3連休暑いよなぁー
地元で子どもたちのお神輿をだしたりのお祭り・・・
大人がヘバルナ・・・
【子育ての輪】・・《よく噛むことからはじまる健康づくり》
三重県歯科医師会 加藤直輝(ひろき)先生をお迎えしました
毎年6月4日~10日までの一週間は
【歯と口の健康週間】市町で歯に関するイベントが開催されたところもありました
開催した歯科医師会からは、
「とても盛況で、特に親子で一緒に楽しくクッキーを作ろう!のコーナーと
指の模型を作ろうのコーナーは子どもたちがとても喜んでみえました。
表彰式もたくさんの方に集まって戴きました。」との感想をいただいています
皆さんに楽しんで頂けるイベントだったようです
園や学校で歯科検診の結果も帰ってくる時期ですが・・
子どもの虫歯についてお話ききました
子どもの虫歯は、どうせ永久歯に生え変わるんだから大丈夫でしょ!
と思う方も少なくないかもしれません
しかし、虫歯が影響を及ぼすのは、目に見える歯の表面部分(外見)だけでは
ありません
もし、むし歯を放置してしまうと歯の表面から、その奥まで侵入します
そして、歯を形成する神経や血管、歯質を侵し、溶かしていってしまうのです
外見に特に異常がなくても、中身が空洞になってしまった歯があるのはそのためです
また、乳歯の虫歯は大人の虫歯のように黒ではなく白いことが多く
虫歯になっても気づかず進行してしまいます
特に乳歯は、菌への抵抗力が弱く進行も早いため、注意が必要です
奥まで進行するということは、乳歯の下にある永久歯にも害が及ぶリスクがある
ともいわれています
永久歯そのものが虫歯菌に侵されるだけでなく、その周辺の歯茎や歯にも
異常を起こすともされています
例えば、
歯がまっすぐ生えない・歯を治療しても慢性的に痛みがある
などといったリスクが考えられます
子どもはまだ痛みの感覚が発達しておらず、
痛みがあっても気づきにくいので虫歯が大きく進行してしまうことが多いです
検診結果をしっかり確認してあげることや、定期的な歯科医院での
検診をおすすめします
歯科検診の結果のチェックをおわすれなく♪
先日、加藤先生、患者さんからこんな質問を・・・
「 ネットニュースに
《最近の子どもは顎が小さい!何がダメなの?!》という記事を
みつけたんだけどどういうことですか? 」 と。
はっきりとした論文などがでているわけではないのですが
私たちのおじいさんおばあさんの時代に比べると、顎も小さくなって
きているのかもしれませんし、弱くもなってきています
これは、食習慣が一番の原因だと考えられます
顎が小さいと何か問題なのが・・・
顎の骨が歯の列の長さより小さい場合、永久歯の生えるスペースが足りません
つまり、歯がガタガタに生えてしまったり、出っ歯や受け口になる
可能性が高くなります
また、上顎が小さいと、鼻腔が狭くなり鼻呼吸にも支障が出るため、
口呼吸をしがちです
また下顎が未発達の場合は、舌の動きに悪い影響を及ぼすため活舌が
悪くなり上手に食べ物を噛めず、口呼吸になってしまうということも
考えられます
歯並びといった見た目、お口の中の問題ではなく呼吸への影響も考えられる
何か防ぐ方法ありますか??
日々の食生活、食事中の姿勢などを一度見直してみてください
産まれたばかりの赤ちゃんの授乳は赤ちゃん本人が本能でできます
その後、離乳食がはじまりますがここからは別です
噛んで食べることは幼少期に成長と同様
'自然に身に付くもの' ではないんです!!!!
スプーンにのせる・口に運ぶ・口に入れる・
口の中で咬む・飲み込む、、、と考えながら行うことになります
勝手に覚えてはくれないんです
健康に良い食べ方を周りの大人が教えていかないといけません
食べるという事は、お口に入れてしっかり嚙みましょう!ということを
伝えてあげる必要があります
他には、食事のときの理想的な姿勢です
背中をピンとまっすぐに、背筋を伸ばした状態を心がけましょう
これは、背中が歪んでいないため、
背中とつながる舌の筋肉の動きもより正しくなります
もうひとつ重要なのは、足の裏全体をぴったりとつけた状態で食べること!
足が宙ぶらりんのままだと、上半身が安定しません
また、大人がが食べさせてあげる場合は、右や左からではなく、
まっすぐ目の前から「アーン」と食べさせることも重要です
皆さんできていますか??
神経質になる必要はありませんよ
家族で楽しむ事、太陽の下で楽しむお弁当も大事な食育です
お家での食事の時間は楽しいものであり、咬む力は大事なんだよと
顎の強い子に育ててあげて下さい
また、うちの子は顎ちいさいのかな?など不安があれば
かかりつけの歯科医師に相談ください
【今日の絵本の世界】
『 おばあちゃんのにわ 』 偕成社