どうも、ゆかぽんこと中村友香です♪
ある日の息子との会話。
息子『ママって"やさしいオリンピック"、出れるんちゃう?』
私「へ?やさしいオリンピック?何それ?」
息子『ママさぁ、優しいから、それ出たらいいやん!』
優しいと言ってくれたのは嬉しいけど、
その謎の大会は何だ?と思いつつ、
彼の泥だらけの靴を洗っていました。
しばらくして・・・
私「靴、キレイになったよー」
息子『おー!ありがとー!
よっしゃー!やさしいオリンピック始まったー!!』
どうやら開幕したようです(笑)
私はいつの間にか出場していたらしいですが、
みんなも一緒に出て優しさを競い合おうよー!(´艸`*)
!!━━━━━━━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━━━━━━━!!
「子育ての輪」
毎月2週目は、『よく噛むことからはじまる健康づくり』!
三重県歯科医師会から先生をお迎えして、
歯と健康に関するお話をうかがっています。
今回、ご出演いただいたのは
三重県歯科医師会 常務理事 伊藤法彦 先生♪
三重県歯科医師会のホームページでは、
最近いろんな動画がアップされています!
最新の動画は
「お母さんに見つけてほしい初期むし歯」というテーマで、
お父さんお母さんはもちろん、
お子さんと一緒に見ていただいても
楽しんでもらえる内容になっています♪
他にも、さまざまなテーマの動画がありますので、
ぜひご覧ください( ´ ▽ ` )
動画の中でも出てきたのですが、
学校などでの歯科検診や歯科医院での定期健診を受けることで、
しっかり自分の歯の状態を知っておくことは大事!
...ということで、今月は
春から夏にかけて県内の園や学校で行われた歯科検診や
歯科医院での定期健診のお話です☆
歯科医師にしっかり診てもらうことで、
むし歯の治療だけでなく、お口の中の病気を見つけたり、
歯のメンテナンスをする機会にもなりますよね!
私の息子も小学校で歯科検診を受けたんですが、
「むし歯がありました」の結果が返ってきましたよぉ...(-_-;)
伊藤先生は
『できるだけ早めに、
かかりつけの歯科医院に行きましょうね。
子どもの歯だからとか、
乳歯だからむし歯になっていても生えかわるし...ではなく、
しっかり治療をすることが大切です』
と教えてくださいましたm(_ _)m
学校などで実施している歯科検診は、
学校保健安全法により、
どの学年も毎年6月30日までに
「歯科を含めた健康診断」を行うことが定められているそう。
ここで、
健康を診断すると書く「健診」と、
検査の診断と書く「検診」の違いを教えてもらいました☆
伊藤先生
『大まかに言うと...
健康の診断と書く「健診」は、
健康状態を調べるために行うもので、
主に【将来の疾患のリスクを確認する検査】。
必ずしも疾患自体を確認するものではないのですが、
健康づくりの観点から
時間の経過による値の変化を把握するために行います。
特定健康診査(特定健診)などがそうですが、
リスクを早めに発見したり、
生活習慣の改善につなげることが目的です。
それに対して・・・
検査の診断と書く「検診」は、
特定の病気を早期発見するために行うもので、
主に【現在の疾患自体を確認する検査】という考え方。
今現在の疾患自体を確認・把握するための検査です。
例えば、がん検診や歯科検診など、特定の臓器などを検査して、
疾患の早期発見が目的です。
早期発見できたら、早期治療に進めることができます』
へー!!
音で言うと同じ「けんしん」でも、
「健診」と「検診」では目的が違うんですね(´⊙ω⊙`)
『歯科検診では、生えている歯を確認し、
むし歯の有無、処置の有無などについてチェックします。
例えば...
●健全歯(健康な歯)、
●未処置歯(むし歯の歯)、
●処置歯(治療済みの歯)、
●喪失歯(むし歯により抜いた歯)、
●要注意乳歯(永久歯の邪魔になるなど、抜歯を考慮すべき乳歯)、
●要観察歯(ごく初期のむし歯が疑われ、経過観察が必要な歯)など、
これらを総合的に見て、
「健康」「要観察」「要医療」を判定します』
とのこと。
生えている歯が1本1本どんな状態か、判定するんですね(*_*)
中でも、要観察歯は・・・
目で見ても明らかなむし歯は確認できないものの、
初期むし歯の状態になっていて、
そのまま放置するとむし歯に進行すると考えられる歯。
アルファベットでCO(シーオー)と表記し、
むし歯の進行具合のC1、C2に比べて初期段階なのでCOと言うそうです。
ちなみに、
奥歯の噛み合わせの溝が少し茶色っぽくなっていたり、
前歯などの平らな面が白くにごっている状態だと、
初期むし歯と判断されることが多いとか。
学校や園での歯科検診は
歯科医院のような明るいライトで見るわけではないので、
明らかな穴が開いていなくても、
むし歯になりやすいところの着色や白濁を発見し、
いわゆる「むし歯っぽい」というようなときに
COと判定することが多いそうです。
「初期むし歯」と診断をされたら、
むし歯に進行しないよう
経過を注意深く観察する必要がありますね٩( ''ω'' )و
伊藤先生は
『歯科検診では、歯の診査の他に、
歯肉を確認して、歯肉炎になっていないか診査したり、
前歯に付着している歯垢(プラーク)の状態を見たり、
歯並び、噛み合わせ、あごの関節の状態などもチェックします。
検診結果はしっかり確認して、
むし歯はなかったからいいか、と放っておくのではなく、
気になるところがあったら
かかりつけの歯科医師にご相談くださいね』
と教えてくださいました。
「痛くなったときがむし歯になったときじゃなくて、
その前からむし歯は進行しているんだよ」という話を聞いたとき、
ハッとしました。確かに!って(゚Д゚;)
痛みが出てきたということは、
むし歯はかなり進行している状態!
治療はもちろん、状態によっては抜歯のリスクも出てきます...
伊藤先生曰く、
『歯を失う原因はさまざまですが、
30歳代から歯周病が原因の方が増え始め、
50歳代になるとむし歯を超えて、
歯周病が原因の1位になります。
また、歯周病は全身のさまざまな病気と
深い関連があることも分かっています。
例えば...
歯周病菌など口の中の細菌が気管に入り込み、
肺炎を引き起こしたり、
糖尿病の合併症として歯周病がひどくなったり、
早産や低体重児出産など
妊娠や出産に影響を及ぼすとも言われています』
え・・・ これは放っておけない問題ですねΣ(・ω・ノ)ノ
むし歯予防、歯周病予防には、
歯科医院での定期健診と合わせて
やはり毎日の歯みがきが大切!
そして、むし歯予防にとって何より大切なのは、
プラークを取り除くこと!!
きちんと歯をみがけていると思っていても、
プラークが残っているとむし歯になってしまうので、
とにかく丁寧に歯みがきをすることが大事ですね(=゚ω゚)ノ
最後に、伊藤先生から一言!
『歯ブラシだけでは歯の間の汚れをしっかり取るのは難しいので、
デンタルフロスや歯間ブラシを使ったり、
歯の状態に合った正しい歯みがき方法を知ることから
始めるといいですね。
歯科医院でも教えてもらえますよ。
一般的に歯科医院での定期健診は
3、4ヶ月に1回程度が望ましいとされています。
ただし、むし歯や歯周病のリスクが高い場合は1〜2ヶ月に1回、
逆に状態がよければ、半年に1回で十分と判断されることもあります。
むし歯や歯周病を予防することで、
さまざまな全身の病気のリスクを下げることにもつながります。
健やかな生活を維持するためにも、健康な歯とお口を守りましょう!』
自分の口の中の状態を知っておくと、
生活習慣に気をつけたり口腔ケアにも意識が向きますよね!
歯みがきは一生続けていく毎日の習慣です☆
正しい歯みがき方法を知って取り入れましょうヾ(≧▽≦)ノ
詳しい情報は、
三重県歯科医師会のホームページでぜひご覧ください♪
また、このコーナー
『よく噛むことからはじまる健康づくり』へのメッセージもお待ちしています!
この症状って何だろ?そのままでいいのかしら?
どんな歯ブラシを選べばいいのかなぁ...
子どもが歯みがきを嫌がる...どうしたらいい?
などなど歯や口に関すること、お悩み、疑問、何でもOKです!
お気軽にどうぞ♪
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『 まる! 』 童心社
徳田 之久 さく
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