『Focus on JAPAN』⇒やる気の心理学

みなさんこんばんは!ADのありさです^^*

では、さっそく今日の放送をチェックしていきましょう!



.。.:*・゚+.。.:*・゚+.。.:*・゚+.。.:*・゚+.。.:*・゚+.。.:*・゚+.。.:*・゚+.。.:*・゚+




月曜コーナー  『 Focus on JAPAN 』




政治、社会、経済、文化の各分野からタイムリーなテーマをピックアップ。

ご専門の「ポジティブ心理学」の観点からお話しいただきます。

担当して下さるのは、

皇學館大学 文学部 コミュニケーション学科 助教臨床心理士川島一晃先生です。

s-P1100256.jpg


今日のテーマは、『やる気の心理学』

センター試験も終わり受験生の方は少しほっとしているかもしれませんね。

まだまだ試験は残っているかとおもいますが、あともうちょっと頑張ってください!

さて、心理学が専門の川島先生、よく「やる気を出す術を授けて」とやる気についての質問をされるそうです。

最近ではよく"やる気スイッチ"なんて言われますよね。私も欲しいですやる気スイッチ・・・

でも、よく考えてみると『やる気』って不思議な現象だと先生は話します。

やる気になっているときは楽しいし、パフォーマンスも上がります。

研究でも注目されているそうです。

専門的には、「動機付け」「モティベーション」と言うそうです。

やる気についてクラシカルな研究では、外からやる気を出させる『外発的動機づけ』、反対に内側からやりたいとしてやろうとする「内発的動機づけ」という大きく二つが存在します。

簡単に言えば、外発は何かご褒美のためにやる、内発は楽しいからやるということだそう。

心理学のある実験では、外発的な介入が内発的動機を下げるという結果も報告されているそうです。

やる気を出させるにはどんなやりかたが良いのでしょうか・・・?

できるなら、内発的動機づけの方がいいですよね。でもなかなかそこにたどり着かず本人や周りの方も困ったり・・・。

そんな中、中部大学の速水先生の研究によると、自律的動機づけと呼ばれたりもしますが、最初は外からでもいいではないか、最終的に学びたいから学ぶ、やりたいからやる、と自分の内側に動機づけの根源がシフトしていく・・・そういった動機づけのプロセスのようなものがあるのではないかといいます。

s-P1100257.jpg

最初は、ご褒美がもらえるからなど外発的動機づけから入り、

この人素敵だな、(芸能人など)~さんが言っているからやってみよう、などの取り入れ的動機づけ

~さんと同じようになりたいからという同一化的動機づけといったようにシフトしていきます。

これらの違いは、自分で決めてやっているかどうか。

川島先生は、入り口はなんでもいいと話します。

最初からやりたい人はそれでいいし、最初はご褒美から入ったけど面白くなってきたと、このプロセスが大事だそうです。

また、デシという研究者の自己決定理論というものがあり、自分でどれだけ決めているかが大事だといいます。

つまり自分で選び取るということ。

自分で決めてみる練習、これはやる気にもつながってくると思うので、人生や夢を自分で決めて選び取るプロセスにしてほしい、そう話されました。


川島先生、ありがとうございました!


。.:*・゚+.。.:*・゚+.。.:*・゚+.。.:*・゚+.。.:*・゚+.。.:*・゚+.。.:*・゚+.。.:*・゚+



18時22分ごろからはこの番組!

『肺、おさむに聴け! ラジオを聴いてLung Lung Lung』
肺・呼吸器疾患の最新の医療情報を伺います。

日々、最前線で患者と向き合う医師の率直な言葉から、医療にかける思いと可能性を感じてください!

ご出演は、

松阪市民病院・呼吸器センター長 畑地 治先生です!



引き続き、『喘息』のお話です。

喘息の治療は、現在どういったものがあるのでしょうか。

畑地先生によると、吸入薬で必要かつ十分だといいます。

苦しい時に吸う発作の治療薬ではなく、毎日一日に1回あるいは2回吸うような長期管理薬をきちんと吸うようになってから喘息の治療は進歩したといいます。

発作の治療薬は使えば使うほど体に悪く、長期的に見れば喘息を悪化させることもわかっており、長期管理薬できちんと治療することが大切だと先生。

また、症状がない時にも使い続けることが大切だといいます。

ただ最近では、長期管理薬と発作治療薬が一緒になっているものもあるそうなので、お医者さんとよく相談してくださいね。

そして、症状を抑えるだけでなく原因となる炎症を治療することも大切です。

炎症を抑えるためには、吸入薬としての長期管理薬、吸入ステロイドによる治療が最も大切だといいます。

それだけで約9割の患者さんが治ると先生。

しかし1割の患者さんにはそれだけではどうしてもうまくいかないことがあります。

そんな患者さんにはどんな治療があるのでしょうか。例えば特殊な抗体薬。

アレルギーの原因でIGEと好酸球というものがあり、それぞれをブロックする注射や根元からゼロにする注射が市販されているので、それらを使うとよくなるといいます。

ただ、そういう薬は高価なのがネックだそうです。


最後に、生活する上で注意すべき点や患者さんへのメッセージなど伺いました。

「特に言いたいのは主治医の先生とよく相談して、治療を止めるときは止める、続けるときは続けるということを定期的に受診しながらよく相談する。自分勝手に調子がいいからやめることは絶対にしない。それと、生活環境を整える、家の隅々まできれいにすること、あと手洗いうがいの励行、タバコを吸っている人は絶対ダメよということですね。」


これらのことに注意すれば、喘息の発作を起こすリスクは減り安定的な生活を送れるそうです。

何をするにも、主治医の先生とよく相談し治療していくことが大切ですね。


さて、このコーナーでは畑地先生への質問をお待ちしています。

この番組ブログ横のバナーから送ってくださいね!

お送りいただいたメッセージを番組でご紹介させていただいた方には、松阪市民病院 呼吸器センターのオリジナルグッズをプレゼントします!

ぜひ、みなさんからのメッセージお待ちしています!

畑地先生、ありがとうございました!



。.:*・゚+.。.:*・゚+.。.:*・゚+.。.:*・゚+.。.:*・゚+.。.:*・゚+.。.:*・゚+.。.:*・゚+



いかがでしたか?

それでは、EVENING COASTERまた明日夕方17時です!

聞いて下さいね♪