今週も、番組をお聴きいただき
ありがとうございました。
今週は、SS さん からのご相談でした・・・
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小3と小1の姉妹がいます。長女のことなのですが・・・
長女はしっかり者で私の言うことを良く聞いてくれますが、
年齢が上がるにつれて長女が次女に注意する時の口調が厳しいことが
気になります。 それも、私が長女に対する口調とそっくりな上、
言っている内容も私がうなずける内容なので、長女に注意するわけにもいかず・・・
どうしたらいいでしょう。
長女が3歳くらいの時、バスで隣り合った女性とおしゃべりしていたとき、
私が注意する時の口調でその女性に向かってそのまま口に出したので、
顔から火が出るほど恥ずかしい思いをしました(汗)。
まずは自分から正せばいいのはわかります。が、これまでのことを消すことが
できません。。長女にどう向き合えばいいでしょう。よろしくお願いいたします。
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安藤先生からのアドバイスです♪
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ありのままの長女さんを受け止めて、
「あなたは素晴らしい。あなたにはいいところがある。
あなたは非常に個性豊かな素敵な存在なんだ」っていう、
ポジティブな言葉をとにかく長女さんにかけることでしょうね。
長女さんに「こうであらねばならない 。ああでならねばならない」と、
そんな思いもあると思うんですけれども、なるべく そういう思いはまあなくして、
ちょっと横に置いといて、
とにかく その長女さんに対して、 あなたは本当に素晴らしい子なんだということを
伝えてくことです。
なぜなら、長女さんは次女さんに対して、
母親が長女さんに言ったことと
そっくりのように 次女さんにも厳しく言ってるんだったら、
逆に言うと、母親が長女さんに優しく素敵な言葉を投げれば、
それも真似するでしょう。
ですから、母親さんが長女さんに対して非常に愛のある、
優しく受け止める、 認める、褒めていく、信じていく...
そういう言葉をたっぷり かけることです。
それが 重要じゃないかなと思います。
まあもっと 深いとこの話をすると、
長女さんは、お母さん に認めてもらいたくて お母さんに褒めてもらいたくて、
お母さんにどうやったら褒めてもらえるだろうかと、
「こうしなくちゃいけない、ああ しなくちゃいけない、
しっかりしてないといけない、しっかり者の自分を求められている、
期待されている」っていう中で、
自分の思っていることも言わずに、自分が本当はこうしたかったってことも我慢して、
そうやってきたのかもしれませんね。
だけど本当は、自分はもっとこうしたかっただけど、
お母さんにも 褒められたいし 認められたい。
しっかり者でないと、そういうことが叶わないから、だから我慢するしかない
...と思っていて、
だから 妹さんにも、
「だからあなたも我慢しなさい。 お姉ちゃんである私も我慢してるんだから」と。
そうじゃないと自分だけが我慢してるの嫌だし...っていうことで、
そういうような気持ちが根底にあるのかもしれません。
つまりは 長女さんが 寂しかったってことですね。
自分の思ってることが言えなかった自分は、
本当はもっと褒められたかった、 認められたかった、
ありのままを受け止めて欲しかった...
っていうような意味での寂しさ。
そういった意味で、長女さんは我慢をしてきたのかもしれません。
そうしたら 長女さんに対しては長女さんが思っていることを
自由に怖がらずに表現できるっていう環境を作ってあげることです。
どう思うとか どちらが好きとか、よほど変なことなら別として、
基本的には好きなことを尊重してあげるとか、思っていることを自由に発言させるとか、
時には多少のわがままをさせるとか。
長女さんが「自分の思ってることを言ってもいいんだ」
「少々 ずっこけても少々おかしな、しっかり者じゃないような感じのことを
したものとしても、失敗したとしても、でも失敗も全て受け止めてもらえるんだ 。
尊重してもらえるんだ 。そして素敵だとか 素晴らしいとか、
個性的だとか、認めてもらえてるんだ
...そういう言葉をもらえてるんだ と思えば、
次女さんに「あなたも我慢しなさい」なんて 厳しい口調になることは
徐々には少なくなっていくでしょうね。
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