1月3日 変な嘘をつく4歳の娘

今週も、番組をお聴きいただき

ありがとうございました。

今週は、あいりママ さん からの

ご相談でした・・・

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4歳の娘なんですが、しょっちゅう変な嘘をつきます。

例えば、近所に友達は住んでいないはずなのに、

「近所のスーパーに〇〇ちゃんがいたよ」など、何の意味があるのか

よくわからないような見え透いた嘘を言ったり、

私が保育園での様子を聞いたら、明らかに嘘とわかるような

物語のようなお話をすることが多くあります。

人を傷つけるようなものではないのでいいのですが、

どう反応していいかわからず、たいてい「そんなわけないでしょ」と

話を切り上げてしまいます。罪のない小さな嘘であれば

つき合ってあげたほうがいいのでしょうか?

こんなときどうリアクションすればいいか、アドバイスいただきたいです。

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安藤先生からのアドバイスです♪

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氷山」っていうのは、見えてるところの下に、見えないだけで、

たくさんありますよね。 見えてるところは ごく一部です。

娘さんが、嘘をつくっていうのは、氷山が見えてるところ、つまりは

その下に眠る「なぜそれをするのか」っていうところ。

ここは やっぱり しっかりと考えてくってことですよね。

だから「嘘をついてるから嘘をつかないで」とか、

「嘘を言うな」とか、「そんなわけないじゃないか」って

対応として 悪くはないんですけれども、なぜ本人はそういう嘘をつくのだろうか

っていうことを考えていくことが大事ですね。

嘘をつきたくなる心理はどこにあるのか。



これは想像ですけれども、そういう嘘をつくことによって

自分に注目をしてもらいたい、自分の話を聞いてもらいたいというのが

あるかもしれません。

そうすると、そういう嘘をつかなくても、

本人のありのままを認めたりとか褒めたりとか、

会話をたくさんしたりとか 抱きしめたりとか、

そういう ありのままの部分で本人がいい思いをするということです。

本当の現実の部分でも、いい思いをするということを積み重ねるのです。


そのことによって架空の話をせずとも、自分のことは大事にしてもらえる

という風に置き換わります。

本人は現実の世界の毎日では、自分の話はあまり聞いてもらえてないと

思っているとするならば、聞いてもらうためには

お母さんを驚かすようなことを言うしかないとか

ありもしない、びっくりするような話をすれば、

自分の話を聞いてもらえるのかもしれないとか、

そういうような可愛い 思い込み かもしれませんね。

なので、まずは現実でいい思いをしてもら。 そういうようなことを一つは

積み重ねるといいんじゃないでしょうか。

そうするとだんだん、4歳ということですけれども、

歳を重ねるとこういうことは少しずつ減っていくと思います。


というのは、まだ今お母さんに話を聞いてもらいたいという感覚でしょうが

だんだん 5歳 6歳 7歳 8歳って大きくなると、自分にかかる人々が

多くなってきます。多くなってくるといつでもどこでも

こういう話が通用するか、違う手法を探し始めることもありますから、

少しずつ年を重ねると こういうことはなくなっていくと思いますね。

しかしそれでも、もしなくならなかったら、

7歳 8歳 9歳とだんだん 自分の社会 世界が広がっていくにも関わらず

もしなくならなかったら、これは本人が ひょっとすると

人に何か 厳しく言われて傷つくこともあるかもしれません。


そういうことがないように、その頃になっても直らなかったら

本人の言葉っていうのを「本当はどうなの?じゃあ一緒に行ってみようか」

なんていうことで明らかに「あなた今嘘ついてたよね」 っていうことを

柔らかく 優しくですがわからせる そういうようなアプローチも必要なんでしょう。



でもそれは繰り返すけども 何年か 先のことであって、

今はありのままでも、現実の中でいろいろな中で現実を止める。

現実で話を聞いてあげるって言うことの繰り返しが

今のところはそれでいいと思います。

ありもしない 架空の話を聞いて聞いて聞いてしすぎると、

またどんどん言うでしょうから、そういう意味では、

ありもしない話は早く切り上げる 。

今のところはその程度がいいんじゃないでしょうか。

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