毎週金曜日 16:45~16:55 子育て、教育に関する保護者のみなさんからの悩みや質問に答え、アドバイスを送る相談室を設けます。 皆さんからの質問や感想などメールでどんどんお寄せください。また、タイムリーな安藤大作からのメッセージもお届けします。

双子の姉妹のライバル心が激しい

今週も、番組をお聴きいただきありがとうございました。
今週は、ラジオネーム るーべーさん からのご相談でした・・・

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安藤先生、向原さんこんにちは。
中学1年生の双子の女の子の母です。2人とも仲はいいのですが、とにかくライバル心が強くて、勉強もスポーツも何でも競い合います。成績も運動も、どちらかが上というわけではなく、いい意味でごぶごぶなので、それは微笑ましく見ているのですが......。問題は、負けた方がいつまでも「本当は私の方ができていた」とか「○○だったから負けた」などと文句を言い続けることです。それが毎回なので、最近は聞いている私の方が少し疲れてしまいました。先生がこれまで関わってこられた生徒さんの中にも、こういう強いライバル心を持った双子や兄弟はいましたか?また、親はこういう時、どこまで間に入った方がいいのでしょうか。
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安藤先生からのアドバイスです

大切なのは、「だから、あなたはあなたなんだよ」ということを、しっかり伝えてあげることです。
そのために、まずしてほしいのは、一人ひとりと別々に話をすることです。
ここでいう「話す」というのは、その子の気持ちや声を、きちんと聞いてあげるということ。
お母さんから見ると、「どうも相手と張り合っているな」と感じることもあると思います。でも、そこでいきなり「比べなくていいよ」と言うのではなく、「どうしてそんなに負けたくないの?」「どんな気持ちなの?」と、その子の気持ちを聞いてみるんですね。
すると、「絶対に負けたくない」「負けると悔しい」「相手に負けると、自分のほうがダメな人になったような気がする」など、その子なりの思いが出てくるかもしれません。
まずは、その気持ちをしっかり受け止めてあげることです。

そして、その上で、
「でもね、あなたには、こういうところが本当にいいところだよ。それは誰かと比べて優れているということではなくて、あなた自身の素敵なところなんだよ」
と伝えてあげる。
つまり、相手と比べてどうかという話ではなく、その子自身の話をするということなんです。
「もう一人の双子の子と比べてどうか」でもないし、「ほかの子と比べてどうか」でもない。
双子であっても、一人ひとり違う人間です。一人ひとりに、それぞれの人格があり、それぞれの良さがあります。
だから、お母さんから、
「あなたたちは双子として生まれてきたけれど、お母さんは一人ひとりの人間として、あなたたちを見ているよ。それぞれに、それぞれのいいところがあると思っている。だから、相手と比べてどうかなんて、お母さんにとっては、それほど大事なことじゃないんだよ」
と、ゆっくり、しっかり伝えてあげる。
ただし、最初から正論を言うのではなく、まずは「どんな気持ちなの?」と聞くこと。
その子の気持ちを受け止めてから、「お母さんは、あなたのこういうところが好きだよ」と伝える。
そうやって、一人ひとりと向き合うことで、「私は私でいいんだ」と思える安心感につながっていくのだと思います。

双子だから同じではない。
双子だからこそ、一人ひとりを別々に見てあげる。
そして、「あなたは、あなたでいいんだよ」ということを、何度でも伝えてあげてほしいですね。
そして、今は中学1年生ということですが、これから高校、大学、そしてその先へと進んでいくと、だんだん世界が広がっていきますよね。
そうすると、もう双子同士だけを比べているような世界ではなくなっていきます。たくさんの人と出会い、いろいろな人と関わりながら、自分の道を歩いていくことになります。
その中で大切になってくるのが、「自分はどういう人間なのか」「自分は何を大切にして、どう生きていきたいのか」ということなんですね。
つまり、「自分」という一人の人格を、ちゃんと大切にできることです。
ただ、双子の場合、小さい頃からどうしても「二人で一つ」のように見られることが多かったと思うんです。
だからこそ、ちょうど今くらいの時期から、
「あなたはあなたなんだよ」 「あなたには、こんな素敵なところがあるよ」 「お母さんは、二人を比べて見ているんじゃなくて、それぞれ一人の人間として見ているよ」
ということを、しっかり伝えていくことが大切だと思います。

12歳、13歳というのは、自我が芽生えて、自分自身を意識し始める時期でもあります。
これから先、自分らしく歩いていくためにも、
「あなたは一人の人間として素晴らしいんだよ」 「ここがあなたのいいところだよ」 「お母さんは、あなたのこういうところが大好きだよ」
ということを、一人ひとりに伝えてあげる。
誰かと比べて「あなたのほうが優れている」という話ではなく、その子自身の存在を認めてあげることなんですね。

双子だから同じではない。
双子だからこそ、それぞれ違う。
そして、その違いこそが、その子らしさなんだと思います。
これから世界がどんどん広がっていく中で、「私は私でいい」と思えることは、大きな力になります。
だから今、一人ひとりに「あなたはあなたでいいんだよ」と伝えてあげることが、これから自分の人生を歩いていくための、大切な土台になるんじゃないかなと思います。
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