今週も、番組をお聴きいただき
ありがとうございました。
今週は、匿名希望 BB さん からのご相談でした・・・
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小学校5年生の息子なんですが、要領が悪くて心配です。
やってる割に勉強がはかどらない。頑張ってるようなんだけど、
なかなか成果がでない。一生懸命やったことがあまり評価されない。
それと、ノートの字が汚い、書き順がめちゃくちゃ。
宿題が終われば遊べるのに、時間がかかって遊べないこともあったり、
勉強中ボーっとしていることもよくあります。
私が家にいるときは軌道修正していますが、塾に行かせたほうがいいでしょう
なにか良いアドバイスいただきたいです。
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安藤先生からのアドバイスです♪
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まず、効果が出る、成果が出る というのは
時間 ✕ 気持ち
です。
だから、時間をたくさんやったとしても、
あまり気持ちが乗ってなかったりとか、
何のためにやってるのかわからなかったり、
「ただ これをやっとけばいいんでしょ」とか
それぐらいの気持ちでやってたり、
つまり、気持ちの数が少ないと、時間の数が多くても、
掛け算すると やっぱり 成果 出ない、ということなのです。
お子さんは、「やってる割に勉強がはかどない」ということは、
そこそこ やってるんでしょう。
それから 「時間がかかって遊べない」、 つまり
遊びも犠牲にしてまで 時間をかけて勉強やってるんでしょう。
しかし、成果が出ない。
また勉強中 ボーっとしているということは、
気持ちの入らない時間を長く過ごしてるって事ですよね。
となると、このお子さんに必要なのは、「時間」ではないですね。
「気持ち」ですよね。
今 気持ちが乗ってない、気持ちが乗らないということです。
そうすると、この子の気持ちを乗らせてあげるためにはどうすればいいか、
ということになります。
「私が家にいる時は 軌道修正」ということですが、
小学校5年生っていうのは、 親に褒めてもらいたいという気持ちもあるんですが、
年齢的には 親以外の人に褒めて欲しいという気持ちも 芽生えてます。
だんだん、小学校5年生6年生とか大きくなってくると
親に褒めてもらうのも嬉しいけど、それだけじゃ しらけるんですよね。
いつまでも親 ばっかりなのかな~世の中の人に褒めてもらうと
より一層 嬉しいなって まあそういう気持ちが芽生えます。
したがって この小学校5年生の息子さんは、
親に褒められるだけじゃなくて、親以外の人に褒めてもらえることによって
気持ちが乗ってくる可能性はあるんじゃないかなと思います。
「塾に行かせた方がいいでしょうか」とありますが
結論的には、金銭的によければ、行かせることをおすすめします。
しかし、塾にもいろんな塾がありますので、
一言で言うとこの子の気持ちを乗せてくれる塾がいいと思います。
その子の気持ちを乗せてくれる塾、その子をよく見て 褒めてくれる雰囲気。
この子の話をよく聞いてくれるような雰囲気、
そういうところに行くことで、この子の気持ちが乗ってきて、
時間かけた分だけ成果も出てくると、おもいます。
人は、頑張る時に能力があれば頑張れる、能力の範囲で頑張れると
思ってしまいがちなんですけど、
だから能力を上げればいいと思ってしまいがちなんですけど、
本当の本当は、やっぱり 自己肯定感
(自分のことが好きとか自分に自信がどこかであるとか)です。
この自己肯定感の範囲で、人って頑張れるんだと思うんですよね。
能力があっても 自己肯定感が低かったら、やっぱり 頑張りにくい。
だけど 能力があろうがなかろうが
自己肯定感が高ければ、粘り強く 諦めず
自分で気持ちを込めてやっていけると思うんですよね。
これは非常に重要なことで、今の教育って能力を上げよう 上げようとしてますが、
でもその前に重要なことは、
一人一人が自己肯定感を上げていかないと、頑張りきれないわけですよね。
諦めてしまう。
本当の教育、本当の子育ては、
自己肯定感 あげてあげることなんですよね。
本人が自分のことを好きになれるようにしてあげること、なんです。
そのことに 今 これまでの教育っていうのは
あまり重視してこなかった部分があると思います。
例えば、「人よりも 順位がよければいいんだ」と、 それも重要だと思います。
でも長い人生を、 その子が生きている時に
ずっと財産になって残るのは、自己肯定感 です 。
親が、元々のベースを作って、自己肯定感を上げていく。
ある程度の年齢になると、社会的に、
どこか塾でも何でもいいんですけども
いろんな場所で自己肯定感を上げてくれるようなところを探してあげる、
これも重要だと思います。
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