『Focus on JAPAN』⇒リンカーンの「ゲチスバーグ演説」

みなさんこんばんは!ADのありさです^^

今日はどんよりした空で気温もあまり上がりませんでしたね。

私も出勤時はコート引っ張り出してきました(;'∀')

暗くなるのもあっという間ですね。


ではさっそく、放送を振り返っていきましょう~




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月曜コーナー
  『 Focus on JAPAN 』


タイムリーな話題をピックアップしてお話しいただきます。

担当して下さるのは、

皇學館大学 元教育学部長で現 特命教授 深草 正博先生です

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今日のテーマは『リンカーンの「ゲチスバーグ演説」』



今日11月19日は、今から155年前にリンカーンの「ゲチスバーグ演説」が行われた日。今日はそれについてお話しいただきました。

背景はアメリカ合衆国の歴史で唯一の内戦である南北戦争

綿花輸出や自由貿易を主張し、奴隷制度を必要とする南部諸州と、工業化で保護貿易を必要とする北部諸州との戦い。

◎ゲチスバーグの戦い

戦争が一進一退のまま、1863年1月にリンカーンが『奴隷解放宣言』を出し、戦争目的を明確にします。このことから内外の世論が北軍に有利に働き、同年7月1日~3日にかかて北軍87000対南軍75000という大戦争が起こります。このとき双方に2万数千人の死傷者が出たそうです。


◎リンカーンの演説

南北戦争中の1863年11月19日、最大の激戦地ペンシルベニア州ゲチスバーグにおける国有墓地の戦没者の慰霊の式典で、リンカーンによってなされたアメリカ史上もっとも有名な演説の一つが今日のテーマである『ゲチスバーグの演説』です。

「87年前我々の父祖たちはこの大陸に新しい国家を打ち立てた。その国は自由の理念により身ごもり、すべての人間は平等に作られたという理念に捧げられた。ここで戦った勇者たちがその生死にかかわらず、われわれの微力がはるかに及ばない次元でこの地を聖なる地としたのだ。栄えある死者たちから彼らが最後の力を振り絞って捧げた大義により一層この身を捧げよう。これら死者たちの死を無駄にしないように、ここにいるわれらは決意を高く掲げる。神のもとでこの国に自由の新たな誕生をもたらそう。そして、人民の人民による人民のための政治は地上から決して滅びない」

一部省略してご紹介頂きましたが、最後の一文はとても有名ですよね。

この一文、戦後GHQのトップとしてマッカーサーが日本に来た時、日本の憲法草案の前文に織り込みます。

現在の日本国憲法の前文には「そもそも国政は、国民の厳粛な信託によるものであつて、その権威は国民に由来し、その権力は国民の代表者がこれを行使し、その福利は国民がこれを享受する。」とあり、ゲチスバーグの演説から憲法の前文が作られているんですね。

私たちに深く関わっていますし、民主主義の本質を示していると先生。

リンカーンの演説の前には、ハーバード大学総長で外交官のエドワード・エヴェレットという人が2時間演説しています。

ですが2時間の演説よりも、そのあとにたった3分間演説したリンカーンの言葉がいまの私たちに届いています。長さではないんですね。



深草先生、ありがとうございました。






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18時22分ごろからはこの番組!




『肺、おさむに聴け! ラジオを聴いてLung Lung Lung』


肺・呼吸器疾患の最新の医療情報を伺います。

日々、最前線で患者と向き合う医師の率直な言葉から、医療にかける思いと可能性を感じてください!

ご出演は、

松阪市民病院・呼吸器センター長 畑地 治先生です!



今日はリスナーさんからのメッセージをご紹介しました。


Q.ノーベル医学生理学賞に日本から本庶先生が選ばれましたよね。話題のオプジーボ、どんなお薬なんでしょうか。この薬には効きやすいタイプの人、効きにくいタイプの人などあるのでしょうか。またどれくらいの人に効果があって、どんな副作用があるのかも教えてください。


『オプジーボ』以外にも、免疫チェックポイント阻害剤という種類の薬は肺がんの領域だと4種類あるそうです。

それぞれ微妙に適応が違いますが、一つ共通していえるのは効くか効かないかはある程度高い確率で予測できるようになってきたということだそうです。

昔はがんは治せなかったと先生。

手術して切除するか、放射線で完全に消してしまわないと、全身に転移しているがんは抗がん剤で抑えることはできても、根治できず一生治療し続けなければなりませんでした。

ところがこの薬、薬を使った方の2割弱の方が薬を使わなくてよくなったといいます。

4期の肺がんは完全に治癒することはできないといわれていましたが、使ってみると治る人がいるといいます。

ついに切除不能の肺がんも、白血病やリンパ腫の方と同じように治る時代に入ってきたと先生。

もちろん、全員がそうとは言えず色んな条件はあると思います。

ただ、ちゃんとした医療機関で必要かつ十分な量の薬を減量することなくきちんと使うことが重要です。

主治医の先生に相談し、自分は効くタイプなのか、また副作用が出やすい人もいますので、きちんと診てもらいながら治療していくことが大切だそうです。

まさに夢の扉への第一歩、ですね。

番組がスタートしてから畑地先生はステージ4でも諦めないでくださいと言っていました。

薬を使って2年後にがんが大きくなって来ない、消えたという方は5年後も消えているといわれています。

実際先生の患者さんにもすでに何人かいるんだとか。


基礎研究が大切だという先生。昔はその研究に日本はたくさんお金をかけていましたが、今では削られる一方。

いまノーベル賞を取っているのは30年前の研究なんだそうです。

今の国のお金のかけ方で日本の研究は大丈夫なのか、20年30年後にノーベル賞を取れるような人が出るのかということを真剣に国として考えなければと畑地先生。

厳しいとは思うが、研究に関するお金は日本も援助してあげてほしい。短期的な結果ではなく、20年後30年後を見据えたお金の使い方を考えていかなければならないのでは、そう話されました。



さて、このコーナーでは畑地先生への質問をお待ちしています。

肺のことや他の病気のこと、それ以外でもOKです。

この番組ブログ横のバナーから送ってくださいね!

お送りいただいたメッセージを番組でご紹介させていただいた方には、松阪市民病院 呼吸器センターのオリジナルグッズをプレゼントします!

ぜひ、みなさんからのメッセージお待ちしています!


畑地先生、ありがとうございました!





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いかがでしたか?

明日は冷えるみたいなのでみなさん暖かくしてお過ごしください(*^-^*)

それでは、EVENING COASTERまた明日、夕方17時です!

聞いて下さいね♪