毎週金曜日 16:45~16:55 子育て、教育に関する保護者のみなさんからの悩みや質問に答え、アドバイスを送る相談室を設けます。 皆さんからの質問や感想などメールでどんどんお寄せください。また、タイムリーな安藤大作からのメッセージもお届けします。

中3のこの時期にバスケットの強豪校へ進学したいと言い出した息子。それも小学校以来やっていないバスケット、大丈夫なんでしょうか?

今週も、番組をお聴きいただきありがとうございました。
今週は、ラジオネーム 秋の風さん からのご相談でした・・・

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安藤先生こんにちは。いつも聞いています。中学3年生の息子を持つ母です。
息子は小学校6年生までバスケットボールをしていましたが、途中で嫌になり、中学では卓球部に入りました。
ところが、この時期になって突然「高校ではバスケをやりたい。それも強豪校に行きたい」と言い出しました。本人の気持ちは応援してあげたいと思うのですが、正直、バスケの技術はそれほど高くありません。それに、強豪校となると朝も早く、帰宅も遅くなり、勉強との両立も難しくなるのではないかと心配しています。
高校受験の成績については今のところ問題ありませんが、その先の高校生活を考えると、親としてはあまり賛成できません。
本人の意思を尊重して挑戦させるべきなのか、それとも現実を考えて別の道を考えさせるべきなのか......悩んでいます。また、息子は父親のことを怖がっているため、主人と、この話をすることを避けています。主人は本人が自分にきちんと話をしてきたら自分の考えをいうと言っておりますが、、あ~難しい問題です。
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安藤先生からのアドバイスです                             
まずは、本人が「なぜ高校ではバスケットをやりたいのか」、しかも「強豪校に行ってバスケットをやりたい」と言い出したのは、なぜなのか。そこを確認することが大切だと思います。本当に心からそう思っているのか、それとも、何かの刺激を受けて、ふと思ったことなのか。今の段階では、どれくらいの熱量があるのかは、まだ分かりませんよね。以前は、なぜバスケットが嫌になったのか。そして、今回なぜ、またやりたいと思ったのか。以前嫌になった理由は、もうなくなったのか。それとも、それを乗り越えてでも強い高校でバスケットをやりたいと思うほどの気持ちがあるのか。
そこを一つ一つ、本人に確認していくことが大切だと思います。
例えば、希望している高校の練習を実際に見学してみる。練習風景を見るだけではなく、どんな生活リズムになるのか、本当にその生活を続けられるのか、厳しい練習に耐えられるのか。そういう現実の部分も、自分自身で確かめてみることです。そして、本当に大変なときに、「自分は何のためにバスケットをやるのか」「その先、自分はどうなりたいのか」という目的が、自分の中ではっきりしているのか。           そういった質問を何度も繰り返しながら、本人の中に揺るがない気持ちがあるのかを確認していく。「自分はこうなりたい。そのためには、どんな生活リズムでもやり抜く。大変なことがあっても耐え抜くんだ」という、強い気持ち、強い言葉、そして強い覚悟があるのか。まずはそこを確かめることだと思います。
そして、本当にそれだけの覚悟があるのであれば、本人自身が、お父さんに自分の気持ちをしっかり伝えるようになると思います。ただ、そこまでの覚悟が本当にあるのか。そこは、焦らず一つ一つ確認していけばいいんです。

お父さんに自分の気持ちを伝えた後は、実際には大変な毎日が待っているかもしれません。バスケットの練習も厳しいでしょうし、生活リズムも大きく変わるかもしれない。それでも「自分はやり切るんだ」という約束を、本人と親御さんとの間できちんとしておくことも大切だと思います。
もちろん、本人の気持ちは尊重してあげたいですよね。もしかすると、いろいろ調べたり、実際の練習を見たりする中で、「自分にはそこまでの覚悟がなかった」と本人が気づくかもしれません。

一方で、どんなことを知っても、どんなことを言われても、「それでも自分はやりたい」という、本当の覚悟を自分の中で見つけるかもしれません。もし本当にそこまでの覚悟があるのであれば、「お父さんに自分の気持ちを伝えてみたらどうか」と言えると思います。そして、希望する高校の練習や生活リズムについても、自分で調べてみる。「こういう環境でやりたい。お母さんには、こういう協力をしてほしい」と、本人から具体的に話してくるようになることも大切です。
逆に、そこまでの行動が伴っていないのであれば、まだ気持ちがそこまで固まっていないのかもしれません。
本当に自分でそう思っているのであれば、一つ一つ自分で調べ、考え、行動して、前に進んでいくものだと思います。

ですから、今すぐ結論を出すのではなく、まずはその確認作業を丁寧にやっていくこと。そして、親子ともに「ここまで確認して、それでもやりたい。これなら大丈夫だ」と納得できたときに、その先の道が開かれていくのではないかなと思います。
まだ今は、その一つ前、二つ前の段階だと思います。だからこそ、これから一つ一つ確認しながら、本人の気持ちと覚悟を確かめていくのがいいのではないでしょうか。
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