今週も、番組をお聴きいただき
ありがとうございました。
今週は、匿名希望 さん からの
ご相談でした・・・
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中学受験をする息子(小学6年)がいます。
父親が細かく勉強の進捗状況を管理しいていますが、当の息子は、
のんびりマイペース。塾のない日は家でダラダラ漫画を読んだり
YouTubeやTik Tokを見たりして、父親が帰ってくる時間になって
慌ててやり始めています。
しかし、最近になって主人は結構激しく息子を責め立てることもでてきました。
息子は泣いて謝るものの、その後何度も同じことを繰り返し、
次第に息子は父親を怖がるようになり、「アイツ帰って来る、ヤバイ」と、
父親のことを「アイツ」呼ばわり。受験まであと4か月。
この状況は良くないと心配が尽きません。
母親としてどうすればいいのか、また、これから受験までの
親子の向き合い方などアドバイスをいただきたいです。
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安藤先生からのアドバイスです♪
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お子さん本人が、
自分の人生を歩いてると感じない
父親の人生を歩いているだけなんだ・・・とか
父親の言う通りにしなくちゃいけない。
そうじゃないと父親が怒ってくる。
だから父親の頭の中にある人生を歩くしかないんだ・・・と思った時に
それは 溜まってくると、
大きく反抗に出る場合もあるし、
「それならば 逆に父親に迷惑をかけてやる」みたいなことの
可能性もあるぐらい、大なり小なり いろんなところでありますが、
そこにお母さんが気づいているとなると、
大変 大切な局面ですけど、
お母さんが 人肌脱いで一役を買うということになろうかと思います。
お父さんも、もちろんお子さんへの愛情で表現をしているので
全否定するわけじゃないですが 、ご相談を拝見させてもらうと、
お父さんもその愛情の一つの表現だと思います。
ただ、お子さんが、あくまでも お子さんが、
そうなると父親に1回 ぶつかる必要があるわけです。
「父さんにはそう言われる。それも十分わかっている。
だけど 自分はそこまで 感情が追いついていかない。
気持ちが追いついていけない。
今の自分の気持ちはここにある。」
そしてお父さんの気持ちもある。それを理解しようとする気持ちもある。
じゃあどうすればいいか っていうことの間に
母親が入って、全力でサポートする必要があります。
その場から逃げるんじゃなくて、どちらが上とかしたじゃなくて、
ちゃんと全て気持ちをテーブルに置いて、
「じゃあどうするか」 っていうところですね 。
これはメールをいただいたお母さんのお役目だと思いますが
大変でしょうが 全力で 人肌脱ぐ、子供のためにも 一肌脱いであげる
ということですね。
具体的にはどのようなことをすればいいか...
まずお母さんがお子さんの話をしっかりと聞くことですね。
お母さんがお子さんの感情を理解しようとしっかりと、
ジャッジ(判断)をするんじゃなくて、
ありのまま お子さんの感情を聞くってことですね。
お子さんも「もう何もやりたくない 。お父さんが むかつく」
・・ 最初は入り口はそんなんかもしれませんけど
その感情もそれはそれでいい。
だけど お父さんに言われる通りにしないと怖いし
だけど お父さんのことは尊敬してるとかまあいろいろあるかもしれません。
でも、お父さんに言ってない思いがある、
怖くて言い切れない気持ちがある、だとしたらそれはそれで
お母さんも「じゃあサポートするから言った方がいいと思うよ」
「出していかないとたまるばっかりでしんどいだろうからね。
お母さんはあなたの味方だよ。あんたは大事な子供 やからね」
と、そういう時間をまず持つってことです。
そうするとお母さんも覚悟が決まると思います。
「この子を守らないと!この子のためにもやってあげよう」と。
お父さんも一生懸命 反抗すると思います。
「ふざけるな そうじゃないだろ こうたろう あーだろ 」って
なるかもしれません、ひょっとするとね。
だけどそこはお母さんがお父さんを上手に制しながら、
「そういうとこの子は何も言えなくなるから、
全部1回この子が言うからちょっと黙って聞いてやってくれる?」
って。そして
「お父さんもお父さんの気持ちをじゃあ言ってください」と
間に入って。
お父さんがもし お子さんのことを「お前は違う お前 間違ってる」
って正論になったら、お母さんは
「相手をコントロールするとかの話ではなくて、
お父さんの気持ちを言って」と、上手にその場を進行していく
ということですね 。
ちょっと難しいかもしれません けれども
お互いが 別に愛情でやってるんだけど、一旦 気持ちだけ置いて
みんなでハッピーになる形を納得しちゃいましょうということですよね。
1回で全部 納得できるかどうか分かりませんが
そういう形でチャレンジしてもらうといいんじゃないかなと
いう風に思います。
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