったところを アプローチすることによって、
後のことを考えながら行動することにつながっていくんじゃないでしょうか。



むしろ お金のことよりも先に、「準備」とか「片付け」とか

こちらから先にアプローチした方がいいと思います。

これは毎日のことですし、日常のことですし。
心の持ち方を習慣化させるには、準備とか片付けの方が適してるでしょう。


ご飯とお菓子についても、こういうことからしっかりと トレーニングする方が
適してると思います。


お金のことは、例えば家族でどこかに出かけたとき、

「じゃあ今日のお小遣いはこれだけね」って、まあ それが
300円でも500円でも渡して、

今日は1日、自分が欲しいものがあったら、ジュースを買うとか
そういうような事に使いなさいと少し自由を与えて、

ちょっとずつちょっとずつ 練習をしていくのです。

1日あるのに もう朝一番で全部使ってしまったら、
午後から喉が渇いたって言っても、「それは知らない」というふうに
そういう時こそ実は「困った」って言ったらシメシメです。

ほーらやっぱりってことですからね

困った経験をわざとつくりだして、

こうするとこうなるんだということを経験で覚えさせるってことですね。
まあそういうようなことを、わざとそういう場面を作るなど、

お金に関してはやっていくといいと思います。

****************************

安藤先生へのご相談は

メールフォームから お気軽にお寄せくださいね!