『Focus on JAPAN』⇒明治維新-文明開化の評価

みなさんこんばんは!ADのありさです^^

12月です。師匠も走る12月。

今年も残りひと月ということで、年末に向けて慌ただしくなりますね。

計画的にこなしていきましょう!・・・特に大掃除(;'∀')


ではさっそく、放送を振り返っていきましょう~




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月曜コーナー
  『 Focus on JAPAN 』


タイムリーな話題をピックアップしてお話しいただきます。

担当して下さるのは、

皇學館大学 元教育学部長で現 特命教授 深草 正博先生です


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先生、おもてなしBOX新入荷のゴールドあんまん食べてます(笑)


今日のテーマは『明治維新-文明開化の評価』



太陰暦から太陽暦への転換により、明治5年の12月3日が明治6年の1月1日となりました。今年は明治維新150周年の年です。旧暦から新暦からへの転換も、明治維新の文明開化・西洋化としての一つの象徴ではないかと先生。

今日は3人の人物を題に明治維新の評価をお話しいただきました。


一人目は福沢諭吉。1835年に生まれ、1901年に66歳で亡くなった大分県の中津藩士。

恰も一身にして二生を経るが如く一人にして両身あるが如し。」とあるように、半分を江戸時代、半分を明治時代に生きた方です。

福沢は3度海外へ渡り、世界は三つに分かれると考えます。

オーストラリアやアフリカなどの「野蛮」、日本やトルコなどの「半開」、ヨーロッパやアメリカなどの「文明」

今後日本はどうあるべきなのか、「鎖国の日本を切り開いて西洋流の文明に導き、富国強兵以て世界中に後れを取らぬようにしたい」と考えていました。

明治政府の方策と明治日本の歩みは、福沢にとっては基本的には是認される肯定的評価だったといいます。


二人目は中江兆民。長崎でフランス学を学び、1871年に留学生として岩倉使節団に加わりリヨン・パリに滞在し、ルソーの著作に触れ影響を受けます。

基本的には西洋文明を学ぶべきとの立場ですが、同時に他の文明の価値を認めようとした人です。福沢と違い「文明」と「野蛮」に優劣をつけませんでした。

「野蛮」をむしろ平常=自然状態とする認識を持っていました。

文明のもたらすマイナス面にも注目し、文明開化は自然や人間性を破壊し明治政府の方向は腐敗・堕落ととらえていました。


3人目は夏目漱石。1900年、文部省よりイギリス留学を命じられます。しかし、神経衰弱となり下宿を転々とします。

漱石は開化とはふたつあるといいます。

1.種々の発明・器械力によって労力を節約する方向

2,気ままに勢力を費やしたいとする娯楽の方向

これらが経となり緯となり千変万化して今日の社会が出来てきたといいます。

しかし、それなら生活が楽になっているはずですが彼はそう考えません。

「生存競争から生ずる不安や努力に至っては決して昔より楽になっていない、否昔よりかえって苦しくなっているかも知れない」

漱石は明治維新について、種々の工夫、智慧を絞って発展、心理的苦痛から論じれば今も昔も変わりないとし、『開化の一大パラドクス』という言い方をしています。

当時は、西洋的近代化を取り入れないと日本が国際社会でやっていけないという側面があったと先生。

それから150年経ったいま、もう一度この3人を改めて現代から見直して検討するということがこれからの日本の在り方を考えるのに必要なのではないかと話されました。



深草先生、ありがとうございました。




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18時22分ごろからはこの番組!




『肺、おさむに聴け! ラジオを聴いてLung Lung Lung』

肺・呼吸器疾患の最新の医療情報を伺います。

日々、最前線で患者と向き合う医師の率直な言葉から、医療にかける思いと可能性を感じてください!

ご出演は、

松阪市民病院・呼吸器センター長 畑地 治先生です!




畑地先生がこの番組をスタートさせたきっかけともいえる病気、COPD。

実はなんと、松阪での認知度がすごいことになっているそうです!

2015年には18%しかなかったCOPDの認知度

昨年は39%に上がり、今年はなんと52%に!

市が行っている3000人のアンケート調査に基づいた結果なので、正確性は高いといいます。

しかしまだまだ全国的には存在すら知らない方が多い病気。インターネット調査では25%くらいを推移しています。

ところが国は健康増進法の中で、COPDの認知度を2022年までに80%にするという

目標が・・・松阪市も18%しかなかったので先生たちも危機感を抱いたそうです。

松阪市の協力、医師会や薬剤師会、検査技師の先生がたの協力により、講演会などの機会を作って頂いて52%まで上げることが出来ました。

80%といわず、100%を目指して、今後もCOPDを広める活動をしたいと先生。

認知度が上がるという事は、病気に対しての理解が深まり予防に対しても考えるようになります。

COPDの患者さんが病院を受診するきっかけになるといいます。

最近では「COPDかもしれないから診てくれ」という方が増えたそうです。

病気のことを知って、自分がそうかもしれないと思ったら受診していただいて、少しでも病気の進行を防いで元気な生活を送って頂きたいと畑地先生。

COPDは

「たばこによって起こる肺の病気」「息を吐くときに息が吐きにくくなる」

この二つを覚えておけば、ほぼCOPDの説明がつくことになるそうです。

みなさんもぜひ覚えておいてくださいね。




さて、このコーナーでは畑地先生への質問をお待ちしています。

肺のことや他の病気のこと、それ以外でもOKです。

この番組ブログ横のバナーから送ってくださいね!

お送りいただいたメッセージを番組でご紹介させていただいた方には、松阪市民病院 呼吸器センターのオリジナルグッズをプレゼントします!

大好評オリジナルカレンダー、今年も制作中ですよ☆

みなさんからのメッセージお待ちしています!

※住所などの記載漏れの方が多々いらっしゃいます。メッセージを紹介してもグッズが送れませんので、忘れずに記入をお願い致します!



畑地先生、ありがとうございました!




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いかがでしたか?

それでは、EVENING COASTERまた明日、夕方17時です!

聞いて下さいね♪