8月18日 口酸っぱく言っていたら真面目過ぎる子になってしまった

今週も、番組をお聴きいただき

ありがとうございました。

今週は、ブラウン さん からのご相談でした・・・

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小学2年生の息子のことでご相談です。

以前から「約束を守る。自分がされて嫌な事は他の人にもしない。

『やめて』と言われたらすぐにやめる」と口酸っぱく言ってきました。

その結果、真面目で正義感の強い性格になったのですが、最近は

真面目過ぎるのでは、と心配になってきました。

息子はルールを守らない子がいると注意しないと気が済まないようです。

言い方もきついようで、同級生と口喧嘩になったこともあります。

「言い分はわかるけど、優しい言い方にした方が良い。でないと

敵ばかりになってしまうよ」と説明したのですが

1人でも大丈夫」と言われました。

1人でも平気」なのと「味方がいなくて孤立」するのは全く別物ですが

その辺りはまだ想像できないようです。

今後、どのように説明していけば良いのかわかりません。

何かアドバイスを頂けると嬉しいです。

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安藤先生からのアドバイスです♪

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親御さんは、とても愛情をかけて、

「こうでありなさい」 と、今とても気持ちを込めて 言ってるんだ と思います。

しかしこれは、メッセージとして子供に何が伝わってるかというと、

「こういう風にできる人は〇です」「こういう風にできない人は✖です」

こういうことを言っているのに繋がってしまう可能性があります。


以前から 口 酸っぱく言ってきました、そしたら本当に

そうなってしまいました・・・と。

そして今度は そうなってしまったら、子供のほうが他の子に対して

「こういう人は許せるけど こういう人は許せないんだ」と。

それで口喧嘩になったりする・・・。



すると、お母さんは今度、
「いろんな人を認めた方がいいよ」そういう人が〇です。

「いろんな人を認めない人はバツです」って言いながら

子供を認めてないってことになりますよね。

だからもう子供としては、まあどうしていいかわからないわけです。

そして、なげやりじゃないですけど、「もう分からない もうこれでいい。

もう自分はこれできたからもうこれでやっていく。一人でも平気」

というような感じになってしまってるんじゃないかなと思いますね。


したがって、これからどうすればいいかと言うと、

一度お母さんがその意識から離れて、どうであっても子供を愛する 、

どういう子供であっても、まずは「それは個性」と思う。

そして時に、何か 子供が困ったことがあったら それに相談に乗る。

その時に、「それってひょっとして 自分がされて嫌なことしてしまってない?」

と、柔らかく、助言という形でやっていくのがいいでしょう。



また何かが起こるとき、「それはこうであるべき」と口酸っぱくいうと、

これを繰り返すと 子供は、自分で考えることをやめて

「お母さんの 言われるがままにやっていくんだ」と

それで世の中で何かトラブルが起こっても、

「自分は お母さんに言われた言い付けを守ってるだけなんだ。

だって お母さんがそういった」というのと一緒になってしまいますよね。

一度その意識から離れて、まずはそ子の個性ということで受け止めていく

というのがいいでしょう。



もう小学校2年生なので、おそらく もうそろそろ

お母さんの言うことばかり聞きたくないっていうのはあると思います。

最初の頃の

「約束を守る。自分がされて嫌なことは人にもしない。

やめてと言われたらすぐにやめる」といのは、

聞き分けよくやってきたけども、

ところが 今 小学校2年生になって、

それによって 友達がどんどん 去って行って、

「そんなんじゃ 今度は敵ばかりになってしまうよ」 って言われた時に

「言われたことをずっと守ってやってきたのに今度は 何だよ」

っていうような気持ちが湧いた時に、お子さんが

「もうそんな、敵ばかりになってしまうよ って言うんだったら、

敵ばっかりでもいいよ」っていうような反発をしたり、

一人でも平気だからという反発の態度を見せたりするかもしれません。

しかし、それは本当にそう思ってるかっていうより、

ひょっとすると、もう色々言われたくないというような気持ち かもしれませんね。

ということは この どのように「説明」していけばいいのかではなく

「優しく接していけばいい」ということになります。



説明はいらなくて、息子さんにとにかく優しく接するのです。

どうであっても 「こうするべき」はあるけど、一旦置いておくのです。

「私のインプットがないとこの子は幸せにならない」と思い込んでること自体を

変える必要があります。



こと細かにインプットしなくても、

子供は子供の目と耳と肌で感じたものをインプットして、

その時一生懸命考えてアウトプットしていきます。



その中には時々 ぶつかる時もあります。

でもそれはそれでも別にいいのです。その子が考えてやっていくのですから。



親としては、 助言として軽く、優しく、

目に余る時だけ話して、元気を与えるために抱きしめるとか・・・です。


将来息子さんは マニュアルを破っていくでしょうね。

いつかどこかで 「もうマニュアルはいらない」って言うでしょう。

しかし、お母さんが少し考え方を変える こういうことも

大事だと思います。

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