今週も、番組をお聴きいただき
ありがとうございました。
今週は、ちはる さん からのご相談でした・・・
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高校1年生の双子(二卵性)の男子の母です。
兄はとりあえず普通高校に入り野球部でそれなりにやっており、
弟は、将来、車関係の仕事がしたいと工業高校に入学しました。
それぞれ良いところがあるのでいいのですが、ひとつ気がかりなのが、
お互いあまり喋らない(仲が良い感じがしない)ということなんです。
小さい頃は兄弟ケンカはふつうにしました。好みが違うのは二卵性だからかなと
思ってましたが、この先ずっとこんなふうなのか心配です。
父親がいないのと、私は女兄弟しかいないので、
男の子の兄弟のことがよくわかりません。安藤先生はどう思われますか?
こんなものなんでしょうか。アドバイスいただきたいです。
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安藤先生からのアドバイスです♪
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お互い、男の子として それぞれ自分の世界があって、
お互いに何かこう意識してたりとか、そういうのも ひょっとすると
あるのかも分からないですね。
お互い 評価すると何かしら 思うところがあって
喋らないのかもわからないですしね。
だいたい息子さんっていうのは、お母さんのこと大事に思ってます。
お母さんを困らせてはいけない、お母さんを助けなくちゃいけないって
息子さんは だいたいそう思ってます。
お母さんとして、この二人が あんまり喋らないのが気になるとするならば、
一人ずつ、弟さんとお母さんが1対1で、普段の高校のこととか
車関係の仕事のこととかゆっくり 色々とおしゃべりする、そして
兄さんの方とも、お母さんと1対1でゆっくり話したりね。
そんな中で、お母さんはそれぞれの子に対して
こうなってほしいな とか こういう風に育ってほしいなっていう思いを伝えたり。
そうするとそれぞれの子が、自分はどうして行きたいのか っていうことを
お母さんに伝えることができたり、
そんな中で、弟さんの方には「お兄ちゃんのことはどう?最近あんまり
喋ってないみたいだけど」っていう風な話をしたり、
逆に お兄ちゃんのことも一緒ですね。
本当に、あまり気構えずに、意識をせずに、普通に、話していくのが
いいと思います。
息子さんたちは、お母さんのこと大事に思って、お母さんのことは
自分たちが守ろう なんていう気持ちを、大なり小なり持ってるもんだと思います。
そのお母さんが、 一人一人の息子さんと向き合って話をする、
そういうことが非常に息子さん それぞれの自覚の高まりにもつながります。
お母さんも息子の成長っていうのを、手触り感を持って感じることが
できるんじゃないかなと思います。
その上で、何かの場面で、お母さん 一人なんだから、息子さん2人に
何かを協力してやって欲しいんだ という 何かお願いする場面を作って、
そのことによって、息子さん2人が、
「お母さんがこういうことで困ってるんだったら、俺たちが協力して
そこを助けようか」・・・そんなような場面があるかもしれません。
自然と協力しあってやってくんじゃないかと思いますよ。
男の子っていうのは、高校1年生のこの時期、
これから自分はどう生きていこうか、男の子としてというか、
将来 自分はどういう風に社会の中で活躍していこうかっていうことに対して
不安がたくさんあって、自分は果たして頑張っていけるだろうか、
どこまでやれるだろうか、そして今の自分は大丈夫だろうか、
このまま進んでもいいんだろうか・・・・
いろんなこと思いながら、人生と向き合わないといけない。
でも 向き合い方もわからない。
その中で自分の世界の中で 結構 悶々と考えたりしてるんですよね。
だからお兄ちゃんにお兄ちゃんの世界があって、そこで悶々と考えてるし、
弟には弟の世界があって、そこで悶々と考えてる。
お兄ちゃんは普通高校に行き、弟は工業高校に行き、もうこれは
お兄さんと弟は、もう自分の世界で自分の道を歩き始めたんだと
そういうような状況にあるのだと思います。
2人があまり急に喋らなくなったというのはそういうことなんですよね 。
それぞれの道 それぞれの世界の中で生きていく中で、自分のことで精一杯で、
自分の 毎日を 模索してるんですよね。
だから仲が悪くなったとかそういうわけではなく、自分のことで 結構 精一杯。
これからは自分がどう生きていくか っていうことを
確立させないといけない時期に入ったのです。
だからお互いが、なんか一緒に仲良くと言うよりも、
まず自分をきちんとしようというようなところなんだと思うんですよね。
だからお母さんも、それぞれ1人ずつとしっかり時間を取って
お話をしてもらうことが一番いいんじゃないでしょうか。
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