『アオギリにたくして』をご紹介

みなさんこんばんは!ADのありさです^^*

夏の高校野球、三重代表の津商業が初戦突破!!

強豪、智弁和歌山に見事勝利しましたー!!

昨年に引き続き、アツい夏になりそうですね!

頑張れ津商ー!!!\(゜ω\)(/ω゜)/

 

ではでは、今日の放送をチェックしていきましょう♪

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月曜コーナー  『 Focus on JAPAN 』

毎週、気になる「政治」「社会情勢」について、三重大学の児玉克哉 教授にお話を伺っています。

 

安倍総理大臣はきょうの参議院予算委員会の集中審議で、広島の平和祈念式典で触れなかった「非核三原則の堅持」に長崎では言及したことについて「誤解を招かないよう言及した」と述べました。

 

「『非核三原則』がどれだけの拘束力を持つのかも分かりづらいところはある。実はきちんとした法整備がされてないこともあって、ですから海外の目というのは"非核三原則があるから日本は大丈夫"とはみていないということもあって、それをどこまで明確に安倍首相もできるかというのがこれからの課題になるでしょうね」

 

『非核三原則』は、1967年に当時の佐藤栄作首相が述べた、核兵器を"持たず、作らず、持ち込ませず"という政府の政策・・・いわゆる方針です。故に、法的な意味合いは強くありません。

今、安全保障関連法案の審議が参議院で行われています。その中で、核兵器を運搬することは法律上は禁止されていないというような答弁があり、そのあたりも注目を集めたようです。

「実際に法律上は禁止されていないというのは、おそらく解釈としてはそうなんでしょうけども、それだけに日本が本当に核兵器に反対して日本でも絶対に持たない、持たせない運ぶこともしないということを世界から見ても信じられる国になれるかどうかというのがこれからにかかってる」

 

また、安倍総理は、「国是である非核三原則は揺るぎないものだ」と述べています。

ならば尚更入れるべきだったのでは、改めて確認するべきだったのではという言い方もできます。

「明確にして、それを建議していくというのは、ただ単に言葉だけじゃなくて仕組みの中で、まぁ法律の仕組みもそうですし、政策の中に活かしていくというのが重要になるでしょうね」

 

まもなく、戦後70年の談話が発表されます。

その内容について、教授はどうみているのでしょうか?

 

「実際にはかなり踏み込んだ発言をする可能性も高いと思っている。その点は本当分かりづらい。今、漏れ出ているのが逆に違う可能性があって、どういう風になるのか・・・ひょっとすると、安倍首相だからできるかなり踏み込んだ言葉を出すかもしれない。それによって一気に中国・韓国との関係を改善というのもありうることですし、逆にそれにあまり触れずに未来志向だけでいくというのも、これも可能性としてある。本当に出てみないとわからない」

 

児玉教授、ありがとうございました。

 

 

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★☆ アオギリにたくして ☆★

 

番組後半にはゲストをお招きしました。

 

映画『アオギリにたくして』の

 

企画・製作・統括プロデューサー 中村里美さん

プロデューサー&音楽監督 伊藤茂利さん

 

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「アオギリにたくして」は、アオギリの語り部と呼ばれ、広島平和記念公園の被爆アオギリの木の下でたくさんの人々に被爆体験を語り感銘を与えてきた被爆者・故沼田鈴子さんをモデルに、これまでお世話になった被爆者の皆様の思いを少しでも伝えていきたいとの思いから製作された映画です。

広島平和記念公園にある被爆アオギリは、爆心地から1.3kmにあった広島逓信局の中庭で被爆しました。

熱線と爆風を受けた爆心地側の幹半分は、焼けてえぐられていましたが、樹皮が傷口を包むように成長し、芽を吹きました。

アオギリの小さな芽は、70年は草木も生えないと言われた広島で、たくさんの人々を勇気づけたといいます。

1973年に平和公園に移植された被爆アオギリは、今も元気に平和公園を訪れる人々を迎え「平和の尊さ」と「いのちの大切さ」を伝えてくれています。

 

お二人のご出身は東京。でなはぜこの映画を作ろうと思ったのでしょうか?

中村さんは「30年程前、当時の私にとってヒロシマ・ナガサキというのは過去のできごと、教科書の中のできごとだった」と話します。

そのころ、アメリカでホームステイをしながら、中学・高校の歴史の授業で被ばく者のメッセージを伝え、原爆の映画を見せるというボランティア活動をしていた中村さん。

アメリカに行く前に、たくさんの被ばく者の方と会い、お話を伺いました。それがきっかけだと話します。

中村さん「海外に行って、改めてヒロシマ・ナガサキを伝えていくことの大切さを、海外で伝える中で感じた」

 

戦後70年が経ち、戦争を体験した方、語り部の方も高齢になっています。

体験のない者が、体験のない世代に語り継いでいかなければならない。

そんな時代が来るにあたり、自分たちになにができるのだろう・・・そう思ってこの映画が生まれたそうです。

 

この「アオギリにたくして」の上映会が、今月三重県内で行われることになりました。

明日、8月11日から計5日間行われます。

入場は無料です。

 

★上映スケジュール★

2015年8月11日(火) 三重県文化会館・中ホール

2015年8月15日(土) 熊野市文化交流センター・交流ホール

2015年8月22日(土) いせ市民活動センター 北館いせシティプラザ・多目的ホール

2015年8月23日(日) 四日市商工会議所・会議所ホール

2015年8月30日(日) 名張産業振興センター アスピア・多目的ホール

 

この映画は2013年の夏に完成し、各地で劇場公開されました。

今も、全国各地での自主上映・学校上映等が続いています。

日本全国、そして世界に向けて上映活動をこれからも展開していくそうです。

夏休み期間でもありますし、ぜひ子供さんや若い世代に見て欲しいと話されていました。

 

映画の詳細や、上映会のスケジュールなど、詳しくはホームページをご覧下さい。

http://aogiri-movie.net/

 

 

最後に、リスナーの方へメッセージをいただきました。

 

中村さん

「上映会の一つ一つを大切に全国行脚をしながら海外での上映も行っていきたいと思いますが、明日是非多くの人に来ていただきたいと思います。どうぞよろしくお願いします」

 

伊藤さん

「切り口をたくさん設けた映画なので、楽しめると思いますので、ぜひぜひたくさんのお客様に足を運んでいただきたいと思います」

 

中村さん、伊藤さんありがとうございました。

 

 

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いかがでしたか?

それでは、EVENING COASTERまた明日夕方17時です!

聞いてくださいね!