7月11日 はぴはぴ子育て♪

どうも、ゆかぽんこと中村友香です♪

ある日の息子との会話。

息子『ママって"やさしいオリンピック"、出れるんちゃう?』

私「へ?やさしいオリンピック?何それ?」

息子『ママさぁ、優しいから、それ出たらいいやん!』

優しいと言ってくれたのは嬉しいけど、

その謎の大会は何だ?と思いつつ、

彼の泥だらけの靴を洗っていました。

しばらくして・・・

私「靴、キレイになったよー」

息子『おー!ありがとー!

よっしゃー!やさしいオリンピック始まったー!!』

どうやら開幕したようです(笑)

私はいつの間にか出場していたらしいですが、

みんなも一緒に出て優しさを競い合おうよー!(´艸`*)

!!━━━━━━━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━━━━━━━!!

「子育ての輪」

毎月2週目は、『よく噛むことからはじまる健康づくり』!

三重県歯科医師会から先生をお迎えして、

歯と健康に関するお話をうかがっています。

今回、ご出演いただいたのは

三重県歯科医師会 常務理事 伊藤法彦 先生♪

○20250619②IMG_7616.JPG

三重県歯科医師会のホームページでは、

最近いろんな動画がアップされています!

最新の動画は

「お母さんに見つけてほしい初期むし歯」というテーマで、

お父さんお母さんはもちろん、

お子さんと一緒に見ていただいても

楽しんでもらえる内容になっています♪

他にも、さまざまなテーマの動画がありますので、

ぜひご覧ください( ´ ▽ ` )

動画の中でも出てきたのですが、

学校などでの歯科検診や歯科医院での定期健診を受けることで、

しっかり自分の歯の状態を知っておくことは大事!

...ということで、今月は

春から夏にかけて県内の園や学校で行われた歯科検診や

歯科医院での定期健診のお話です☆

歯科医師にしっかり診てもらうことで、

むし歯の治療だけでなく、お口の中の病気を見つけたり、

歯のメンテナンスをする機会にもなりますよね!

私の息子も小学校で歯科検診を受けたんですが、

「むし歯がありました」の結果が返ってきましたよぉ...(-_-;)

伊藤先生は

『できるだけ早めに、

かかりつけの歯科医院に行きましょうね。

子どもの歯だからとか、

乳歯だからむし歯になっていても生えかわるし...ではなく、

しっかり治療をすることが大切です』

と教えてくださいましたm(_ _)m

学校などで実施している歯科検診は、

学校保健安全法により、

どの学年も毎年6月30日までに

「歯科を含めた健康診断」を行うことが定められているそう。

ここで、

健康を診断すると書く「健診」と、

検査の診断と書く「検診」の違いを教えてもらいました☆

伊藤先生

『大まかに言うと...

健康の診断と書く「健診」は、

健康状態を調べるために行うもので、

主に【将来の疾患のリスクを確認する検査】

必ずしも疾患自体を確認するものではないのですが、

健康づくりの観点から

時間の経過による値の変化を把握するために行います。

特定健康診査(特定健診)などがそうですが、

リスクを早めに発見したり、

生活習慣の改善につなげることが目的です。

それに対して・・・

検査の診断と書く「検診」は、

特定の病気を早期発見するために行うもので、

主に【現在の疾患自体を確認する検査】という考え方。

今現在の疾患自体を確認・把握するための検査です。

例えば、がん検診や歯科検診など、特定の臓器などを検査して、

疾患の早期発見が目的です。

早期発見できたら、早期治療に進めることができます』

へー!!

音で言うと同じ「けんしん」でも、

「健診」と「検診」では目的が違うんですね(´⊙ω⊙`)

『歯科検診では、生えている歯を確認し、

むし歯の有無、処置の有無などについてチェックします。

例えば...

●健全歯(健康な歯)、

●未処置歯(むし歯の歯)、

●処置歯(治療済みの歯)、

●喪失歯(むし歯により抜いた歯)、

●要注意乳歯(永久歯の邪魔になるなど、抜歯を考慮すべき乳歯)、 

●要観察歯(ごく初期のむし歯が疑われ、経過観察が必要な歯)など、

これらを総合的に見て、

「健康」「要観察」「要医療」を判定します』

とのこと。

生えている歯が1本1本どんな状態か、判定するんですね(*_*)

中でも、要観察歯は・・・

目で見ても明らかなむし歯は確認できないものの、

初期むし歯の状態になっていて、

そのまま放置するとむし歯に進行すると考えられる歯。

アルファベットでCO(シーオー)と表記し、

むし歯の進行具合のC1、C2に比べて初期段階なのでCOと言うそうです。

ちなみに、

奥歯の噛み合わせの溝が少し茶色っぽくなっていたり、

前歯などの平らな面が白くにごっている状態だと、

初期むし歯と判断されることが多いとか。

学校や園での歯科検診は

歯科医院のような明るいライトで見るわけではないので、

明らかな穴が開いていなくても、

むし歯になりやすいところの着色や白濁を発見し、

いわゆる「むし歯っぽい」というようなときに

COと判定することが多いそうです。

「初期むし歯」と診断をされたら、

むし歯に進行しないよう

経過を注意深く観察する必要がありますね٩( ''ω'' )و

伊藤先生は

『歯科検診では、歯の診査の他に、

歯肉を確認して、歯肉炎になっていないか診査したり、

前歯に付着している歯垢(プラーク)の状態を見たり、

歯並び、噛み合わせ、あごの関節の状態などもチェックします。

検診結果はしっかり確認して、

むし歯はなかったからいいか、と放っておくのではなく、

気になるところがあったら

かかりつけの歯科医師にご相談くださいね』

と教えてくださいました。

「痛くなったときがむし歯になったときじゃなくて、

その前からむし歯は進行しているんだよ」という話を聞いたとき、

ハッとしました。確かに!って(゚Д゚;)

痛みが出てきたということは、

むし歯はかなり進行している状態!

治療はもちろん、状態によっては抜歯のリスクも出てきます...

伊藤先生曰く、

『歯を失う原因はさまざまですが、

30歳代から歯周病が原因の方が増え始め、

50歳代になるとむし歯を超えて、

歯周病が原因の1位になります。

また、歯周病は全身のさまざまな病気と

深い関連があることも分かっています。

例えば...

歯周病菌など口の中の細菌が気管に入り込み、

肺炎を引き起こしたり、

糖尿病の合併症として歯周病がひどくなったり、

早産や低体重児出産など

妊娠や出産に影響を及ぼすとも言われています』

え・・・ これは放っておけない問題ですねΣ(・ω・ノ)ノ

むし歯予防、歯周病予防には、

歯科医院での定期健診と合わせて

やはり毎日の歯みがきが大切!

そして、むし歯予防にとって何より大切なのは、

プラークを取り除くこと!!

きちんと歯をみがけていると思っていても、

プラークが残っているとむし歯になってしまうので、

とにかく丁寧に歯みがきをすることが大事ですね(=゚ω゚)ノ

○20250619①IMG_7618.JPG

最後に、伊藤先生から一言!

『歯ブラシだけでは歯の間の汚れをしっかり取るのは難しいので、

デンタルフロスや歯間ブラシを使ったり、

歯の状態に合った正しい歯みがき方法を知ることから

始めるといいですね。

歯科医院でも教えてもらえますよ。

一般的に歯科医院での定期健診は

3、4ヶ月に1回程度が望ましいとされています。

ただし、むし歯や歯周病のリスクが高い場合は1〜2ヶ月に1回、

逆に状態がよければ、半年に1回で十分と判断されることもあります。

むし歯や歯周病を予防することで、

さまざまな全身の病気のリスクを下げることにもつながります。

健やかな生活を維持するためにも、健康な歯とお口を守りましょう!』

自分の口の中の状態を知っておくと、

生活習慣に気をつけたり口腔ケアにも意識が向きますよね!

歯みがきは一生続けていく毎日の習慣です☆

正しい歯みがき方法を知って取り入れましょうヾ(≧▽≦)ノ

詳しい情報は、

三重県歯科医師会のホームページでぜひご覧ください♪

三重県歯科医師会のホームページはこちら

また、このコーナー

『よく噛むことからはじまる健康づくり』へのメッセージもお待ちしています!

この症状って何だろ?そのままでいいのかしら?

どんな歯ブラシを選べばいいのかなぁ...

子どもが歯みがきを嫌がる...どうしたらいい?

などなど歯や口に関すること、お悩み、疑問、何でもOKです!

お気軽にどうぞ♪

 

  

【 絵本の世界 】   

『 まる! 』      童心社

     徳田 之久   さく

     北村 人   え