3月28日 「書く」宿題が苦手な息子

今週も、番組をお聴きいただき

ありがとうございました。

今週は、ラジオネーム ひまり さん からのご相談でした・・・

メールが長文でしたので要約してご紹介しましたが、

先生には全文読んでいただきました。

ここでは全文紹介します。

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安藤先生、こんにちは。

小学校5年生の息子のことでの悩みです。

息子は「書く」ことが嫌いで、毎日、漢字の宿題で大騒ぎします。

とくに画数が多い漢字があると、「今日、めんどうな漢字ばっかりや!!」

と大騒ぎして中々始まりません。

学校では、2日に1回「漢字を書く」という宿題が出ます。

漢字ノート1行(12マス)に、新しい漢字を12回書き、

その漢字が出てくる言葉を2~3個書くという内容で、

1日に3個位の「新しい漢字」の宿題が出ます。

息子は、最近この宿題をとてつもなく嫌がるようになりました。

「楽」「親」「教」などの画数が多い漢字になると大騒ぎします。

宿題に取り掛かろうとして、漢字ノートとドリルを開いても

「こんなの書きたくないんだよー」という始末。

「書けば終わりなんだから、書いてしまおう!」とか

何とか乗せようとしても、そう簡単には切り替わりません。

グズグズが止まらないと最後はこちらがイライラしてきます。

うちだけがこんなに大騒ぎするの?徐々に、息子だけでなく私も「今日、漢字か~」と

グッタリするようになってしまってます。

何とか工夫する方法があれば、教えていただきたいと思いメールしました。

よろしくお願いいたします。

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安藤先生からのアドバイスです♪

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これは、学校の先生に相談しましょう。

小学校5年生の息子さんは、別に何も悪くないと思います。

子供にもいろんなタイプがあって、ひたすら漢字を 書き取るということが得意で

それをすることによって、漢字が身につく、そういうタイプの子もいます。

しかしそういうことに向かない子もいます。

どうしても大人世代の 我々のころは、ずっと ひたすら書き取るというか

同じことを繰り返し繰り返し という苦行?というか トレーニング、

訓練のようにやるということになじみがあるわけですけれども、

今、果たしてそれが全ての子供に当てはまるかどうか って言うと、

当てはまる子は当てはまりますが、 そうでない子はそうでない、

けど今 現実はあるわけですね。

特に、漢字をひたすら書くっていうのは、

漢字の意味とかその漢字の使い方の文章とかそういうことじゃなくて、

まるで 記号のようにひたすらと 覚えていく っていうのは

それが苦手な子にとっては相当な苦行になるわけですね。


ですか これをどういう風にやっていけば 漢字 が身につくだろうか っていうのは、

それはプロであるこの先生に相談することですね。

そう言ってしまうと、学校が悪いというわけではありません。

やはり、保護者の方がそれぞれの子供に必要な教育法というのを

考える余裕がないですね。

そうやって学校で出された宿題なので、それは学校の先生に

宿題の出し方 漢字のトレーニングの仕方を考えていただくといいと思います。

目的は何か って言ったら、漢字を覚えることだと思うんですよね。

その「覚える」というゴールに対して、覚えるためにやること っていうのは、

いくつも方法があるはずなんですね。

いくつもある方法の一つじゃなくて、色々で試していただくと。

そういったことを、先生にお願いしてみるというのがいいんじゃないでしょうか。


今、 漢字を覚えるというのも、タブレットによってですね、

ゲーム 的な要素を持った楽しく学べる方法とか、

アニメーションを使って 楽しく覚える方法、そういうやり方もあります。

勉強っていうのは苦しんでやることじゃなくて、いかに楽しんでやるか

っていうのは大切なことですね。

しかし誰もが最初から楽しめるわけではありません。

楽しめるように、周りの先生 または 教材がいろいろ 工夫をして

楽しめるようにしてるわけです。

そして案外楽しめ始めると、次は自分がそれを覚えた、達成した、

そして成果が出た、・・・ これが楽しみに変わってくるんですね。

最初からその達成する喜びを楽しみに変えてなんていうところまで

なかなかたどり着きません。

最初は ゲーム性 とか アニメーションとか、先生が褒めるとか、

または 漢字コンテストっていう風に表彰するとか、

チーム対抗戦にしてチーム形式であるとか、あの手この手で

学校の先生も、そして 周りにいる大人たちも、

その子 その子の年齢に応じた、環境に応じたやり方で、

いかに楽しませて 漢字というものを、勉強というものを、

楽しく取り組めるようにするか、です。

そうやってつまらない漢字練習ってみんなが言うものを、

楽しい漢字練習に変えていく、これは学校の先生、

また学校のみならず、教育ということで子供に関わる 周りの大人、

プロとしての仕事ですね、そういう人たちに考えてもらうことが大事なので、

お母さんがどうしようどうしようて悩んでも、なかなか難しいです。

今は学校の宿題でちょっと苦しんでいる、

つまらない思いをしているということなので、

学校の先生に相談をすることがいいと思いますよ。

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