ADの佐藤です^^♪
今夜はスタジオに春に市長になったお二人
前葉泰幸 津市長と末松 則子 鈴鹿市長にお越しいただきました!

普段、市のトップの方がいらっしゃる時には原稿や厚い資料が用意されていたりするのですが、
今回はそういった物は全く無しで生放送に臨んでいただきました
お二人ともラジオ生放送に出演するのは初めて!
ところでなぜこのお二人?と気になりますよね。
その理由はさておき、実は普段から、公の話で、電話などで、
いろいろな情報交換・やり取りをされているとのこと。
最近では、全国市長会・東海市長会の要望の内容や、それぞれの市が抱えている
防災・観光等についても意見を交わしたそうです。
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さて前葉津市長といえば、津市東丸之内で生まれ育ち、20年役所で勤務された後に、
銀行マンとしても活躍されました。
役所時代には自治省(現総務省)に勤められていました。
前葉市長「役所では分らなかったことを民間で経験して学んだ。
一味違う元役人だと思っています。」
今までは地方制度をつくる立場の中央省庁の官僚でしたが、
今度は立場が逆となったわけですが・・・。
前葉市長「逆に住民の要望を今の役所に届けるようにしている。向こうの想いが分かるだけに、攻め処がわかると言えるのかもしれない。」

一方、末松鈴鹿市長は三重県議会議員を2期勤められた後、鈴鹿市長に就任されました。
末松市長「県のやりたいことがわかる。だからこそ、こういうところは県にお任せして、
ここは市に任せて欲しいというのがある。手腕が問われるところですよね。」
なるほど。「国と県」「県政と市政」と、『分権』についての話題が出ました。
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ここで、今、『分権』といえば、注目の大阪府知事・大阪市長選挙について。
あくまでも「傍観者」という立場でお二人の意見を伺いました!
前葉市長「おもしろい質問が出て、正直ビックリしています。議論されるべきところですよね。
政治家として、知事だった人が市長に出ていくのか・・・というところ・・・。」
末松市長「もう少し議会と歩調を合わせていけば、実践できたのではないかと思います。
独裁的なところも感じられる。独裁者と強いリーダーシップは全然違う。独裁者は意見を聞かずして
自分の思いを押し通す。リーダーシップはまわりの意見を聞きながら、目的に向かって走っていく。
その時に、強いリーダーシップが必要。
独裁者だと、自治体は進んでいかないんじゃないかな・・・と。」
前葉市長「今までは、地方の現場から意見を述べていたが、
それを選挙でやっちゃったのが、これまたすごいと思いますね。
大阪の方々の意見がどう出てくる楽しみですね。」
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話題は変わって、地域の直近の課題について☆

お二人で声を合わせて・・・、
「防災ですね!!」
前葉市長「鈴鹿市とはお隣同志、伊勢湾に面していて、堤防・道路が繋がっている。
どうやって住民の安全を守るのか。両市でいつも考えている。
津波避難ビル・避難所・河川の管理をどうしようかと話し合っている。」
末松市長「津市が防災行政無線を整備したので、じゃぁ鈴鹿市はどうしたらいいか。
津市と鈴鹿市の状況ではビルの数や地形が違うのが、非常に参考にさせてもらっている。」
前葉市長「中勢バイパスが早く出来上がるともっとスムーズでよくなる。鈴鹿・津の最終工区が
まだ残っているので、2週間ぐらい前に2人で東京に行って、国に要望してきた。」
末松市長「中勢バイパス、鈴鹿市内の工事の予定は遅い。ぜひ、もう少しスピードを上げて、
しっかり早めにお願いしますと国にお願いしてきたところ。」
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ところで、お二人共通の重点項目、「子育て支援」について。
末松市長「医療費の助成はぜひ拡充したい。県も平成24年9月からを考えているみたいですが、
命の格差・子育ての格差が出来てはならないことですので、平成24年4月から小学生の入通院、
来年1月から中学生の入院費を助成したいと考えています。
他にも幼稚園の再編・保育所の在り方もこれからの課題ですね。」
前葉市長「入院は既に中学生までやっている。小学生、通院も、県と一緒によく擦り合わせて、
出来る限り早くやりたいなと思っています。」

では、制度が迷走し、地方負担が増えるといわれる
子ども手当改め、新しい児童手当については?
前葉市長「児童手当の時の地方負担がゾンビのように甦ってくるのはいかがなものか、
子ども手当は国の制度。自治体が事務をしてさしあげていると考えている。
ですから、財政は、国の負担で考えて欲しい。旧児童手当の地方負担の話が甦ってくるのは・・・。
末松市長「(子ども手当を目玉政策にして、民主党は)選挙を戦ったのだから、
そこは、政府に責任を持って対処して欲しい。」
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富田アナ「マニュフェストは、まず本当に実現可能だったのかというのが疑問に残りますよね。」
前葉市長「国と地方は、同じような財源のもとでやってて、毎年毎年綱引き状態。
そういった中でどうやってやっているか、自治体も声をあげていかないと。
国も、総務省対財務省という空中戦になっている。実態に即していない
国に要望しに行くというより、地方の実態・実情を話して差し上げているような状況なんです。」
末松市長「リーマン以降、中小企業・産業が厳しい中、東日本大震災の影響から
やっと立ち直ってきたかなってところで、タイの大洪水があって、厳しい中で、がんばっております。
産業で成り立ってきたところがあるので、景気によって財政が左右される。
強い基礎自治体になっていかなければならないということで、みんなで頑張っております。」
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話は変わって、市職員の名刺問題に。
基本的には、市職員の皆さんは、自費で名刺を作って、使っているとか。。。
これって、どうなんでしょうか?
前葉市長「私も民間でやっていたので、名刺がなければ、ビジネスを進めないという
意思表示になる。「津市職員 名刺不所持問題」と新聞で取り上げられたが、確かに問題だと思う。
適正な使い方なら、当然、公費で作った方がいいと思う。」
末松市長「名刺ひとつに色々、工夫・思いを込めるので、鈴鹿も検討したいと思う。」
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先日この番組内でもご紹介しましたが、法政大学大学院 坂本教授の調査によると、
「幸福度」は三重県が全国9位・・・。
「住みやすい」ということが高評価に繋がりました。

おふたりは、それぞれの市・三重について、どんな思いを抱いていますか?
前葉市長「これまでは津市に住んでいなくて、現在津市に通学している学生から、
津市について直接聞いたら、「落ち着いている」「一応便利」といった意見だった。
住みやすいと思う。」
末松市長「鈴鹿もわずかではありますが、人口は増加しているので、客観的に見ても、
住みやすいと思います。車・公共交通機関、なんでも身近にある。非常に住みやすい元気な街。
末松市長は、子育てしながら働いてこられました。鈴鹿は働くママに優しいですか?
末松市長働くママにとって働きやすい・子育てしやすい鈴鹿にしたいと思うので、
子育て世代のママさん、ぜひ鈴鹿に来てください!」
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それでは最後に
末松市長貴重な機会をいただいて、通常の話とズレがあったと思うけど、ぜひまたこのコンビでお願いします!」
前葉市長「新コンビ結成ですね。富田さんのとても紳士的なご質問に手に汗を握りながらでした。
今度はプライベートな話も含めて、ぜひ出演させてください。」

ご公務で忙しい中、前葉 津市長・末松 鈴鹿市長、ご出演ありがとうございました!
EVENING COASTERはまた明日夕方5時~です♪
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