祈りを。
みなさんこんばんは。ADのおーたです^^*
東日本大震災から昨日で1年が経ちました。
各地で発生時刻の午後2時46分に黙とうが行われ、亡くなった方へ追悼の祈りをささげました。
私たち一人一人に出来ることは小さいかもしれませんが、それが少しでも被災地が一歩一歩前に進むための力になればと思います。
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毎週月曜日はこのコーナー Focus on JAPAN
今週も、三重大学の児玉教授にお電話でお話を伺いました。
今日のテーマは、東日本大震災について。
死者1万5854人、行方不明者3155人を出した東日本大震災の発生から1年を迎えた昨日、東京都千代田区の国立劇場で政府主催の追悼式が開かれました。
追悼式には天皇、皇后両陛下をはじめ、野田総理大臣や岩手・宮城・福島の3つの県の犠牲者の遺族ら約1200人が参列し、地震が発生した午後2時46分に1分間黙とうしました。
・・・あれから1年。
復興・復旧は、1年前に私たちが思っていたより進んでいない気がします。
教授は、
「非常に大きな災害でしたからそれが早いか遅いかわかりづらいところではありますけども、今なお避難所で暮らしている方もいらっしゃいますし、非常に大変なことですよね。よく"絆"と言われますが、これをどこまで美化することができるのかよくわからない部分があるにしても、日本人の色々な形での優しさとか助け合いの精神が出た地震だったと思います」と話します。
野田総理は追悼式で、「被災地の復興を1日も早く成し遂げる」と誓うとともに「原発事故との戦いは続いている。福島を必ずや再生させる」と強調しました。
原発対応については最近新たな問題も浮上しています。
「原発の事故があったかなかったかということは非常に大きな分かれ目になった。なければ、あとは復興あるのみといろいろ力を合わせてということがうまくいったんでしょうけども、原発の事故というのは非常に長くかかるという事と危険だという事で復興にブレーキがかかってしまった。それと共に電力不足だとか、日本経済そのものに非常にネガティブな影響を与えたということが言えます」
原発関連で今、直近の課題になっているのががれきの問題です。
これについて野田総理は「国は1歩も2歩も前に出る」と述べ、広域処理を進める必要性を訴えました。
その具体策として、去年8月に成立した特例法に基づき、全ての都道府県に対しがれきの受け入れを要請するほか、民間企業への協力の拡大を求める方針を明らかにしました。
これについて教授にお聞きしました。
「私はやはり仕方のない話だと思います。特に自治体の長は、住民に様々な気持ちがあるのは確かです、やはりそれを説得する側にならないといけないと思いますね。
自治体はやはりお互い様というか、例えば三重県にしてもそうした災害が起こるという事があるわけで、その時にやはり他の自治体にお願いしなければならないわけですから、そういう意味では困っている自治体があるときには住民の反対があるのは分かった上で日本全体でカバーしていくことが重要だ」
地元、三重県の鈴木知事は5日の県議会で「受け入れるとか受け入れないでなく、市長会・町村会と一緒に中立の立場で課題を整理しているところ」と述べ、被災地がれきの受け入れについて明確な立場を示しませんでした。
これについて教授にお聞きしました。
「もう少し私は踏み込んでいただきたいと思うんですけどね。やはり、色々な意見があるのは確かです。中立でいたら何も動きませんから、三重県は困っているところがあったら助けるんだという方向性を出しながら、その中で住民の方とどのような形で折り合いをつけることができるのかという方向性に持っていってほしい。
どこの自治体も大変。がれきを受け入れるということになると必ず住民の反対が起こるだろうということも分かった上で、そういう意味では東京都の石原知事はかなり積極的にそうしたことに対して受け入れをすると発言されていますよね。やはりこれからはそういった方向性を示すという事も重要なんじゃないかなと思います。」
北九州の市議会もがれきの受け入れを市に要請する決議を全会一致で可決しています。
こういう動きが今後広がっていくのかもしれません。
今の日本はより一層、お互いが色々な形で助け合っていかなければいけませんね。
児玉教授、お忙しい中ありがとうございました!
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★☆佐佐木信綱展開催☆★
あさってから、三重県総合文化センターで「佐佐木信綱(ささきのぶつな)展」が開催されます。
唱歌「夏は来ぬ」の作詞で広く知られる歌人で国文学者の佐佐木信綱は、明治5年(1872年)当時の鈴鹿郡石薬師村で、やはり歌人で学者の佐々木弘綱(ひろつな)の長男として生まれました。
昭和38年(1963年)に92歳で亡くなるまで、歌人として、国文学者として、数々の功績をあげ、昭和12年(1937年)には第1回文化勲章を受章しています。
他にも90校に及ぶ学校で、校歌の作詞なども手掛けています。
ちなみに信綱の子、治綱(はるつな)も歌人でしたが早くに亡くなっています。
治綱の子・・・つまり信綱の孫にあたるのが、現在早稲田大学名誉教授の佐々木幸綱(ゆきつな)さんです。
幸綱さんは、歌人・俵万智(たわら まち)さんの師匠にあたる方なんだそうです。
さて、鈴鹿市石薬師町にある信綱の生家は、隣接の佐佐木信綱記念館とともに、ゆかりの品々が展示されています。
そして佐佐木信綱記念館を拠点に活動しているのが、"佐佐木信綱顕彰会"です。
その佐佐木信綱顕彰会が、あさって14日から津市の三重県総合文化センター2階 第2ギャラリーで、特別展示『三重県が生んだ佐佐木信綱展』を開催します。
この展示会は、公益財団法人 岡田文化財団の助成を受けて開催するもので、信綱の父・弘綱も含めた総合的な展示ということです。
準備に1年以上かけたという今回の特別展示では、静岡から奈良・京都、北陸や長野にある信綱のすべての歌碑と信綱の書による万葉集の歌碑、総数43基を調べ上げて写真パネルで紹介するほか、著名人から信綱に寄せられた手紙類の展示、あまり知られていない歌舞伎やオペラの脚本などの展示、さらには地元でもほとんど忘れられていた鈴鹿市の鼓ヶ浦音頭や四日市市の霞ケ浦音頭も発掘して展示されます。
この特別展示『三重が生んだ佐佐木信綱展』はあさって14日から18日まで、三重県総合文化センター2階 第2ギャラリーでの開催です。
入場料は無料となっています。
みなさん是非、足を運んでみてくださいね。
佐佐木信綱記念館
http://www.city.suzuka.lg.jp/life/shisetsu/9207.html
三重県総合文化センター
http://www3.center-mie.or.jp/center/index.shtml
他にも、「みえ地物一番おすすめ品」などの話題をご紹介しました♪
三重県地方卸売市場
http://shijyo-management.com/
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明日も寒くなりそうです。
花粉もたくさん飛ぶそうなので、寒さ対策花粉対策しっかりなさってくださいね!
EVENING COASTERはまた明日夕方17時です♪♪