津市 西尾梨園

津市久居は"梨の里"として知られています。
その始まりは明治の末、井戸山地区での栽培から。
百年を超える歴史の中で、梨づくりはこの地の暮らしとともに受け継がれてきました
今日は西尾梨園の西尾友秀さん、美和さんにお話を伺います。

PXL_20250830_040328210.jpg

夏の訪れを告げる『幸水』。
そして秋口に味わえる『豊水』。
『秀玉』や『あきづき』といった品種が育てられ、久居の大地に季節の彩りを添えています。

PXL_20250830_040105614.jpgPXL_20250830_040051323.jpg

土づくりに始まり、剪定や1つの実を大きく育てるための摘果、そして袋掛けといった丁寧な作業。
そのすべてが、安全で甘く、みずみずしい梨を実らせるため。
1年を通して梨の木と向き合います。

PXL_20250830_040055845.jpgPXL_20250830_040029156.jpg

今年の夏は、雨が少なく、暑さも厳しい日が続きました。
自然の恵みと向き合う梨づくりは、とても大変です。
それでも一つひとつの実に目をかけ、愛情を注ぎます。

風土に活かされる梨作り、静かな覚悟と、果実に託す祈りがそこにあります。

津市 西尾梨園 西尾友秀さん 美和さん