今回は志摩市にある『Rays Farm』のファームオーナー、レイさんがお客様です。
志摩の太陽が降り注ぐ農園には、今、冬の野菜が元気よく育っています
笹薮だった荒廃農地を、今から十数年前に夫と二人で開墾し、家庭菜園から始めた農家でした。
野菜づくりを、種から始めることが楽しくて、また美味しいし。
だんだんと量が採れるようになったら近くのスーパーに卸して、いろいろな方に食べてもらって「美味しいよ」って言ってもらえるのが嬉しくて、どんどんどんどん。
農業というより、家庭菜園の野菜づくりから入った農家でしたので、世間の人から、「農業は大変やろ?」「きついやろ?」と言われますが、全然そういう気持ちがなく農業に入りました
知人を通じて、東京在住のTatz Miki(タツミキ)氏とつながったんですね。
今現在も、その方から栽培方法や染色の方法、さまざまなことすべての教えを受けています。
その方が、植物由来のインディゴ・染料の普及を目指すというプロジェクトを6年前に組まれていました。
コンセプトが『色の農業』。
私たちは食べるもの、野菜しか育てていなかった農業でしたが、そのときに染色するインディゴの植物をたくさん、日本各地で世界各地で育てて、色の農業をしてもらおうというものだったんですね。
それを知って面白い!と思いました。
そのころは気仙沼だったり、伊勢志摩はウチだったり、九州の方にもあったと思います。
Tatz Miki氏がいろいろなところに種を配ってチャレンジしていたわけなんです。
ですから、体験を始めたのは本当に最近の話で、今年の夏から染め体験が本格的に始まりました。
毎年、7月から9月半ばまでは、たで藍の葉っぱを摘むところから始まります。
生(なま)葉染(ばぞ)め、たたき染めが体験できます。
今の季節は乾燥葉を使っての藍染め。
素敵な青色が生まれます。