◇『 Focus on JAPAN 』 ジカ熱の流行

● 2016年2月8日(月) 放送分


こんばんは!ADりょうです。

今日は、富田アナウンサーでした(^^)

(と確認が必要なくらい代田アナウンサーの登場もまた増えてきましたね!

今週ももしかしたらまた登場されるかもしれないですよ。)

 

月曜コーナー  『 Focus on JAPAN 』

 

 

毎週、気になる「政治」「社会情勢」の話題をピックアップ。

分かりやすく解説しているこのコーナー。

三重大学人文学部の先生方に週替わりで担当して頂きます。

今日の担当は、文化人類学・ 経済人類学 がご専門の、三重大学人文学部 准教授の深田 淳太郎先生

電話でお話を伺いました。

世界保健機関(WHO)は1日、ブラジルなど中南米を中心に流行している感染症「ジカ熱」に関し、「緊急事態」を宣言した。

ジカ熱とは?

ジカ熱というのは、一昨年の夏に日本でも東京の代々木公園などで感染が報告されたデング熱と同じく、蚊が媒介するウィルスの感染症

蚊が媒介するウィルスなので、マラリヤやデング熱と同じく赤道近辺の熱帯の国でしばしば感染が報告される。

症状としては、デング熱が40度近い高熱が3、4日続くというものなのに対し、関節痛や倦怠感、発疹など、熱も38度を超えることは稀で、症状としてはさほど深刻にならない場合が多い。

 

感染しても発症しないケースが多く、発症しても気がつかない場合が多い。

ただし妊婦が感染した場合、お腹の中の胎児に感染して、生まれてくるときに、頭が小さく脳の発達が不十分になる「小頭症」になる可能性があると言われている。

ブラジルで昨年10月以来、小頭症と確認された新生児は404人に上り、2014年の147件から激増。このほか、疑いがもたれる症例が3670件ある。

こうした小頭症急増の原因が、蚊が媒介するジカウィルスである可能性が高いと言われている。医学的に関係が証明されてはいない。

ワクチンや予防薬などが今のところは無く、予防には蚊に刺されないようにするしかない。

日本でも、厚生労働省は1月21日、渡航の際は長袖を着るなど対策を取るよう呼びかけた。特に妊婦は渡航を控えるのが望ましいという。

日本にも生息するヒトスシジマカは媒介が可能。輸血や性交渉でも感染する可能性がある。

すでに南米だけではなく北米にも感染が広がっているが、今年の夏のリオオリンピックで世界中の人がブラジルを訪れるために、世界的なパンデミックになる可能性が指摘されている自覚症状がない、ワクチンがない。

ブラジルでの妊娠中絶の是非論争

このジカ熱の流行で、ブラジルでは一つの論争が持ち上がっている。それが妊娠中絶の是非についてである。

カトリック信者が7以上を占めると言われるブラジルでは、法律で原則的に人工中絶は禁止されている。発覚して有罪となれば医師と妊婦は懲役。

実際に非合法の人工中絶は行われているが、極めて高額の費用がかかる。ジカ熱に感染した場合に合法的に妊娠中絶できるようにするべきであるという議論が持ち上がっている。

反対派は、小頭症の子が生まれるから妊娠中絶して良いということになると、他の先天障害はどうなるのか、ダウン症は、、。生命の選択を認めて良いということは、ナチスドイツの優生思想にもつながっていく危険な思想だ。と反論。

これは日本で数年前から話題にあがっており、遺伝病が分かる出生前診断の問題とも関係してくる。日本では母体保護法の下で人工妊娠中絶が合法なので、たとえばダウン症が判明した場合9割以上が中絶を選択すると言われている。

何が生まれてくるべき命で、何がそうでないのかを判断するということ。

文化的、宗教的な価値観の問題もあり、また、医療費などの経済的な問題も関係してくる難しい問題。

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富田アナは、43歳になられてからの放送でした(^^)

老体を酷使されて...、いや、老体ではありませんね(笑)

普通にしていて、ぎっくり腰になられたそうで、予兆がないとは大変です...

ぎっくり腰、早く良くなられるといいです(><)わたしも気をつけなくちゃ...

 

 

ただいま、編集作業をされていますよ(^^)

がんばってください!

 


それではまた

EVENING COASTER 

月 ~ 木  17:00 ~ 18:55

でお会いしましょう!(^^)ノADりょうは、また水曜日です。

いつもありがとうございます♪