今週もEVENING COASTERをお聞きいただきありがとうございます!
雨の予報はどこへやら。今日も県内は晴れて暑かった・・・。
みなさん水分補給や適度な休憩してますか?
熱中症にならないよう、ご注意ください><;
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さて、毎週木曜日は週替わり月1コーナー TOPIC
第2木曜日は 「SPORTS Journal」
スポーツマネジメントの世界について
鈴鹿国際大学 市野 聖治教授にお話を伺っています。
今日はお電話でのご出演となりました。
先週火曜日、サッカーワールドカップ ブラジル大会への、日本代表の出場が決定しました。
試合当日はテレビの前からじっと動かず、試合の行方を見守っていた方も多いのではないでしょうか。
最終予選B組の日本代表は、6月4日に埼玉スタジアムでオーストラリアと対戦し、本田圭佑選手が後半ロスタイムに同点のPKを決めて1-1で引き分け、5大会連続5度目の本大会出場を決めました。
教授が注目したのはこの試合を見た小学生の発言です。
「緊張するあんなすごい場面でど真ん中にゴールを決められるなんてすごい」
スポーツは感動を与えるのが非常に大きな使命、と教授。
感動は、大きく深く感じすぐ積極的に動こうとするという意味でそのことには内省が含まれているそうです。
深く自分を省みたり、冷静に自分を見直して自分も何かしなければと思うことが本当の感動なんだとか。
また、試合後選手たちは世界との戦いを見据え、「個の力を伸ばす」ことを課題に挙げています。
相手にとって突出した武器を持つ選手にならないと世界では戦えません。
これまでの日本はチームワークだ個人の力だと対立概念で述べられてきました。
もちろん、チームワークと個人、矛盾するところはありますが、その辺を高い所でうまく統合するのが大事だそうです。
個力のある選手がチームワークを組むところに高い力が発揮されると教授は話しました。
また、どちらが勝つかわからないのもサッカーの魅力。
勝ち負けだけじゃなく、その試合そのものの面白さを味わう事が大切ですね。
市野教授ありがとうございました。
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番組後半にはゲストをお迎えしました!
2011年4月の就任から、1期目4年の任期、その半分を折り返した、県都・津市の前葉市政。
今日は、津市の前葉泰幸 市長にお越しいただきお話を伺いました。

まず初めに、国が地方交付税の減額に合わせて7月から地方公務員の給与削減を要請している問題について。
津市は昨日職員の給与カットを9月議会に提案する方針を明らかにしました。
国からの地方交付税の削減は、地方分権に反することだと市長。
「仮に職員にお願いをして給料を減らさないとその分の市民へのサービスに影響が及んでしまうと、これは避けなければいけないということで、削減をさせていただくよう職員、組合とも交渉を始めたところです」
さて、スポーツの話題に話を移します。
津市といえば、レスリングの吉田沙保里選手!その吉田選手の名前が付いた『サオリーナ』、これを含む"仮称 津市産業・スポーツセンター"が伊勢自動車道 津インター近くに建設予定となっています。
これは津市体育館と津市市民プールを移転し、新築しようというもの。
加えて三重武道館も老朽化が進んでいます。
この3つの一体整備をしながら、三重県の施設であるメッセウイングみえを津市が移管し、一体整備をする。
産業スポーツセンターと銘打ち、産業展示機能とスポーツ振興機能を併せ持つ大きな事業なんだそうです。
いわゆる体育館ということになり、メインアリーナにサブアリーナ、そして屋内プールも含めて『サオリーナ』。
国体の会場として整備をしていこうと念頭に置いて進めてきたそうです。
市がスポーツを振興していくというのは、市民のスポーツ能力を高めていくという力の部分とは別に、健康維持など、はね返っては健康保険料の抑制にも繋がっていきますよね。
1人でも多くの方にスポーツに親しんでいただく事は市民の健康づくりにもつながる、と市長は話します。

この"仮称 津市産業・スポーツセンター"は28年度4月のオープンに向け、現在は周辺道路の整備など建築工事が始まろうとしている段階だそうですよ。完成が楽しみですね。
また、市長のライフワークといえば防災という位置づけになるかと思います。
東日本大震災の直後に就任されたということもありますし、防災というのは市民の命と財産を守る、市のトップとしては非常に重要な責務でもあります。
そういう意味では、少しづつ形になってきた2年だったのではないでしょうか。
「おかげさまで市民の皆さまからご協力をいただき、高い意識をお持ちいただいているので、着々と進んでいると思います」と市長。
津波避難ビルだと、61棟の指定ができました。これは12万3000人分だそうです。
あるいは、避難所の整備。一時避難できるところ・・・小学校などの屋上にフェンスをつけたり、外付け階段をつけたりといったことも進めているそうです。
しかし、避難所まで向かうまでに他の方の手伝いを必要とする方もいらっしゃいます。
そういった方にどう逃げていただくか、地域によってもそれぞれ考えていると思いますが、実際に災害が起きた時に手伝いをして一緒に逃げてくれる人がその時側にいるか・・・まだまだ難しい問題です。
その中で、特色のある取り組みについてお話しいただきました。
それは、"香良洲高台防災公園"
香良洲は三角州地帯で、大津波がきた場合全域に浸水の恐れがあります。
避難ビルの整備も進んでいますが、それも南側に集中しています。北側は、孤立の心配もありました。
そこで、香良洲町にある津市が所有している土地に、公共事業の排出土や、河川のしゅんせつ土を積み上げ高台にしようという取り組みが今進められています。
海抜3mのその土地に10mの高台を作れば津波の避難場所になります。
また高台造成の費用は国や県にも負担してもらうことで、津市の負担も軽くすみますよね。
完成予定は2021年度ですが、それよりも早い2017年の春ごろには避難場所としての供用を始められるよう事業を進めているそうですよ。

他にも、同じ命の問題として、動き出さない救急車問題と対策といった地域医療体制の話をしていただきました。
最後に、4年の任期の折り返し・・・残りの2年の抱負をお聞きしました。
「市民の皆さんと対話を重視しようということで、出来るものは出来る、出来ないものはこういうことでもう少しお時間を下さいということをはっきりとお伝えする、そういう姿勢を進めたいと思っております。それからとにかく前進ですね。スピード感はとても大事。そしてもう一つは決断。先送りしない、責任持って判断していく。対話。前進・決断という3つのテーマをかかげ、最終的にご信頼頂ける津市政に、志高くやっていきたい」
前葉市長、お忙しい中ありがとうございました。
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それでは、EVENING COASTERはまた来週月曜夕方17時です!
みなさま、素敵な週末を・・・☆