今週も、番組をお聴きいただき
ありがとうございました。
今週は、HANA さん からのご相談でした・・・
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私は学童保育施設で指導員をしています。
やんちゃな小学校3年生の男の子がいて、手を焼いています。
時々よくないことをしますが、何を言っても聞こうとしません。
どうすれば言うことを聞いてくれるようになるでしょうか?
それともう一つ。
別の男の子なんですが、小学校2年生の男の子についてです。
その子は自分で工夫して、ブロックや広告の紙などで剣や刀を作り、
なかなか感心する出来ばえです。
特に危ない遊び方はしていないようなので黙認していましたが、
先日、施設長さんから、危ないから作らせないよう言われました。
熱中しているものを奪うのもかわいそうで、そう伝えましたが、「ダメ」でした。
どういう言い方で注意すればいいですか?と聞きましたが
「ダメといえばいいでしょ」と一言。
こういう場合、男の子になんと言えばいいでしょう。
施設長さんにももっと説得したいのですけど、
「ダメ」という人には無理ですよね...。
こちらもご助言を願いしたいです。よろしくお願いいたします。
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安藤先生からのアドバイスです♪
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まず 根本的に周りの人を困らせる子っていうのは,
その子自身が困っている子 何ですね。
何を言っても聞かずにいろいろ 良くないことをする子は 何か困っているんですね。
それは自分の話が聞いてもらえないとか、自分のことがわかってもらえないとか、
とにかく本人がどうしても解決できない、
そういう困っている状態にあるって事ですね、何かがあるわけです。
だから1回ゆっくり話を聞いて、「そうなんだね そうなんだね」 って
その子の気持ちを認めてあげる、 受け止めてあげる、
受け入れてあげる、 これが まず 重要です。そして共感してあげる 。
自分のことをわかってくれる大人がいたんだと思った時に
その男の子は、「それならば」 ということで改めて自分を見直すことを始めます。
なので困らせる子は困っている子ということで、
1回ゆっくり話を聞いてあげていただければと思いますね。
そしてもう一人、小学校2年生の男の子。
とにかくダメって言っても 、その男の子にとってなぜダメなのか っていうのを
言ってもらわないと、なぜダメなのかがわからないし、
何がいいのかもわからなくなるわけですね。
ダメなこともいいことも、何もかもがわからなくなるとですね。
とにかくもう何をやればいいかわからないとなると
何もしなくなるって言うことになってしまいますよね。
だから今回は、それを作ることがダメなわけではない、
それで人を傷つけてしまうことが良くないんだっていうことです。
本質の部分を 話をしてあげることですね。
それで人を傷つけないならば、作ること自体は悪くないけれども
くれぐれも それで人を傷つけることがないようにはしてね。
そのルールの中であの作ることは全然それは悪いことじゃない
・・・そう言ってあげるべきですね。
使い方のことですよね。こういう風に目的をしっかり伝えて
その上で 熱中をさせていくという流れなんじゃないかなというふうに思います。
私も 子供の頃に、
「漢字を 100回書きなさい。書かないと罰だ」
とようなことを言われたことがありますね 学校で。
私はこれに、反発をしました。
「なぜ書かないといけないのかがわからない。目的を教えて欲しい」と
先生に言いました。
そしたら「漢字を覚えてないからだ」と言われました。
ならば 、「漢字を覚えたら、書かなくてもいいんだな」 っていう風に思いました。
先生に聞くと「そうだ」と言われたので、一生懸命、漢字を覚えました。
そのことで100回 書かなくても良くなる、つまりは
何かをするというのは目的があって、その目的 さえ しっかりと達成するかどうか
っていうところを意識すれば、やみくもにただ
これはだめ、 これをやれ っていうことでもない、 そういうふうに思いますね。
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