ベトナム料理と伊勢うどんの共通点とは・・・?!

みなさんこんばんは!ADのありさです^^*

今日は、伊勢名物の伊勢うどんとベトナム料理の意外な関係をご紹介しました・・・♪

 

ではではさっそく、今日の放送をチェックしていきましょう♪

 

 

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月曜コーナー  『 Focus on JAPAN 』

 

 

毎週、気になる「政治」「社会情勢」の話題をピックアップ。

分かりやすく解説しているこのコーナー。

三重大学人文学部の先生方に週替わりで担当して頂きます。

 

今日の担当は、『地方自治論』がご専門で、三重大学人文学部 准教授の岩崎恭彦先生

お電話でお話を伺いました。

先週無事に終了した伊勢志摩サミット。

今回のサミットでは三重県、とりわけ伊勢志摩地方にさまざまな影響をもたらすだろうと考えられます。

きょう、岩崎先生にお話頂いたのは影響のひとつであろう『ふるさと納税』

みなさんは、昨年度2015年度に志摩市に寄せられたふるさと納税の合計金額がどのくらいかご存知ですか?

先月末の公式発表によると、その金額は"6億7394万円"。これは過去最高の金額だそうです。

2014年度の寄付金額は"約800万円"でした。これと比べると約84倍に増えていて、伊勢志摩サミット開催決定の効果が非常に大きかったと言える、と岩崎先生。

地元や三重県内に限らず、全国各地から伊勢志摩サミットを応援したいというお気持ちがたくさん寄せられたということですね。

また、先日の熊本地震で被災した自治体にも復旧復興に役立ててほしいとふるさと納税の仕組みが活用されています。

 

『ふるさと納税』とは、正確には「寄付金」と「税額控除」の仕組みを組み合わせたもの。

個人が地方自治体に対し寄付金を支出すると、そのうち2000円を超える部分について一定額の住民税が所得税と合わせて税額控除される・・・というものです。

昨年4月から『ふるさと納税ワンストップ特例制度』が創設され、確定申告をしなくても寄付金控除が受けられるようになり便利になりました。

さらに今年度からはふるさと納税の企業版も開始される予定だそうです。

最近では各メディアふるさと納税の特集が組まれていますし、地元で採れた農産物や海産物をはじめ、特産品を使った「お礼の品」がとても話題ですよね。

自治体ごとの特色を活かした「お礼の品」の魅力が寄付金控除のお得感と合わさって、ふるさと納税の盛り上がりに拍車をかけています。

しかし先生は、昨今の盛り上がり方に対しては行き過ぎではないかという懸念も感じられると言います。

もともと寄付金とは自発的なもので、「自分を育ててくれた地元の美しい自然環境を保全するために使ってほしい」「ふるさとに恩返しをしたい」といった気持ちで行うもののはず。

豪華なお礼の為に、「やらないと損だから」という気持ちが煽られ本来の寄付とは違ったものになっているのではないか・・・そう話す岩崎先生。

 

「ふるさと納税は、自分が生まれ育ったふるさとへの感謝の気持ちに基づく寄付、というのが元来の発想と思いますが、そればかりではなく、地元かどうか、縁やゆかりがあるかどうかには関わりなく、理想のふるさとづくりへの期待の気持ちも込めて出身以外の自治体に対しておこなわれる寄付も、あって良い。昨今の動向をそのように理解したい」と岩崎先生。

6億円を超える善意の寄付金を受け取った志摩市の行政にはそのような期待の気持ちにしっかり応えてもらいたいですね。

寄付金の多くは伊勢志摩サミット関連の出費に使われるでしょうが、それに加えて理想のふるさとづくりの活動にも活用してもらい、受け取った寄付金をどう活用したのか、その成果を寄付者の皆さんにわかりやすく詳細に情報発信、情報公開してもらいたい、先生は最後にそう話されました。

 

岩崎先生、ありがとうございました!

 

 

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 ☆★ ベトナムの麺料理・カオラウと伊勢うどん ★☆

 

 

サミットで注目が集まった伊勢志摩地方。

伊勢の名物のひとつといえば、皆さんご存知『伊勢うどん』!

実は、海外と意外なつながりが・・・!?

それは一体何なのか・・・!お客様をお迎えし、お話を伺いました!

 

お越しいただいたのは、

NPO法人「ベトナムに理想の学び舎を!」の理事長、上田衛さん

そして、ベトナム出身のトゥイさんです!

 

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トゥイさんは、日本に来て3年半ほどだそうです。

現在はご結婚・出産されて専業主婦をされています。笑顔が素敵ですよね♪

そして、上田さんは普段どんな活動をされているのでしょうか。

NPO法人「ベトナムに理想の学び舎を!」は、ベトナムの農山村部で日本語を学びたくても学べない人たちの為に、日本語学校をつくり、維持・管理をされています。

その活動の中で、伊勢うどんとベトナムの意外な繋がりを知ったそうなんです。

伊勢うどんとベトナム・・・すぐにはぴんとこないかもしれませんね。

ベトナムの食文化の中で、麺料理は大きな割合を占めています。

"フォー"は私達日本人にも、ベトナム料理としておなじみですよね。

そんな数ある麺料理の中で、上田さんがアジアNo.1の美味しさだと話す"カオラウ"

実はこの"カオラウ"が伊勢うどんと深いかかわりがあるそうなんです!

カオラウとは、ホイアンの井戸水を用いたベトナムでは珍しい麺を使い、少量のタレに絡めて食べるホイアン3大名物のひとつ。

ベトナムの麺料理は、普通ヌクマムという魚醤を使うのですがこのカオラウは醤油を使っているんだとか。

日本と違い、醤油は精進料理など少量しか使われないそうなんですが、つゆに使っているということで珍しいんだそうです。

具材は豚肉や揚げワンタン、香草など生野菜が定番。ベトナムでは朝食としてよく食べられる家庭料理なんだそうです。

確かに、伊勢うどんも極太の麺に醤油のタレを絡ませて食べますし、比べていると確かに似ていますね。

ベトナム出身のトゥイさんは、

「醤油のだし汁は似ていると思います。またカオラウは甘辛いので似ていると思います。たまり醤油の甘辛さと似ていると思います」と話します。

 

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食べ方が似ているから、という理由だけではありませんよ!ちゃんとルーツもあるんです。

その昔、ベトナムが現在の形になる前は、北部地方は中国の影響の強い阮王朝、南部はクメール王朝の扶南国、中部地方はチャム人のチャンパ王国がありました。

そして15世紀、勘合貿易から朱印船貿易へと日本との交易が盛んなころ、伊勢の国の回船問屋の次男、角屋七郎兵衛 栄吉はチャンパ王国の交易港のホイアンにて、日本との交易で象牙や香木などの商いをしていました。

しかし、徳川幕府下において鎖国令が発布され、帰国叶わぬことになってしまいます。

また、このホイアンには1000人ほどの日本人が住む日本人町というところがあり、七郎兵衛が作ったとされています。

おなじように鎖国によって日本に帰れなくなった人たちのため、伊勢の国出身である七郎兵衛が故郷をおもいながらつくられたのでは・・・そう上田さんは話します。

カオラウのルーツが伊勢うどんなら、遠くからやってきた客人をもてなすために出されていたのかもしれませんね。

私も一度、カオラウを食べてみたくなりました!

日本ではなかなか食べることは難しいかもしれませんが、カオラウと伊勢うどんの関係についてもっと知りたくなった方いらっしゃるのでは??

NPO法人「ベトナムに理想の学び舎を!」のホームページでは、カオラウと伊勢うどんについてのリーフレットをダウンロードすることが出来ます!

「みんなに広める活動」のページの下の方にありますので、ぜひダウンロードしてご覧になってみてください!

またメールでお問い合わせいただいても大丈夫との事です!

詳しくはホームページをご覧ください!

http://npo-vrm.or.jp/index.html

 

 

次はぜひ、上田さん達の普段の活動についても詳しくお話を伺いたいですね!

上田さん、トゥイさんありがとうございました!

 

 

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いかがでしたか?

それでは、EVENING COASTERまた明日夕方17時です!

聞いて下さいね♪