みなさんこんばんは!ADのありさです^^*
梅雨も明け、お子さんたちはいよいよ夏休みがスタート!!
今年はどこに行こうか、何をして遊ぼうか今からワクワクですね♪
しかーし!宿題は計画的に!(笑)
そして今日から2週間、富田アナウンサーも夏休みをいただきます。
・・・と、いうことで!ピンチヒッターは恒例のこの方!
代田和也アナウンサー!!
選曲も富田さんとはまた違った感じで、新鮮だなと思いながら後ろで見守っていました(^^♪
みなさんはいかがでしたか?
ではでは、今日の放送をチェックしていきましょう♪
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月曜コーナー 『 Focus on JAPAN 』
政治、社会、経済、文化の各分野からタイムリーな話題について、コメントしていただきます。
担当して下さるのは、『歴史学(日本史)』がご専門で、皇學館大学 文学部長の岡野 友彦先生。
今日のテーマは『特定外来生物の侵入』について
今年5月、兵庫県の尼崎市で強い毒性を持つ南米原産の特定外来生物・ヒアリが国内で初めて確認されました。その後、東京港・大阪港に次いで名古屋港でもヒアリが確認され、私たちの周辺への侵入が心配されています。
岡野先生の専門は歴史学なので、生物学は門外漢のように思われますが、実はそうでもないとか。
先生は皇學館に来る前に、博物館で学芸員をされていたそうなんです。
博物館は、展示物を食い荒らす虫が一番恐ろしく、特に古文書など紙製品の文化財を扱うときには、虫への対応をしっかり行うそうです。
現在も、博物館資料保存論として授業をされています。その観点から今回お話しいただきました。
ヒアリについてはニュースでも多く取り上げられていますが、それほど恐ろしがることはないのでは、と先生。
過去、発見された当初とてもニュースになった、セアカゴケグモ。これも特定外来生物です。
しかし今では普通にみられるようになり、ヒアリについてもそんなに神経質になることはないと言います。
それよりも、神経質になるあまりアリだといって日本在来のアリを駆除してしまのは逆によくないそうです。
そのほかにも、クビアカツヤカミキリという中国やベトナムなどが原産のカミキリムシがいます。
このカミキリムシは桜や桃、梅の木を内部から食い荒らすため、木が枯れてしまう被害が広がっています。
こうした害虫の侵入が近年急激に増加した背景には、経済のグローバル化による輸入品の増加があります。
そして、2005年から検疫に使われていた臭化メチルという殺虫剤が使えなくなったということが影響していると先生。この臭化メチル、オゾン層を破壊するということで地球環境を損なう恐れがあるそうなんです。
先生が学芸員をしていたころ、文化財の燻蒸といえば臭化メチルを酸化エチレンの混合剤が主流で、虫がいようがいまいが博物館に入ってくるすべての文化財はこれらの薬品で殺虫・殺菌されていました。その効き目は抜群。
しかし、臭化メチルが使えなくなりその代わりになるものはなんなのか、と議論がされました。
最近では、不要不急の燻蒸は避け、目視やトラップなどでモニタリングし、害虫の存在が確認できたときにだけ地球環境に影響のない薬剤で殺虫・殺菌するという方法に変わってきているそうなんです。
これを、IPM(integrated pest management)=総合的有害生物管理といいます。
ただ、IPMは手間がかかります。虫がいようがいまいが、博物館や港に入ってきた荷物すべてに薬剤をかけてしまえば簡単ですよね。でも、その簡単なことをすることで地球環境を破壊することのほうが問題だと岡野先生。
虫が入ってくることはある意味仕方のないことで、私たちが虫ともう少しうまく付き合っていく・・・この考え方がこれがIPMの思想です。
薬剤に頼るのではなく、日常生活の中で有害生物に気を付ける姿勢を私たちみんなが身につけていくことが必要になる、そう先生は話されました。
岡野先生、ありがとうございました!
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さて、お送りしましたEVENING COASTERいかがでしたか?
今日から2週間限定!
☆ SHIROTA COASTER ☆
みなさんよろしくお願いします♪
ぜひぜひメールも送ってくださいね!
この夏の予定やおすすめスポット、グルメ、音楽、映画なんでもどーぞ!
代田さんへの応援メッセージもお待ちしています!!(*'ω'*)
それでは、また明日、夕方17時です!
聞いて下さいね♪