ローマ神話の果実の女神、『ポモナ』。
その名前を取って新しい農法に取り組む農場が『ポモナファーム』。
多気町丹生に36棟のハウスが並び、トマトやと唐辛子などの野菜が作られています。
今回は、ここで働く青木樹さんがお客様です。
ポモナファームで働く人の平均年齢は25歳。
それをサポートする人。ともに考える人。
若い力が明日の農業を担っています・
ポモナファームでは、いま、問題となっている環境問題に、農業の方面から立ち向かっていこうということを掲げていて、できるだけ水を使わない、肥料や農薬を抑えるという方法を用いて、野菜を育てています。
水のことで言えば、海水が増えて来ている中で、真水がだんだん減ってきています。
農業で使っている真水が大半を占めているため、真水の量が減ってしまうと、私たちが使う真水の量も減ってしまいます。
できるだけ農業で使う真水を抑えることによって、自分たちの生活もうそうですし、海水から真水に変換することはできるので、そこからの利用なども考えています。
栽培技術として、できるだけ与えないという方法をとっていて、与えるとしても1つの株に対してペットボトルのキャップ1杯分程度。
特殊なマットに垂らすことで、水を広げるという技術を用いて栽培しています。
こういう技術も、取り入れていきたいと言ってくれる農家さんや、連携したいと言ってくれる農家さんがいて、すでに始めています。
この栽培方法をポモナファームで確立することができれば、連携してくださった農家さんも新しい技術提供としてできるので、今後にも期待できると思っています。