ゲストにEARNIE FROGs!

みなさんこんばんは!ADのありさです^^*



ではでは、今日の放送をチェックしていきましょう♪




.。.:*・゚+.。.:*・゚+.。.:*・゚+.。.:*・゚+.。.:*・゚+.。.:*・゚+.。.:*・゚+.。.:*・゚+




月曜コーナー  『 Focus on JAPAN 』



毎週、気になる「政治」「社会情勢」の話題をピックアップ。

分かりやすく解説しているこのコーナー。

三重大学人文学部の先生方に週替わりで担当して頂きます。



今日の担当は、『文化人類学』がご専門で三重大学人文学部 准教授の深田 淳太郎先生

お電話でお話を伺いました。


3月に文部科学省が公表した"教科書検定"。この検定で話題になったのが、ある出版社の一年生向けの道徳の教科書。

その中に、子どもとおじいちゃんが近所を散歩して、自分が住む町の好きなところをみつけるという内容の話があります。

そしてその話の中にもともと登場していた近所の美味しいパン屋さんが、検定を経て和菓子屋さんに修正されました。

検定でこの教科書に対して出された指摘は、「学習指導要領の『伝統や文化の尊重、国や郷土を愛する態度』に照らして不適切だ」というもの。

もちろん、各方面からすぐに批判が上がりました。「日本人は100年以上もパンを食べ続けているのに、パン屋が日本の文化ではないとはどういうことか」とか、「和菓子だって外来の技術と混ざって今の和菓子がある」など。

要は、「我が国の文化」と国家権力が検閲して決めるということへの違和感、反発というところが大きいといいます。

文科省としては、検定意見は教科書全体として「郷土の文化」の要素が足りないと言っただけで、パン屋が日本の文化じゃないとは言っていない、パン屋を和菓子屋に変えたのは出版社の判断だ、と反論しています。


『文化』というのは、生きている人々が日常的に実践している物事のやり方であったち、使ったり、食べているもので、当然常に変わっていきますし、これだけ人もモノもグローバルに動いている時代なので、色々な要素が混ざり合っているというのが当たり前だと先生。

文化が"人々のもの"であることは事実なのですが、一方で『文化』には政治的な側面も強くあるそうです。

そもそも『文化』という概念は、もともと日本にあった言葉ではなく、明治時代にヨーロッパの言葉から翻訳されたものだといいます。

そのヨーロッパでも、『文化』という言葉が今のような意味で使われ始めたのは18世紀、19世紀の頃。

19世紀のヨーロッパは、各地に小規模な領主が力を持っていてバラバラだったのが統一され、今ある形の「国」が作られていく時代。

ここで『文化』が大きな役割を果たします。ドイツでは一足早く国としてまとまったフランスにナポレオン戦争で征服されますが、そこからドイツ人がまとまって独立する為のキーワードの一つが『文化』でした。


『文化』は二つの役割を果たすそうです。

ひとつは、『文化』はそれぞれの地域や人間が違うということ、"個性"を主張する役割。

しかし同時に真逆の役割も。

ドイツは各地域で言葉も風習も少しずつ違っていましたが、フランスに対抗するためにはまとまらなければならない。そこで各地域間で、ある程度共有できる「ドイツ文化」が作られ、ドイツはひとつに。

つまり『文化』は人々をひとつの"同じドイツ人"にする役割を果たしたわけです。


『文化』という概念は、人と人を分断したりまとめたりと、その始まりから「政治的」なものだったことがわかります。

政治的だから悪いという訳ではなく、「他の人たちとは違う自分たちの個性を主張する」ことも「文化を共有してひとつになる」ことも『道徳』として正しいと言ってもよいかと思う、そう深田先生。

しかしこれが裏側に働くこともあり、注意が必要だといいます。

文化が異なることを盾にして異なる人々を排斥する、あるいは「私たちは一つの国民だから」と国内にある多様な声を無視し一つの考え方を矯正していく・・・といったことは、現在世界中で起こっている事。

美しい日本の文化を主張するという事が、他国を見下したり排斥したり、あるいは国内の多様な価値観を抑え込むという方向には向かわないで道徳教育を行ってほしい、そう先生は話されました。


今月まで、第二月曜日にこのコーナーを担当して下さっていた深田先生ですが、今日が最後のご担当となりました。

最後に一言いただきました。

「一年半ほどやらせていただいて、非常にいい経験になりました。また機会がありましたら、ぜひお願いしたいと思います」

深田先生、今までありがとうございました!





.。.:*・゚+.。.:*・゚+.。.:*・゚+.。.:*・゚+.。.:*・゚+.。.:*・゚+.。.:*・゚+.。.:*・





☆★ ゲストコーナー ★☆




番組後半にはスタジオにゲストがきてくれました!

番組には一年振りの登場!EARNIE FROGsのみなさんです!


s-P1080371.jpg

名古屋を中心に活動している男女混声ツインボーカルロックバンド

左から、

ギター&コーラス テラオさん

ギター&ボーカル 三木正明さん

ベース&ボーカル おがたさん

ドラム&コーラス ゆかちんさん

EVENING COASTERには一年振りのご出演!

その間、ライブ活動に創作活動と忙しい毎日を送っていたEARNIE FROGsのみなさん。

満を持して、今週アルバムが発売となります!!

4月12日リリース 1st Full Album

『ノンフィクション』


昨年11月にリリースした「リアリティ」に加え、新たに11曲を収録し、EARNIE FROGsの音楽的要素と可能性を十二分に発揮した一枚に!

「12曲がバラエティに富んだアルバムになっていますので、何回聞いても飽きないでしょうし、どんな聞き方をしていただいてもいいような、そんなアルバムになっている」と三木さん。

今日は、このアルバムの中から『Step Sound』『愛しい人』をオンエアしました♪


s-P1080366.jpg


『Step Sound』サビが言葉遊び・数字遊びになっているんだそうです。

テラオさんがオケをもってきて、三木さんが詞をつけられたそうですが、タイトルだけは先に決まっていたんだとか。

そこから、ステップ→階段を上る→数字を一つ一つ上げていくと連想し。またステップアップする、成長する、階段を下りるように過去の自分を思い出す・・・そういった思いで書かれています。


そして『愛しい人』は、EARNIE FROGs初のラブソング。

いかにまっすぐな気持ちや想いを、聞いてもらえる人に歪みなく伝えられるんだろう、そう思いながらギターをレコーディングしたというテラオさん。

また、『Ordinary』という曲はこれまでとは違った感じでドラムを叩いているということで、ゆかちんさんオススメの一曲。

おがたさんは、ピックアップするのは難しい。もう全部聞いて欲しい、と一言。

みなさんも『ノンフィクション』を聞いて、お気に入りの一曲を見つけて下さい♪



そして!このアルバムをひっさげてのツアーも間もなくスタート!


【 「MARCHING FROGs "ノンフィクション" TOUR 2017 ~愛しい人たちへ~」 】

2017年4月26日(水)@大阪府 LIVE SQUARE 2nd LINE

2017年5月2日(火)@愛知県 APOLLO BASE


ツアーファイナルシリーズ

2017年6月11日(日)@大阪府 北堀江 club vijon ※自主企画

2017年7月1日(土)@愛知県 APOLLO BASE ※ワンマン


ツアーファイナルは地元名古屋でのワンマン!!

普段のライブでは、時間の都合で溢れちゃう曲も、ワンマンでは余すことなく演奏したいと気合十分のみなさん。

是非皆さん、EARNIE FROGsの生のパフォーマンスを観に行ってみて下さい!

詳細は公式ホームページをご覧くださいね!

http://earnie-frogs.jp/



最後に、リスナーのみなさんへメッセージをいただきました!


三木さん「三重の皆さん、我々もまたぜひライブしに来ますし、明後日発売の『ノンフィクション』素晴らしいCDができたと思います。ぜひぜひ聞いてください。よろしくお願いします」


テラオさん「(EDで)今かかっている曲、聞こえましたか?イントロのギターの音、あれ僕です!ちょっとでもいいなと思ったらライブ聞きに来てください。よろしくお願いします」


ゆかちんさん「今回アルバムが生活の一部になるような、ほんとに近いものになったと思うので、ぜひ聞いて欲しいなと思います」


おがたさん「三重県から大阪も名古屋も近いので、ライブ来て下さい」



EARNIE FROGsのみなさん、ありがとうございました!

また間をあけずに遊びに来て下さい♪



.。.:*・゚+.。.:*・゚+.。.:*・゚+.。.:*・゚+.。.:*・゚+.。.:*・゚+.。.:*・゚+.。.:*・





いかがでしたか?

それでは、EVENING COASTERまた明日夕方17時です!

聞いて下さいね♪