『Ｆｏｃｕｓ　ｏｎ　ＪＡＰＡＮ』⇒教育の無償化

みなさんこんばんは！ＡＤのありさです＾＾*

では、今日の放送をチェックしていきましょう♪

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月曜コーナー　　『Ｆｏｃｕｓ　ｏｎ　ＪＡＰＡＮ』

政治・社会・経済・文化などの分野から、タイムリーなテーマをピックアップ。

分かりやすくお話し頂きます。

担当して下さるのは、『歴史学（日本史）』がご専門で、皇學館大学文学部長の岡野友彦先生。

今日はお電話でお話を伺いました。

今日のテーマは『教育の無償化』について

安倍総理は、５月３日の憲法記念日に「２０２０年を目標に憲法を改正し、教育の無償化を憲法に規定する」という意向を示しました。

憲法によると、第２６条に「すべての国民は、法律の定めるところにより、その能力に応じて、ひとしく教育を受ける権利を有する。」とあり、その２項には「義務教育は、これを無償とする。」とあります。

現時点で義務教育は無償です。しかし幼稚園や高校は通うのにお金がかかります。

これを無償にしようということで、比較的多くの賛成が得られそうなのですが・・・実はそう簡単にもいきません。

ひとつは、財源の問題。

仮に、幼稚園から大学まで全ての教育を無償化にすると、５兆円を超す財源が必要だというのです。

ではその財源はどこから持ってくるのでしょうか。いまのところ、消費税の増税や、教育国債という話があがっています。

高校の無償化については、一部的ではありますが２０１０年の民主党政権時に実現しています。

話題の多かった子ども手当と同じような形で実現され、当時野党だった自民党からはばらまきだと批判されました。

これを憲法を改正する形で無償化するとなる以上、もう少し広げるということになり、では広げるにはどうすればよいのか。

先生によると、大学まであるいは私立まで考えられるそうです。

しかし。大学教育をもし無償化した場合、不平等という問題がでてくるそうです。

高校を卒業した１８歳の二人に一人は進学せず就職しているといいます。

その卒業後１８歳で働いている人の税金で、同じくらいの年の子が無償で教育を受けられることになります。

もうひとつは、私立です。

現在の高校は、公立が７、私立が３の割合なんだそうですが、大学となると国公立が１、私立が４と、私立の方が多くなります。

私立にはそれぞれ学校のカラーがあり、無償化になるとそのカラーがなくなり多様性がなくなってしまうのではないかという懸念です。

幼稚園や高校、あるいは無償といいつつお金がかかっている小中学校の給食の問題・・・

そういったことも含めて、貧困家庭の奨学金の問題などこちらを先に議論すべきではないか、そう先生は話されました。

岡野先生、ありがとうございました！

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いかがでしたか？

それでは、EVENING COASTERまた明日、夕方１７時です！

聞いて下さいね♪

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