尾鷲市の聴覚に障害のある内科医

みなさんこんばんは!ADのあさみんです^^* さぁ、今日の放送をチェックしていきましょう♪

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木曜コーナーは『NEWS EYE』

ご出演は、中日新聞三重総局長  石川 保典(いしかわ やすのり)さんです。



今回は、 【聴覚に障害のある内科医】について

その方は、尾鷲総合病院で研修中の今川 竜二(いまがわ りゅうじ)さんです。

耳が聞こえないといことで確かに苦労は多いそうです。



例えば、診察は患者の唇の動きを読み、筆談で行われているそう。

聴診器をあてても音が聞こえないので、
スマートフォンに連結させると音が波形(波の形)で表示される特殊なものを使っており、

寝ているときに病院からの緊急の呼び出しに気づけるように、
携帯電話を入れた靴下を手にはめて、携帯の振動で気が付くようにしているそうです。

そこまで苦労が多いのに、今川さんはなぜ医師になろうと思ったのでしょうか。


現在33歳の今川さんは、生後半年のときに大学病院の検査で、原因不明の聴覚障害だと診断されたそうです。

医師を目指すきっかけになったのは、
小学校一年生のときに読んだ手塚治虫さんの漫画「ブラック・ジャック」だそうです!

医師に憧れ、5年前に筑波大を卒業して研修医として勤務されました。
ただ、勤務した青森県と東京の病院では、
障害を理由に救急や外来からは外され、任されたのは入院病棟だけだったそうです。

さらに研修先を探していて尾鷲総合病院のことを知り、昨年10月に着任されたということです!

小藪助成(こやぶ すけなり)院長からは
「問題を1つずつ解決していけば、救急や外来でも1人で対応できるようになる」と背中を押されたということです!


そうはいっても、やはり、現場で患者と向き合うことに、今川さんの不安は大きかったようで、

「医療現場はコミュニケーションが重要なので、不安を挙げればきりがない」とおっしゃっているそう。

それでも、
「時間がかかってもいいので、患者さんの苦しみは何かを一緒に考えながら、僕にできることをやっていきたい」
と前を向いていらっしゃいます!

患者さんからの評判も良いそうで、
小藪院長によると、時間をかけて丁寧に診てくれるので、今川さんを指名する患者もいるということです(*´▽`*)

尾鷲に来て間もなく1年という今川さん、研修は来年3月で終わってしまいます。

今川さんは岡山市出身だそうですが、
「患者の生き方に寄り添う機会が多い地域医療に魅力を感じる」ということでそのまま尾鷲に残られるそうです!

認定内科医の資格取得を目指しながら、内科医として勤務していく予定だそうですよ♪



医師の確保が課題になっている尾鷲にとっても、心強いですよね。

今川さんは患者さんの声は聞こえませんが、ひょっとしたら、
「尾鷲に残って欲しい」という心の声は聞こえているのかもしれません(^^)




石川さん、ありがとうございました。 来月も宜しくお願いします!

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9月20日(木)のEVENING COASTER

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それでは、EVENING COASTERまた来週月曜、夕方17時にお聴きください!