『Focus on JAPAN』⇒七五三とは

みなさんこんばんは!ADのありさです^^


ではさっそく、放送を振り返っていきましょう~





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月曜コーナー
  『 Focus on JAPAN 』



タイムリーな話題をピックアップしてお話しいただきます。

担当して下さるのは、

皇學館大学 元教育学部長で現 特命教授 深草 正博先生です


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今日のテーマは『七五三とは』



「七五三」は、子どもの健やかな成長を感謝・祈願する通過儀礼で、3歳は男女、5歳は男の子、7歳は女の子がお祝いをします。

原形は江戸の中期ごろだといわれ、七五三という呼び名は明治以降に普及したそうです。

数え歳で3歳では、『髪置き』という儀式が行われます。

それまで剃っていた髪を伸ばしたり、髪が白くなるまで長生きするようにと、髪の上に昆布や松の枝、のしあわびなどめでたいものをのせます。

5歳は、人生で初めて袴を着用する『袴儀』を行います。

そして7歳は『帯解き』『帯直し』を行います。

3歳まで着物を結んでいた付け紐(つけひも)から、成人と同じ丸帯(まるおび)をつけ始め、女性として社会の一員となるという意味合いを持っているそうです。


七五三といえば「千歳飴」ですよね。

紅白に色を付けた細長い飴で、松竹梅や鶴亀などめでたい絵柄の袋に入れてありますよね。

細長いのには、長生きするようにという思いが込められていて、大阪で水飴を発明した平野甚左衛門がのちに江戸に出て、浅草寺で売り出したことが始まりなんだそうです。


七五三には民俗的意味があると先生。

これまでお話しいただいているように、陰陽説で3・5・7は陽数で縁起がいい数字。

旧暦の15日は、二十八宿の鬼宿日(=鬼が出歩かない日)で、婚礼以外は何をするにも吉とされていました。また、旧暦の11月は、田畑の収穫を終えて実りを神様に感謝する月

その11月の満月の日である15日に、氏神への収穫と子供の成長に感謝を捧げ、加護を祈るようになったことが、七五三の日の由来といわれているそうです。


また、歴史人口学という研究によりますと、1600年ごろの平均寿命は30歳前後

18世紀では30代半ば、19世紀では30代後半と、現在と比べると平均寿命が半分以下。

これは女性が結婚して子供を産むときの妊産婦の死亡が多かったことによるそうです。

今でももちろん出産は大変ですが、昔は文字通り命がけだったんですね。


当時、「7歳までは神のうち」という言葉があったそう。

江戸時代は乳幼児の死亡がとても多かった時代。7歳までは人ではない、とされていました。

7歳は満5歳半くらい。この歳を過ぎると、人生の最初の厳しい時期を乗り越え、それ以降も50歳あるいはそれ以上生きることが出来たそうです。

そういう意味からも、七五三の七はとても大事な意味を持っていて、人別帳(今でいう戸籍)に登録されたり、宮座に登録されたりしました。

言い方が合っているのかはわかりませんが、7歳で人として認められたり、生物としても生き長らえられるかという一つの大きな節目なんですね。

現代の私たちが考えるよりも、七五三が持つ意味はとても大きく大事なものだったんですね。



深草先生、ありがとうございました。






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18時22分ごろからはこの番組!





『肺、おさむに聴け! ラジオを聴いてLung Lung Lung』



肺・呼吸器疾患の最新の医療情報を伺います。

日々、最前線で患者と向き合う医師の率直な言葉から、医療にかける思いと可能性を感じてください!

ご出演は、

松阪市民病院・呼吸器センター長 畑地 治先生です!



今日のテーマは『治験』


言葉は知っていてもあまりなじみはないと思います。

薬が世に出る前の段階で、患者さんに対し薬を使ってみましょうということです。

もちろん、メリットデメリットがあります。

まずはデメリット。まだ世に出ていない薬なので、はっきりとどういう副作用が出るのか、どのくらい効果があるのかわかっていないこともあります。

そしてメリットも多くあります。

最先端の治療が受けられます。普通では使えないような開発段階の薬が使えます。

今の保険治療での治療に行き詰っている方が、一歩先を行く治療ができれば解決の糸口が見つかるかもしれないのが最大のメリットだと先生。


治療を受ける側としては気になるのは安全面だと思います。

開発段階とは言いますが、治験の段階ではある程度安全性が担保されている可能性が高いそうです。(もちろん100%ではないですが)

最先端の治療を受けようと思うと、かなり高額になってきます。

そんな治療が、お金の心配が少なく受けられる選択肢の一つなんですね。

またこういった治療は三重県の施設ではなかなかやっていないそうですが、畑地先生のところでは喘息やCOPD、肺がんについての治験を行っているそうで、治療に行き詰った時に打開策になるといいます。

そしてこうしたデータがまた新しい薬の開発に役立つんですね。

一歩踏み出してみるのは勇気がいることだと思いますが、まずはお医者さんに相談してみてはいかがでしょうか。




さて、このコーナーでは畑地先生への質問をお待ちしています。

肺のことや他の病気のこと、それ以外でもOKです。

この番組ブログ横のバナーから送ってくださいね!

お送りいただいたメッセージを番組でご紹介させていただいた方には、松阪市民病院 呼吸器センターのオリジナルグッズをプレゼントします!

好評のオリジナルカレンダーも制作予定!

ぜひ、みなさんからのメッセージお待ちしています!

畑地先生、ありがとうございました!





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いかがでしたか?

今日はRADWIMPSの新曲もオンエアされました。素敵な曲ですよね。

今後もたくさんかかると思いますのでお楽しみに♪

それでは、EVENING COASTERまた明日、夕方17時です!

聞いて下さいね♪