ゲストは、ノンフィクションライター・水谷竹秀さん

みなさんこんばんは!ADのありさです^^*

ではでは、今日の放送をチェックしていきましょう♪

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月曜コーナー  『 Focus on JAPAN 』

毎週、気になる「政治」「社会情勢」について、三重大学の児玉克哉 教授にお話を伺っています

 

関東・東北を襲った大雨による水害、すさまじい規模、甚大な被害となりました。

ここにきて、自治体の避難情報・避難指示の出し方について物議をかもしています。

予期せぬことが頻繁に起きるようになってきた今、非常に難しい判断ですが、これにどのくらい備えておくのか・・・自治体の、地域の姿勢が問われる時代になってきたと教授。

地域全体に一気に出すのがいいのか、地域を細かく区切って出すのがいいのか・・・

しかし、細かく出すにはそれだけの情報が必要で、自治体の財政にもつながってきます。

最近では自治体も早い段階で避難の情報をだしますが、実際に避難している人はそう多くはありません。

避難情報出てたけど、前回も大丈夫だったから今回も大丈夫だろう、そう過信している人も多いと言います。

堤防の決壊などはいつどのように起きるのか予測するのは難しいです。

判断は難しいですが、精度を高めることが重要だそうです。

 

そしてもう一つ、沖縄県普天間基地の移設問題をめぐり、政府と沖縄との対立は決定的となりました。

埋め立て承認の取り消しをひとつの対抗手段として出してきた翁長知事。

そこに法的な瑕疵があるか、ここがポイントになってくるのでしょうか

「法的なものがあるかないかだけでなしに、社会的な問題として、できるのかどうか。見解の分かれるところになりそうですね」

 

また、今週は安保法案が山場を迎えます。

数は自民党が圧倒的に有利ですが、そのまま押し通していくのか。

対する野党は徹底抗戦の構えですが、具体的にどうするのか・・・

政府としてはどのように、丁寧に決めていくというのを見せられるのか。

私たちもしっかり見ていきたいと思います。

 

児玉教授、ありがとうございました。

 

 

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★☆ ゲストコーナー ☆★

 

番組後半にはゲストが登場です!

桑名市出身のノンフィクションライター

水谷竹秀さんです!

 

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水谷さんは1975年桑名市生まれ。

2011年、『日本を捨てた男たち フィリピンに生きる「困窮邦人」』で、第9回開高健ノンフィクション賞を受賞されています。

現在はフィリピンに住まれていて、取材などで年に何回か日本に帰国されているそうです。

何故、水谷さんはフィリピンに移住を決めたのでしょうか?

きっかけは、大学生のときにバックパッカーで東南アジアに旅行したことだそうです。

そのころに写真を始め、いつか東南アジアで写真を撮りたいと思うようになります。

そして、写真だけでなく、文章も書けた方がいいと、日系メディアに応募し今に至るそうです。

 

そんな水谷さんの新作が明日発売となります!

タイトルは、

 

『脱出老人 フィリピン移住に最後の人生を賭ける日本人たち』

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開高健賞を受賞した前作は大きな話題を呼び、ベストセラーとなりました。

水谷さんが次に挑んだテーマは、日本の高齢者達の老後の幸福。

移住したからといって必ず幸せになるわけではありませんが、この本に登場する人たちは、日本の問題だらけで先行き不安な超高齢社会でもがき苦しみ、そして、日本を脱出するというアクションを起こした人たちなんです。

フィリピン&日本で3年間にわたり徹底取材した衝撃のノンフィクション!

タイトルをみると、老後は海外で華やかなセカンドライフ・・・!といったかんじなのかなと思いきや、希望を求めてフィリピンに移住した日本人の現実が書かれています。

「現実を書くとなると、事実を積み重ねていく作業なので、必ずしも明るい話だけに染まらないというか、そういうところがどうしても出てきてしまうんですよね。それを書かないとそれは現実ではないので・・・」と話す水谷さん。

 

老後の日本では経済不安もあり物価が高い。その点海外は気候は温暖で経済的にも物価レートは安い。

言葉の問題はあれど、日本で持っていた資産で楽しく暮らせる・・・そんなイメージを持っている方も多いのではないでしょうか。

でも現実は違うと水谷さんは話します。

もちろん、幸せに暮らしている人もいますが、必ずしもそうではなくて、定年を迎えた段階で海外の文化や生活環境に適応できるかというとなかなか難しいんです。

うまくいく人とそうでない人、その差はなんなのでしょうか?

「取材した中で感じたのは、海外の文化であるとか違ったものを受け入れられるかどうか。その寛容さに繋がると思うんですけども、そこがやっぱり大きいのかなと」

今の生活と新たな生活、それぞれ全く新たな価値観で受け入れることができるか、日本にいる段階でその感性が身につけば海外でもやっていけるのではないでしょうか。

 

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フィリピン移住という一つのテーマはあるものの、日本の少子化対策を含めた生涯未婚率の問題、生き方の問題、そういったことを含めた問題提起となっているこの作品。
老後の幸せってなんだろう、そう考えたときに真面目に考えるきっかけになればと水谷さんはおっしゃっていました。

取材した方々の、幸せな最期を迎えようと、あまりにもドラマチックな生きっぷりに、ぐんぐん引き込まれること間違いありません。

みなさんも、ぜひ読んでみてください。

水谷さん、ありがとうございました!

是非またお話を聞かせてください!

 

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いかがでしたか?

それでは、EVENING COASTERまた明日夕方17時です! 聞いてくださいね!