今週も、番組をお聴きいただき
ありがとうございました。
今週は、匿名希望 O さん からのご相談でした・・・
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小学2年生の息子は、人見知りで、自分から友達に声をかけることが苦手です。
休み時間一人になったり、友達の輪にも入っていけないようです。
2年生になって最初のころ、担任の先生に、息子が一人にならないよう
気にかけてほしいとお願いしましたが、最近、また登下校で一人になっていたり、
元気がない様子が見られます。
もう一度先生にお願いをしようかと思いましたが、
息子だけを特別扱いするわけにもいかないでしょうし、
面倒な親だと思われるのではと思うと、少しためらってしまいます。
でも、息子の様子が心配です。どうしたらいいか迷っています。
アドバイスいただけると嬉しいです。
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安藤先生からのアドバイスです♪
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この息子さんが、本当に1人っていうことを悲しく思ってるのか、
1人を楽しんでいるのか、 1人だから かわいそう、
1人だから仲間はずれになってるとか、
心配、とか、大丈夫かな、とか、
親だから当然そういう風な気持ちにはなると思うんです。
しかし、これは本人と話をして、本当の気持ちを聞いてみて
そこで、 「1人がむしろすごくいいんだ」というような気持ちでいるならば、
親が「1人じゃだめだ 一人じゃダメだ」っていう風に
言い過ぎることもなく、本人のいい人付き合いを
これから見守ればいいと思います。
でも、本人が、「本当はみんなと仲良くしたいけど一人になってしまうんだ」とか、
「本当は悲しく思ってるんだ」とか、そういうことだったら、
何かしらの手助けをしてあげるべきですね。
なので、まずは、最初の段階で本人の話をきくということです。
お子さんの気持ちはここにかかれていませんが、もし 本当の気持ちを
お母さんに、「本当になんか無理するのでもなく一人で全然いいんだ」
逆に「1人じゃ悲しんだ」とか
もし本当の気持ちをお母さんに言えるとするならば、全然心配ないです。
本当の気持ちが言えるところがあればいいんです。
自分の気持ちをできる場所があればいいわけです。
それがもしお母さんだったら、それでいいわけです。
いつも言いますけど、お母さんは太陽です。
お母さんは最後の砦です。お母さんのところで本人が自分の気持ちが言えたら」
何の心配もないです。
1人で楽しんでるんだったらそれもそれで 別に見守ればいいと思います。
次に、この息子さんが本当の気持ちの中で、
「一人では実は悲しく思っている。本当はみんなと仲良くしたいのに」
って思ってる場合について話しますが、
今回もしそうだとすると、この息子さんは何らか人と接する時に
自分の中に不安がよぎるんでしょうね。
不安がよぎるから その一歩が踏み出せないということだと思います。
となれば、そのよぎる 不安を安心に変えていくしかないですね。
その不安を安心に変えていくっていうのは、
とにかく不安なのにもかからず「友達に話しかけに行け」といっても
なかなか難しいですので、最初はまずお母さんが一緒になって
どこか 自分以外の誰かしら と接してる所で後押ししてあげるといいです。
大人とでもいいです。 つまりは 人と接すること、人と接するところに行って
お母さんも一緒になって接して、うまく彼にパスを出してあげる。
そのような場面を繰り返すことで不安を安心にしていくのです。
人っていうのはそんなに不安に思うものじゃないんだっていう風に
安心に変えていく、つまりは不安を上書きしていくということですよね。
安心に上書きをしていくのです。
もう1つ重要なのは その時のお母さんの心の中ですね。
心の中ってなかなか見えないのでコントロールしにくいんですけれども
お母さんが「大丈夫かな 大丈夫かな」 ってすごく心配で心配で と
思えば思うほど心配した通りになっていきます。
したがって、お母さん自身が「もう大丈夫よ」って ケラケラ と笑って
おおらかにおられることが大事です。
そのお母さんのキラキラって笑って おおらかな様子を見てることで
子供さんは安心すると思います。
「安心しなさい」と言葉でどれだけ言っても、だめです。
横でお母さん見てたらなんか不安になってるのが馬鹿らしくなってきたな
ぐらいの、お母さんのおおらかな様子を見せるのが
実は一番の安心につながると思います。
お母さんと一緒に行動することが まず 重要で、
そこで 人と接してく体験を積み重ねることが重要なんです。
その時、お母さんを見てたら全然不安なんか感じなくてもいいんだと、
そういう風に思えるようにしていく、そこから始めるといいと思いますね。
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