1月10日 自分ができないことを 認めようとせずに投げだす娘

今週も、番組をお聴きいただき

ありがとうございました。

今週は、A・H さん からのご相談でした・・・

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4月から小学生になる娘についてご相談です。

最近とてもプライドの高さが目につくようになってきました。

「よくできたね」と適当に褒めて育て過ぎたせいか、

自己肯定感よりもプライドのほうが高くなってしまったように感じています。

幼稚園の娘のクラスでは、早生まれの子が多く、

7月生まれの娘は他の子と比べて自分でできることが多いので、

本人も自覚しているのか、そのプライドの高さゆえ、

自分ができないことに対しては、認めたくないという気持ちが

働いてしまっていて心配です。

例えば、家でタブレット学習をしていてわからない問題が出てくると、

「つまらない問題だからやりたくない」と言って、自分ができないことを

認めようとせずに投げだしてしまいます。

困難なことを解決する努力や、立ち向かう気持ちを持ってもらうには

どうしたらいいでしょうか。

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安藤先生からのアドバイスです♪

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娘さんは多分 本当に素直な子で、お母さんの期待に応えたいな っていうような

そういう子供らしい素直な お子さんだと思うんですね。

やっぱりお母さんの期待に応えたいから 「よくできたね」って

褒めてもらった時に、もっと褒めてもらいたいし もっとよくできた

よくできたって言ってもらいたいから 、

とにかくできる 自分であろうと思うんです。

できる 自分であればお母さんもどんどん 褒めてくれるし。


お母さんの期待に応えたいということだったと思います。

「つまらない問題だからやりたくない」って言いながら

結局はお母さんの期待に応えられなくなるから やりたくないって

言ってるようなものです。


できる 自分だと、お母さんの期待に応えられる ほめられる 。

しかし できない自分だと、お母さんの機会に答えられない。

だから褒められない。だからやりたくない。

今まで本人は「よくできたら期待に応えられた」っていう風に思い込んでるんです。

その本人の意識を、「できたから期待に応えられて 褒められる」

っていう 図式ではなくて、こんなことを解決したりしようとする努力とか、

立ち向かう気持ちを持ってくれると、

お母さんの期待に応えられて 褒められるっていう風に

本人の中の意識を書き換えることです。


つまり 母の期待っていうものが、子供に対して よくできるというところから

できなくてもいいから立ち向かう気持ちを持ってもらう。

立ち向かった、そうしたらお母さんは「それがあなたへの期待」であって、

それがあなたを褒める内容であってっていう風に

本人が今、私が思い込んでいたのと違うんだっていう風に

書き換えていく。そういうようなところが 非常に効果的になると思います。


お子さんが感じるお母さんからの期待っていう内容を

書き換えるやり方は2つあります。



まず1つは、お子さんと目線を合わせて ゆっくりとお話をするということです。


よくできるあなたも大好きだけど、できない問題に粘り強く立ち向かっていく

諦めずに最後までやろうとするあなたは、もっと大好き!という風に

ちゃんと伝えることです。

失敗しても失敗しても、なんとか 粘り強く頑張ろうとするその姿を見るのが

お母さんは 何より 実は一番嬉しいんだと。


子供っていうのは、お母さんが嬉しがる姿を見たいものです。

だから「お母さんはそれが嬉しいんだよ」っていうことを

そこを期待されてるんだな って、本人が思うように。

そういうようなお話をするということが一つです。


2つ目は、

その上で わざと「少し頑張ればできるけど、ちょっと簡単にはできないな」

っていう難しい問題とか、そういうのを環境として与えて、

そしてそこの横にはお母さんがいるって事です。

一緒にいながら、その難しいものに取り組もうとしている本人を、

温かい眼差しで見守るということです。

そうすると、「頑張ろうとしていると、お母さんが見守ってくれる。

お母さんが優しい顔で頑張る私を見守ってくれている」

そういうような環境を積み重ねることです。

それで簡単に諦めるんじゃなくて、

頑張ろうとすれば お母さんはいつも私をしっかりと見てくれている

・・・ こういうような場面をいくつも作って、

「粘り強く頑張ることこそ、お母さんは私に期待しているんだ!」

に書き換えていくわけです。

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