みなさんこんばんは!ADのありさです^^*
昨日は2月とは思えないほど暖かかったですよね。
熊野の新鹿は24・7度と夏日に迫る勢い・・・!
しかし、一転して今日は例年通りの寒さに戻り・・・この気温差でまた体調を崩してしまいそうです。
インフルエンザも猛威を振るっていますから、十分な休養と手洗いうがい対策をしっかりしておきたいですね!
皆さんも体調管理お気を付け下さい!
ではでは、今日の放送をチェックしていきましょう♪
.。.:*・゚+.。.:*・゚+.。.:*・゚+.。.:*・゚+.。.:*・゚+.。.:*・゚+.。.:*・゚+.。.:*・゚+
月曜コーナー 『 Focus on JAPAN 』
毎週、気になる「政治」「社会情勢」の話題をピックアップ。
分かりやすく解説しているこのコーナー。
三重大学人文学部の先生方に週替わりで担当して頂きます。
今日の担当は、『経営学』がご専門で、三重大学人文学部 准教授の青木雅生(まさお)先生。
お電話でお話を伺いました。
15日の東京株式市場は、前週末に大幅に下落した割安感からの買い戻しが膨み、日経平均株価の終値は3営業日ぶりに1万6000円台を回復しました。
この株価の乱高下、日本経済の先行きに不安が広がっているようにも思われます。
中でも大きく値を下げているのが、中国と日本の株。
青木先生によると、日本の株価の下落は中国の株価が下落していることが原因。
日本の経済は中国の景気に左右されていることを示しているといえるそうです。
「爆買い」に象徴されるように、日本国内の消費・需要は中国人の富裕層などを中心とした外国人によってもたらされるものが少なくない状況。
特に中国人富裕層のこうした消費力を支えているのは、株式の売買などで得られる資金とも言われています。
中国の株式が下落している以上、こうした消費は今後期待できないのではないか、という見通しから日本の百貨店などの株価が下がる傾向になっているそうです
また、日本の製造業は中国など海外での生産を増やしていますが、中国の位置づけは生産の場所としてだけではなく、徐々に市場としての位置づけを高めています。
中国国内での消費力に期待した、販売の面での進出も近年強くなっているそうです。
しかしそれも、中国の景気が減速するとなればそれを期待することができず、日本企業の業績にマイナスの影響を与えるとみられる為、株価下落の要因になっているとか。
・・・日本経済は中国に左右されている、ということなのでしょうか?
近年そうした傾向はあるものの、必ずしも中国だけとは限らない、と青木先生。
日本が海外の市場などの状況に依存している傾向はこれまでもずっとあったといえるそうです。
"日米関係は緊密である"ということが政治ではよく言われますが、それは実体として経済的なつながりが強いことが基盤にあります。
アメリカの市場で日本製品が支配していたといわれるほど売れていた時期がありました。
確かにすごいことですが、裏を返せばアメリカ市場に依存していたともいえるそうです。
日本経済の成長は海外市場に依存してやってきたということになり、決して強い基盤が日本にあるとは言い難いと先生は話します。
こうした状況の中で、日本の企業で利益を出せているところはどういうところなのでしょうか。
青木先生は、
◆新製品やサービスを生み出しているところ
◆海外進出し、海外市場で販売などを伸ばしているところ
◆コストダウンに成功しているところ
の3つにくくれるのではと話します。
コストダウンについては、賃金の安い海外の労働力によって生産することでコストダウンを図る、というのが中心。
日本人の賃金より中国やASEAN諸国の賃金の安さによる"差"がコストダウンの中身になるとか。
コストダウンそのものは必要なこと。ですが、賃金差によって生まれる"利益"で大丈夫なのか・・・それが問題です。
そもそも利益はどこから生まれるのか。
やはり、新しい価値を生み出すこと、価値創造をしてこそだと先生。
ものづくりを例にして考えると、部品や原料などを加工したり組み立てること・・・すなわち労働、働くことがその価値創造の部分だそうです。
海外の安い労働力を活用すればするほど、それに引きずられるように日本人の賃金も下がる方向にならざるを得ません。
それは日本国内の需要を委縮させる方向になるそうです。
賃上げが言われていますが、インフレなどのほうが強く、実質賃金はむしろ下がっているとか。
今後、海外市場が重要な要素になることに変わりはありませんが、日本国内の需要を喚起するような対策や行動が求められるそうです。
青木先生、ありがとうございました!
.。.:*・゚+.。.:*・゚+.。.:*・゚+.。.:*・゚+.。.:*・゚+.。.:*・゚+.。.:*・゚+.。.:*・゚+
2月15日(月)のEVENING COASTER
他にも、
「三重県からのお知らせ」では
【 伊勢志摩サミット開催記念 第9回 美し国三重 市長対抗駅伝 】のお知らせ
美し国三重 市長対抗駅伝 運営委員会事務局
電話:0596-22-8890
など、最新のニュース&トピックス&ミュージックと共にお送りしました!
いかがでしたか?
それでは、EVENING COASTERまた明日、夕方17時です!
聞いて下さいね♪