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◆ＳＥＬＥＣＴ　ＮＥＷ　ＢＯＯＫＳ

週替わり月一コーナー

毎月第３火曜日は「ＳＥＬＥＣＴ　ＮＥＷ　ＢＯＯＫＳ」のコーナーです！

ご出演頂いたのは、おなじみ☆ブックアドバイザーの山上 昌彦（やまがみ まさひこ）さんです♪♪

さっそくですが、今日ご紹介頂いた本は・・・！

　

　

『もし文豪たちがカップ焼きそばの作り方を書いたら』
（神田桂一 ・ 菊池良 著　宝島社）

　








６月に発売となり、話題を呼んでいるこの本。

その後、ＳＮＳ上では、この本に着想を得た、さらなる別バージョンが
続々と生まれているようです。


そしてこの７月、東京新聞の齋藤美奈子さんのコラムにより、
改めてこの本にスポットライトが当たっているそうなんですが・・・？

　

◆１００人の多彩な文体で綴る、フタ、かやく、湯切り・・・！

この本は、「カップ焼きそばの作り方」がひたすら１００通り載ったもの（＾＾）笑



例えば、もし村上春樹が作り方を書いたら。

①きみがカップ焼きそばを作ろうとしている事実について、僕は何も興味を持っていないし、何かを言う権利もない。
②勝手に液体ソースとかやくを取り出せばいいし、容器にお湯を入れて三分待てばいい。その間、きみが何をしようが自由だ。
③・・・・・・


相田みつをが書いたら、

湯を入れる　五分まつ　湯切りをする
これだけなのに　むずかしい　すぐに食べたい　人間のわたし


他にも、
三島由紀夫が書いたら。太宰治が書いたら。
池上彰が書いたら。星野源が書いたら。松尾芭蕉が書いたら・・・？


読むと、「書きそう！」「わかるわかる！」とうなずいたり、笑えたりする、とても面白い一冊となっています（＾＾）







◆斎藤美奈子さんのコラム


７月１２日の新聞のコラムにて、斎藤美奈子さんがこの本に触れ・・・


もし現首相が書いたら

「いわゆるカップ焼きそばの、作り方につきましてはですね、これはもう、まさにこれは、
そういう局面になれば、お湯を注ぐわけであります。
それをですね、それを何かわたくしが、まるでかやくを入れていないというようなですね、イメージ操作をなさる。
いいですか、みなさん、こんな焼きそばに負けるわけにはいかないんですよ」


官房長官が書いたら、

記者　「もしも総理がカップ焼きそばを作ったらという点について伺いたいのですが」
菅　　「仮定の質問にはお答えできません」
記者　「総理は焼きそばに負けないといっています」
菅　　「まったく問題ありません」
記者　「ですが、焼きそばは食べ物です」
菅　　「その指摘には当たりません」


・・・・
こんな記事を載せたんだそうです。



この記事が瞬く間に広がって、
プロのマンガ家さんが４コマ漫画にしたり、


Ｔｗｉｔｔｅｒ上では、『もしも〇〇がカップ焼きそばの作り方を書いたら・・・』という、
色んな人に当てはめて作った作品が、新たに誕生しているそうです。
オチもあって秀逸な作品ばかりなのだとか・・・・。


おもしろい作品を探してみるのも面白いかもしれませんね。




そんなブームを作ったこの本。
皆さんもぜひ、手に取ってみてくださいね～！！


山上さん、今日もありがとうございました～☆

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さてさて・・・☆本日のEVENING COASTER、いかがでしたでしょうか？