メッセージ＆リクエストみなさんこんばんは！ＡＤのあさみんです＾＾*
ではでは、今日の放送を振り返っていきましょう♪
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第一木曜コーナー 『 Let's Healthy Life』
三重県看護大学 成人看護学 講師
関根 由紀 （せきね ゆき） 先生にスタジオにお越しいただきました。
本日は、みなさんも一度は聞いたことがある心不全についてお話いただきました。
耳にしたことはあるが、詳しくは知らないという方も多いのではないでしょうか？
日本の心不全患者は2030年には130万人達すると言われており、
この背景には、食文化もありますが高齢社会ということがキーとなっているようです。
心不全は、虚血性心疾患といって心臓の病気に由来しているようで、、
みなさんも、急性心筋梗塞で急性心不全になった。ということを耳にされたことがあると思います。
もちろん、高血圧症によってもなるということですが、このように心不全は、心臓などに何らかの問題があり、
心臓の収縮する機能が低下することによって息が苦しくなったり、足などの身体が浮腫むといった症状が現れるということです。
関根先生は、集中治療を必要とされる急性心不全患者さんを対象に調査をしていらっしゃり、
その中で気管の中に管を入れて呼吸を管理することを必要とされた患者さんにお話を伺ったそう。
患者さん方は、心不全になったときに息が苦しく「死を意識する」とおっしゃっていたそう。
そして、管が入っていることで喉に激痛を感じたり、痰を吸引といって吸われることで窒息する苦しみを体験したと語っていたということです。
近年は、管をいれて呼吸を管理するという方法から、マスクをして呼吸管理をする方法が主流となっているようです。
この方法は、お話をすることができたり、お水を飲むことなどができますが、
圧の高い空気が送られてくるためそれに自分の呼吸を合わせることや、マスクを密着させ装着することで不快感や痛みを感じる方もいるということです。
心不全の方は日常生活を送る中で、「息苦しい」といった症状が全員にあるわけではなく、
６～７割の方は症状がなく、症状があるときはかなり進行しているそう。
これは、「隠れ心不全」と呼ばれており、急性心不全になられる方の多くは、
内服を忘れてしまったり、水分を多くとってしまったり、塩分を取りすぎたりすることが原因であることが報告されているということです。
誰にでもあることかもしれませんが、長期に渡りお薬を忘れずに飲み続けることや、塩分に気を付けることなど、
今までの生活行動を変えるというのは、とても大変なことだと思います。
特に心不全患者さんの平均年齢は73歳ということで、長年の生活を変えるのはより大変かも知れません。
これからの季節である夏場は暑く喉が渇きますよね。
そうするとお水を飲みたくなりますが、健康な身体に比べ心臓の機能が落ちている場合は、
水分を多く取りすぎると再び心不全になるという状況に直面してしまいます。
そのため、心不全でご入院もしくは外来通院の際に看護師あるいは医師から適切な水分量について説明があるそうですのでそれを守ることが大切となります。
心臓の機能は心不全になる度に低下するということで、それだけ心不全になりやすく治りにくくなるということです。
そして、心不全になると身体を動かす筋肉が弱くなることや、うつ状態になりやすいこともわかっているそう。
そのため、最近では入院後早い時期にリハビリテーションを行い、身体を動かし身体と心の機能の低下を予防し、
元の日常生活に戻れるような治療が行われているということです。
退院後も続けられますが、早い時期から取り組んでいたとしても立てない方もいらっしゃるそうで。
患者さんが「こんなはずじゃなかった」とか「情けない」と愕然としている様子をみたりされたそうです。
関根先生は現在、初めて立つ際に立てるかどうかをアセスメントするものを作っていらっしゃいます。
臨床の場で活用できたら、初めて立つ際に患者さんが自信を持ちながら回復に向かうことができるのではないかと考えていらっしゃいます！
しかし、心不全は、まずは予防することが大切だということで、
生活習慣病や心不全にならないように自己管理を行うことやご家族の協力を得ることも大切だとおっしゃっていました。
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今日もお聴きいただきありがとうございました！
今週は、日曜日にかけて大雨が降る予報がでています。
みなさんくれぐれもお気をつけて運転なさってください。
EVENING COASTER、次回は 来週月曜、夕方１７時です！