『 Focus on JAPAN 』⇒ダイバーシティ化

みなさんこんばんは!ADのありさです^^*

今日の三重県は日本で一番暑かった・・・!

朝起きたら、閉めきっていた私の部屋は蒸し風呂のようになっていました・・・

しかし、一変して明日は台風が三重県に接近する予想です。

みなさん、最新の情報をチェックしてしっかり備えてくださいね。

では、さっそく今日の放送をチェックしていきましょう♪



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月曜コーナー  『 Focus on JAPAN 』


政治、社会、経済、文化の各分野からタイムリーな話題について、コメントしていただきます。

担当して下さるのは、『歴史学(日本史)』がご専門で、皇學館大学 文学部長の岡野 友彦先生


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今日のテーマは『バニラ・エアが車いすの男性に対しタラップを自力で上らせた問題』について

格安航空会社(LCC)のバニラ・エアを利用した車椅子の男性が今月5日、奄美空港で搭乗する際、「階段昇降をできない人は搭乗できない」と説明され、階段式のタラップを腕の力だけで、はうようにして上らされていたことが分かりました。

このような問題が起きていたことも驚いたのですが、もっと驚いたのはインターネット上では、バニラ・エアの対応を批判した車いすの男性を「クレーマー」などと非難する声が上がっていることだと岡野先生。

2016年4月、障害者差別解消法という法律が施行されて一年。

これは、障害を持っているというだけで不利益な扱いをしてはいけないというもの。

問題を解消するために特段お金がかかるなどの場合は話は別になりますが、

今回の件は、アシストストレッチャーという座った状態で運ぶことのできる機械を翌週には航空会社側が導入しています。

やろうと思えばすぐにできたことをやっていなかったということは不作為で、明らかに航空会社側に過失があると先生。

そのあたりをもっと声をあげた人の人権を大事にしていくべきだと話します。


みなさんは『ダイバーシティ』という言葉を知っていますか?

『ダイバーシティ』とは、性別・年齢・国籍・人種・民族・文化・宗教・障害、そしてLGBTのような性的少数者といったことを理由に、いわれのない差別、これがないことを目指す社会をつくろうというのはもちろん、こうした相違を個性として尊重するということをこれから目指していくべきだと言われています。

今回の航空会社の問題も、単に障害者差別という話だけではなく、"ダイバーシティ化が遅れていた"という問題として考えていくべきだといいます。

ダイバーシティ化を考えたときに、会社はどうしてもコストを考えてしまいます。

しかし、会社としてはむしろビジネスチャンスだと考えると考え方が変わっていくと先生。

世の中にはいろんな個性の人が存在していて、「一般の人と特別な人」という言い方をしたりしますが、全く特別じゃない人はどこにもいません。

必ずどこかになにかしら違いがある、それを認めていくことがまさにダイバーシティ化。

目に見える障害はすぐにわかりますが、例えば心の障害などはすぐにはわかりません。

心に障害を持っていても、仕事はすごくよくできる人もいるわけで、それを個性として認めることによってそれぞれの会社が伸びていくことにもなります。

今回の問題は、ごく一部の企業が意識が遅れていたというだけではなく、日本社会全体がこの問題に向き合ってダイバーシティ化をどう進めていくかを考えていかなければならない、そう先生は話されました。



岡野先生、ありがとうございました!


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いかがでしたか?

それでは、EVENING COASTERまた明日夕方17時です!

聞いて下さいね♪