毎週金曜日 16:45~16:55 子育て、教育に関する保護者のみなさんからの悩みや質問に答え、アドバイスを送る相談室を設けます。 皆さんからの質問や感想などメールでどんどんお寄せください。また、タイムリーな安藤大作からのメッセージもお届けします。

息子のやる気スイッチはどこにあるのでしょうか

今週も、番組をお聴きいただきありがとうございました。
今週は、ラジオネーム がっかりパパさん からのご相談でした・・・

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先生、こんにちは。夏休みが始まりますが、中2の長男のことで心配している父親です。
 うちの子は普段からあまりメリハリのある生活ができるタイプではなく、休みの日は放っておくとずっとダラダラしています。
「夏休みになったら、いったいどうなるんだろう...」と、親としては不安です。
 ただ、一つだけ違うのがサッカーです。
サッカーの練習の日だけは、自分から進んで準備をして、本当に元気よく出かけていきます。でも、所属しているクラブでは、学校の成績が悪いと練習に参加できない決まりがあります。正直、成績はあまり良いほうではありません。
「大好きなサッカーを続けたい」という気持ちを勉強にもつなげてくれたらいいのですが、なかなか思うようにはいきません。子どもの「やる気スイッチ」は、いったいどこにあるのでしょうか。夏休みを前に、親としてどんな声かけをすればいいのか、先生のアドバイスをいただけたらうれしいです。
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安藤先生からのアドバイスです
子どもが何かに夢中になるきっかけは、決して特別なものではありません。
例えばサッカーも、始めたばかりの頃は思うようにボールを止めることも、蹴ることもできません。リフティングも最初は一回も続かないことがほとんどです。
それでも、少しずつボールの扱い方や蹴り方を覚え、リフティングが5回、10回、20回と続くようになると、「できるようになった」という実感が生まれます。そして、「もっとできるようになりたい」「自分にもできるかもしれない」という気持ちが芽生え、自然と夢中になっていくのです。
さらに50回、100回と記録を伸ばしていく過程で、子どもたちは挑戦する楽しさや成長する喜びを味わいます。
夢中になる力は、最初から持っているものではなく、「できた」という小さな成功体験を積み重ねる中で育まれていくものなのです。
中学生の夏休み、本当に大切なのは「生活リズム」です
中学生の夏休みで最も気をつけたいのは、生活リズムが崩れてしまうことです。
スマートフォンやSNSなどによって、やりたいことを好きな時間にできる環境がある今だからこそ、「やるべきことを後回しにする習慣」が身についてしまうことが、夏休み最大のリスクと言えるでしょう。
だからこそ、まず大切にしたいのは、勉強の量ではありません。
決まった時間に起きること。部活動や練習に行くこと。帰宅したら食事や入浴を済ませ、夜はしっかり眠ること。この当たり前の生活習慣こそが、夏休みを充実させる土台になります。
特に中学2年生、中学3年生は、生活リズムが崩れやすい時期です。また、中学2年生の夏は、部活動で自分たちが中心となり、勉強への意識を持ちにくい時期でもあります。それは決して珍しいことではありません。
だからといって、「勉強か部活か」の二者択一で考える必要はありません。
大切なのは、小さな目標を一つずつ積み重ねることです。「次の模試までにここだけは終わらせよう」「今週はこの科目をやってみよう」といった、達成できる目標を設定しながら、部活動にも全力で取り組む。その積み重ねが、無理なく学習習慣を育てていきます。
親が繰り返し言うと、子どもには「口うるさい」と受け取られてしまうこともあります。そんな時は、塾の先生や学校の先生、信頼できる大人など第三者の力を借りるのも一つの方法です。客観的な立場から目標を一緒に考えてもらうことで、子ども自身も前向きに取り組みやすくなります。
夏休みは、勉強だけを頑張る期間ではありません。生活の土台を整え、小さな成功体験を積み重ねながら、クラブチームの練習も学習も充実した時間にしていくことが、充実した夏休みへの一番の近道です。

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