丹生大師 神宮寺

かつて宿場町として栄えた多気町丹生、和歌山別街道沿いの家には屋号がかかれた看板がかけられています。
今日は、丹生大師と地元の人に親しまれている『丹生大師 神宮寺』副住職の岡本祐真さんがお客様です。

「それ仏法遥かに非ず。
心中にして即ち近し。」
簡単に言うと、仏様の教えは、「遠いところではなく、一番近い、自分の心の中にありますよ」という言葉です。
その『仏法』を『幸せ』に置き換えて、
「それ幸せ遥かに非ず。
心中にして即ち近し。」

という言い方もできると思います。
自分たちがもとめる幸せは、外に求める物ではなく、実は心のあり方にあるんだよ、という意味の言葉です。
今は情報が氾濫して、自分自身がどう見られているとか、他人の行いを見ることが多くなったと思いますが、実は一番大切なのは、自分の心の在り方なんだということを、弘法大師様は説いておられます。
自分の心の中に気持ちを向けてみることが、日々生きていく中で必要なことだと思います。

丹生大師 神宮寺

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