濱中倫代さん

尾鷲市の最南端に位置する梶賀町。
ここで、100年以上も前から作られてきたのが「あぶり」です。
今日は、このあぶりを作り続けているお母さん、濱中倫代さんがお客様。
早朝、市場にあがったさばこと呼ばれる小サバをじっくりとあぶって燻製に仕上げていきます。

濱中さんの相棒が榎本まつよさん。
多い時は1日、100キロ、180本ものあぶりを作るそう。
同級生の2人は、手を休めることなく、小サバを串に差し、魚をあぶって
いきます。
そして、金色に輝くあぶりが次から次へと焼き上がります。

話をしながらも濱中さんは、串から目を離すことはありません。
串を返しながら仕上がり具合をたしかめます。
この作業を38年間やり続けています。

梶賀に伝わる伝統食 あぶり。
この味を守り続けることが濱中さんの使命。
力強い言葉が、心にしみます。

濱中倫代さん
電話090(2571)9292

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